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ABC分析(応用行動分析)~C(結果)へのアプローチ~生徒指導|教育

ABC分析(応用行動分析)~C(結果)へのアプローチ~生徒指導|教育

【生徒指導】【ABC分析】についての記事は以下です。

今回は、

C(結果)へのアプローチです。

これは、

『結果を変える』

という方法になります。

『授業中に教室を飛び出す男の子』の例だと、

A『授業がわからない』→B『教室を飛び出す』→C『先生に叱られる』

この中のC『結果』を変えることで、

B『行動』を変える方向にもっていくのです。

例えば、『先生に叱られた』という結果があったとします。

しかし、この結果が本当に授業を飛び出した子にとって、

行動の『弱化』になっているのかよく見る必要があります。

もしかすると『教室を飛び出す』という行動によって、

・先生が追いかけてきてくれる

・授業がつぶれる

・周りの友達に注目される

など、本人にとって成功体験(=強化)になっているかもしれません。

ここでC『結果』を変えてみます。

例えば、飛び出した子に対して、『何もしない』という結果に変えます。

その代わりに、

何もアプローチせず授業に参加してくれる子をほめて楽しい時間にしてみるという方法もあります。

そうすると、

飛び出した子にとって、

A『授業がわからない』→B『教室を飛び出す』→C『何もおきない・授業はつぶれない・楽しそうな場面にならなかった』

と、飛び出したことが失敗体験に変わります。(=弱化する)

結果、『授業を飛び出す』という行動は減り、

『教室で授業を受ける』という行動が増えます。

このように、

『結果を変えて、行動を変える』という方法が、

C(結果)へのアプローチになります。

次回は、ユニバーサルデザインの学級づくりへの活用についてです。

<参考書籍>
前田智行著『ユニバーサルデザイン学級への6原則』【教育報道出版社】



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