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心のつよさについて考えた日

初めての異動。初めての子どもたち。初めての二人暮らし。
初めてづくしの今年の春で、少し心がくたびれてきた今日この頃。

休日には、予定を極力入れたくないと思っていたが、唯一入れたまつ毛パーマの予約。もう2年間以上お世話になっていて、まつ毛が綺麗に上がることはもちろん、サロンのお姉さんのことが大好きで、毎月会いにいっているようなもの。
お姉さんとは、名前が同じ、姉妹構成が同じで、
大事にしていることも少し似ているような気がして、話してて居心地が良い。
プロだからそう思わせてくれているのだとしても。

「お仕事お疲れ様です。新しい職場はいかがですか。」と聞かれ、

最近仕事へ行くのが辛く感じること
慣れない環境だから辛いのか、仕事自体が辛いのか、分からないこと
自分が今後どうしていきたいのかもよく分からないこと
とにかく今は少し元気が出ないこと
を話した。


「心の疲れが続いてしまうようなら、心身を壊す前に休んでいいと思います。他のお仕事を探してみるのだって、逃げじゃなくて新しい道を見つけることなんですよ。」


ご自身が、心のバランスを崩してしまった時のことを話してくれた。働けなくなってしまったときや、今と全く別業種の仕事をされていたときもあったそう。

「それでも私は大丈夫だろうなと思ってしまうんですよね。心身を壊すところまでは行く気がしなくて。昔は打たれ弱かったけど、だんだん強くなって、これまでもなんだかんだ乗り越えてこられたし…。」

「心の強さって、きっと変わらないと思うんです。
強くなったと感じるのは、自分の機嫌の取り方や辛いことへの対処法を身に付けたからで、根本の強さって変わらない。だから、「自分は大丈夫」って思わなくていいと思います。」


固まっていた気持ちがスーッとほぐれるような感覚がした。

自分は心がタフだから教員に向いている。
ちょっとのことではへこたれないから大丈夫
ストレスも寝たら忘れられるから大丈夫


そう思い込むことで、きっと自分を奮い立たせていたんだな。


お姉さんのおかげで、自分が弱いことも少し認めてあげることができた気がする。新しい環境に慣れず、心が曇り空の私だって、本当の私。
ウジウジしている自分のことも、少し甘やかしたっていいじゃないか。

ずっと、強いことが「いいこと」だと思っていた私が、「心は強くなくてもいいのかもしれないな」と思えた出来事だった。


最後まで読んでくださってありがとうございます。
よい週末を。


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