SEKAI NO OWARI歌詞頻出ワード分析 #3 形容詞・副詞編【Python】

2023年2月3日 22:00

3日に渡って書いてきたセカオワ歌詞分析、形容詞・副詞編です。名詞編、動詞編からぜひ。ちなみに名詞編のTop3は「僕」「君」「世界」、動詞編は「見る」「言う」「分かる」でした。

さて、形容詞・副詞ランキングです。まずは形容詞から。

１．形容詞ランキング

形容詞は全体的に動詞よりも登場回数が少なめですね。バラけてる、ともいうべきでしょうか。Habit「それはいいんでしょう」のように複合動詞でも使われる「良い」が多いのはうなずけますが、「強い」「美しい」と案外前向きな形容詞が多めです。

Error「弱さを知るということは強いということなの」、イルミネーション「強いようで弱いでも弱いようで強い」、LOVE SONG「弱いまんま強くなれ」のように弱さとセットで使われることもしばしば。

7位「怖い」8位「悪い」9位「悲しい」のようなマイナスの形容詞もランクイン。ただ1位から10位の単語までどの歌手でも見られそうな単語が並んでいることから、"セカオワっぽさ"は形容詞とあまり結びつかないことがわかります。

「きっと」「ずっと」「いつも」など、歌詞によく見られる単語が並ぶ中、注目すべきは「いずれ」。

歌詞ネットの歌詞フレーズ検索を使ってみたところ、「きっと」が含まれる曲は57,625曲、「ずっと」は49,295曲、「いつも」が56,736曲あるのに対し、「いずれ」は桁が一つ減り1,134曲しかありません。ちなみに「こんなに」以下の単語を含む曲もそれぞれ1万曲以上は存在しました。

したがって、セカオワは他の歌手よりも高頻度で「いずれ」を使っていると言えます。MAGIC「いずれは全て失うのに」RAIN「虹はいずれ消えるけど」スノーマジックファンタジー「いずれ命は終わるものよ」など、有名な曲でもかなり使われています。

"セカオワっぽさ"を示す副詞は「いずれ」であることがわかりました。

名詞編や動詞編よりも特徴は少なかったですが、今回の結論としては「形容詞でセカオワ特有のものは少ない」と「副詞で"セカオワらしさ"を演出するのは"いずれ"」という2つです。

名詞編・動詞編と合わせ、これからSEKAI NO OWARIが新曲を発表したときに「あ！よく使われているこの単語だ！！」という発見や、「この単語はまだ使われてないやつだ」なんていう気づきがあると思うと楽しみで仕方ありません。

ネットの天才たちのコードをコピペするだけで簡単にできるので、みなさんも好きな歌手でいずれやってみてはいかがでしょうか。

早く新曲出ないかな。