Chiba

気がつけば41歳

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気がつけば41歳

記事一覧

花火がうつくしくて泣いた夜

雨にぬれるコンクリートに腰掛け 傘をさしながらその時を待っていた 予定時刻ちょうど  ゆらゆらと天に昇りはじめる火の玉 ぱっと煌めき視界におさまりきらないほどに…

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2年前

心の隙間

春を前に持ち上がった配偶者の引っ越し騒ぎもおさまり 娘は春休みで実家へ 時間ができたわたしはまた心の隙間なんてことを考え出す 40歳の孤独を埋めてくれた音楽に加え…

Chiba
2年前

祝福

生まれた日を おめでとう  と言ってもらえる相手がいることも おめでとう と言える相手がいることも 永遠には続かない とても尊く幸せなことなのだろう 41回目の誕…

Chiba
2年前
2

1年

SSW2020の配信で浅岡さんの声に心がふるえたあの日から、もう1年ほどが経つ SSW2021は絶対に会場で参加して、あの唄声を大阪城の夕焼けの下で聴くんだ、と強く思った そ…

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2年前

たいせつなもの

好きな音楽 映画 本  人生を豊かにするかけがえのないものたち 受け手としての自分の器の状態によって その響き方は カタチを変えるけれど 10代から40代を迎える現…

Chiba
3年前
2

Re:start

いつか いつか と願っていた夢が叶ってしまった 浅岡さんの音楽をこの目と耳で感じたい  という夢 わたしがCDや配信ライブで心奪われていた浅岡さんの歌声 ライブ…

Chiba
3年前

うつくしいもの

流れつづけるTwitterの世界 少し休みたい そう思って立ち止まっている間にも どんどん流れゆくタイムラインの速さについていけなくなり もう追いつけないほどに遠く離…

Chiba
3年前

自由

今さらながら 自分の社会性のなさを実感している 仕事はコロナの影響で在宅と出社が五割ずつ 他者との関わりが著しく減っている わたしにとってはありがたいこの平穏な…

Chiba
3年前

2021

2021年の幕開けとともにわたしを考えさせる三つの言葉 「普通」「幸せ」「貧困」 最寄り駅へ向かう年の瀬の朝  道端で20年ぶりに声を交わした同級生は 「普通」ではな…

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3年前

孤独を埋めるもの

人の心の何か足りない部分を埋めるべきは 恋人でもなければ親でもない そうだろう 大好きなミュージシャンの紡いだ歌詞の先を 自分自身で考えていかなければ  2020年…

Chiba
3年前

40歳の孤独

きっと暇なのだと思う 孤独感と虚無感に包まれてひとりモヤモヤしていられる時間がある そういうことなのだろう 仕事は以前に比べて体力的にも精神的にも負担の少ない職…

Chiba
4年前
2

きっかけ

それは本当に偶然のできごと 長らく音楽から遠ざかっていた フジロック サマソニ ライブハウスからコンサートホール  音楽のために心を弾ませ遠征することから遠ざか…

Chiba
4年前
花火がうつくしくて泣いた夜

花火がうつくしくて泣いた夜

雨にぬれるコンクリートに腰掛け

傘をさしながらその時を待っていた

予定時刻ちょうど 

ゆらゆらと天に昇りはじめる火の玉

ぱっと煌めき視界におさまりきらないほどに広がる光に時が止まる

夜の空気を揺らす振動と内臓に響くような低い爆発音が後を追う

人々の歓声

ちらちらと水面に落ちる火花

うつくしさに涙が流れた

40代になると花火がうつくしくて泣くこともあるんだな とぼんやり思う

花火

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心の隙間

心の隙間

春を前に持ち上がった配偶者の引っ越し騒ぎもおさまり

娘は春休みで実家へ

時間ができたわたしはまた心の隙間なんてことを考え出す

40歳の孤独を埋めてくれた音楽に加え

5月6月と夢のようなライブチケットが「ご用意された」とのこと

心を満たす音楽に囲まれているこの幸せな現状で

なぜまた隙間を埋めたくなるのか

隙間はあるのか

もう埋まっているのではないか

お金があれば埋まるのか

きっと

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祝福

祝福

生まれた日を

おめでとう 

と言ってもらえる相手がいることも

おめでとう

と言える相手がいることも

永遠には続かない

とても尊く幸せなことなのだろう

41回目の誕生日

B'zPARTYからのバースデーカードと

献血のラブラッド会員メール

ただ2つだけ

お金と血液からもらえた祝福

その心境を伝えたら娘が救いの一言をくれた

お母さんおたんじょうびおめでとう

あとは自分で自分

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1年

1年

SSW2020の配信で浅岡さんの声に心がふるえたあの日から、もう1年ほどが経つ

SSW2021は絶対に会場で参加して、あの唄声を大阪城の夕焼けの下で聴くんだ、と強く思った

その割に情報収集が甘かった今年

気づけば大柴さんひとりのSSW2021は終了していた

きっと素晴らしく熱い熱い時が流れていたに違いない

今年は叶わなかったけれど、2022はきっとまたみなさんの音楽が唄声が、そしてギター

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たいせつなもの

たいせつなもの

好きな音楽 映画 本 

人生を豊かにするかけがえのないものたち

受け手としての自分の器の状態によって

その響き方は カタチを変えるけれど

10代から40代を迎える現在まで

わたしはいくつかの大切なものに出会いに

背中を押され 支えられてきた

一時的に熱を上げすぎると静かに冷めてゆき あんなに響いたものが響かなくなる ということが多々ある中で

AllyMcbeal

恋のチカラ 

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Re:start

Re:start

いつか

いつか

と願っていた夢が叶ってしまった

浅岡さんの音楽をこの目と耳で感じたい  という夢

わたしがCDや配信ライブで心奪われていた浅岡さんの歌声

ライブで聴くそれは 

想像をはるかに上回るほど魅力的で不思議な力にあふれていた

心動かされる美しさが目の前で奏でられる

この素晴らしくただただ尊い時間を過ごせたことで

また今ここからがんばっていける

そんな力をもらえるライブだ

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うつくしいもの

うつくしいもの

流れつづけるTwitterの世界

少し休みたい

そう思って立ち止まっている間にも

どんどん流れゆくタイムラインの速さについていけなくなり

もう追いつけないほどに遠く離れてしまったな と ふと感じる

改めて自分の熱量と経済力の不足を実感して音楽からも遠ざかる

それでもなんとかイヤホンを耳に押しこみ

再生

からだじゅうに響く声にまた心を奪われる

なんてきれいな声なんだろう

うつくし

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自由

今さらながら

自分の社会性のなさを実感している

仕事はコロナの影響で在宅と出社が五割ずつ

他者との関わりが著しく減っている

わたしにとってはありがたいこの平穏な暮らしも

母親として 学校 学童 町内児童クラブなどとの関わりからは逃れられないのだ

普通ならば仕方がないと受け入れるべき社会的活動

ついつい悪いクセが出て 

それすらからも逃げようとした愚かな40歳

結果逃げられず ひと

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2021

2021年の幕開けとともにわたしを考えさせる三つの言葉

「普通」「幸せ」「貧困」

最寄り駅へ向かう年の瀬の朝 

道端で20年ぶりに声を交わした同級生は

「普通」ではないその人生は「幸せ」なのか

という問いをわたしに投げかけてきた

そして統計で計算される数字によると

将来設計を描くことなく40歳を迎えてしまったわたしが大黒柱である我が家は相対的「貧困」世帯に定義される

20年違う世界

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孤独を埋めるもの

人の心の何か足りない部分を埋めるべきは

恋人でもなければ親でもない そうだろう

大好きなミュージシャンの紡いだ歌詞の先を

自分自身で考えていかなければ 

2020年晩夏

ふんわりとした孤独感を払拭すべく

わたしは40歳を目前に意気込んでいた

けれど音楽をふたたび聴きはじめ

「肌荒れ」という言葉では片づけられないほどにひどくなった顔の状態に悩まされ

痛みと絶望感と真っすぐ向き合い

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40歳の孤独

きっと暇なのだと思う

孤独感と虚無感に包まれてひとりモヤモヤしていられる時間がある

そういうことなのだろう

仕事は以前に比べて体力的にも精神的にも負担の少ない職種に変わった

小さな命は気がつけば私の手を振りほどき 自分の世界へと羽ばたいていく時期がきっともうすぐそこにきている

そしていちばんの悩みのタネである我が配偶者は Covid-19により母国から戻って来られないまま半年以上が経つ

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きっかけ

それは本当に偶然のできごと

長らく音楽から遠ざかっていた

フジロック サマソニ ライブハウスからコンサートホール 

音楽のために心を弾ませ遠征することから遠ざかってどのくらいだろう

音楽とともにはじまり音楽とともに終える毎日は いつ途切れてしまったのだろう

無意識に音楽を口ずさみながら過ごす時間

頭に流れる音楽に心奪われながら過ごす一日

そんな日々は一体いつわたしの毎日ではなくなって

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