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自省録/日記/思考記録 感じたことを言語化するための作業場

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マガジン

  • エッセイ

    印象に残った日常のワンシーンを切り取ったもの。

  • 自省録

    何度も何度も心をだめにしてから得たもの。

  • 日記

    ただの日記。

最近の記事

着飾られた花よりもその辺にただ咲いてる花が好き

朝、近所の神社に散歩に行った。 その神社は小さな神社で、手水のところにいつも花が飾られていた。 今日は、赤いガーベラやピンクのスイートピーなどの暖色の花々が鮮やかに手水コーナーを彩っていた。 きれいな花だが、いかにもきれいな花だった。 それがどうしても、私にとっては美しいと思えなかった。 美しいと誰もが思うであろう美しさ。 美しいところだけが切り取られた、100点満点の花の束。 そういった美しさに、どうも人間の作為が見えてしまった。 どうもこう、作為的なものを純粋

    • 【内省】どんな時に心の余裕がなくなるのか

      今日は内省デーでした。 今日の内省テーマは、「私はどういう状況にある時、心の余裕がなくなるのか」。 そういうことで、自分の奥底へダイブしてみました。 というのも、最近私が解決したいなと思っている課題に「何かが引き金になって、心に異物や錨が沈んで心がぎこちなくなって、物事を進められなくなること」ってのがあって。 物事を進められなくなる時というのは、心の余裕がない時だと思います。 そして余裕がない時というのは、自分のことしか考えられなくなる時だと感じています。 本当は人に優

      • 同情と共感の違いは何なのか

        個人的に、とても感度の高い2つの言葉あります。 「同情」と「共感」です。 この言葉について考えていると、いろんな問いが浮かんできます。 ・この2つの違いはなんなのか? ・この2つの行為に良し悪しはあるのか? ・これらは能力なのか、それとも遺伝子に依存するのか? などなど。 とくにやっぱり一個目の問いが気になる。 どうも明確な違いをきちんと説明はできない! というわけで、まずは問い一つ目「同情と共感の違いは何か?」について、いろんな角度視点から考えてみます! 英語の語源

        • 不登校時代の非常勤先生との交換ノート

          ちょうど部屋の片付けをしていると、一冊の赤いノートが出てきました。 それは、交換ノート。 なんとも懐かしい響き。 この文字面から、平成感を感じます。 中学当時のとある先生との交換ノートです。 それをふと読み返してみると、大人になった今だから感じるものがありました。 ふれあい教室の先生との交換ノート 私は中学の頃、学校に行けませんでした。 クラスがとにかく怖くて、骨の髄から学校に行くことを拒んだわけです。 ザ登校拒否、とも言えます。 そんな私は、ふれあい教室という、

        着飾られた花よりもその辺にただ咲いてる花が好き

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          11本
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          7本
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          4本

        記事

          現実を受け入れるとはどういうことか

          「現実を受け入れろ」 よく聞く言葉である。 これが出来た方が、人生圧倒的に楽だということは重々承知である。 でも、現実を受け入れるって具体的にどういうことなのか? どういう状態になれば、現実を受け入れたことになるんだろうか? 現実を受け入れられないと感じた原体験 かつて、現実を受け入れるとは?を考えるきっかけになることがあった。それはとても受け入れたくない現実だった。 大好きない実家の犬ころが、この世界からいなくなろうとしてた時だ。 事は食べることが大好きなわんこ

          現実を受け入れるとはどういうことか

          【決意表明】これから毎日noteを書くぞー!

          今日から私は、noteを毎日更新頑張ろうと思います!!!(唐突) 急にモチベが上がったので、この機を逃すまいと思い、先に決意表明をしてしまいます。 モチベが上がったきっかけはいくつかあるんですが、共通するところは、 アウトプットの重要性を痛感したからでして。 そのきっかけの一つはポッドキャスト。 いろんな人がポッドキャストを配信してるけど、一つ思うのは、たくさんの人に聞かれているポッドキャストスピーカーが持ってるものってやっぱり、 言語化力の高さと物事を把握する解像度

          【決意表明】これから毎日noteを書くぞー!

          【東京都同情塔】人は元々不寛容な生き物である#2

          前回からの続き。 世間は自身の語彙で勝手に解釈し名前をつけたがる 小説の中に、「ママ活」という言葉が出てくる。 この小説の中にはタクトという若い美青年が出てきて、30代後半の沙羅とそのタクトが食事をするシーンがある。 このワンシーンを、世間は軽率に「ママ活」と称すであろうことは直感的に分かる。 年の離れた女性と若い男性が食事しているという情報だけで、短絡的に「ママ活」という言葉を簡単に当てはめてしまう。 でも、そういうものなんだろうとも思うし、 きっと自分も世の中の事

          【東京都同情塔】人は元々不寛容な生き物である#2

          【東京都同情塔】言語コミュニケーションの限界を垣間見る#1

          今年の芥川賞受賞作『東京都同情塔』が個人的に刺さりすぎてエキサイトしてしまったのでその勢いでnoteを書いた。 タイトルのキーワード、”同情”という言葉が、わたし的に簡単に脳を素通りさせられない言葉の一つで。そんな短絡的な理由で読み始めたんだが。 やはり芥川賞は芥川賞。 これまで言語化されてなかった世の中の事象にに、すぱすぱと言葉が当てはめられていく。ジグソーパズルのピースが埋まってくような爽快感。まさに快。ドーパミンが大量放出。 数ページで、これは絶対に何度も読みたく

          【東京都同情塔】言語コミュニケーションの限界を垣間見る#1

          大好きな愛犬とのお別れ

          大好きな存在を失ったので、感じた様々な感情たちをここに残しておこうと思います。 ================ 愛犬が死んだ。 大好きで大好きでたまらない天使が、この世界から消えた。 ついにこの時が来てしまった。 いずれ必ず向き合わなければならない残酷な現実が、突如私の目の前に現れてしまった。 金曜のお昼、ベルの呼吸が止まった。 息をしない。 まばたきもしない。 全く動かない。 ベルの生命活動が、幕を閉じた。 ベルの呼吸が止まって、 とにかく強烈な悲しみがダム

          大好きな愛犬とのお別れ

          いろんな視点から物事を考えられるようになりたい

          ついさっきまでしてた旅行の振り返りを、空港にてやってます。 何が印象に残ってるかな〜 なんかいろいろ感じてたことあったな〜 と思ってたんですが、どうしても書き留めずにはいられないエピソードを一つ書き殴ります。 ドライブ中のなぞなぞ大会 今回の旅はひたすら大自然の中を車で駆け巡る旅。 果てしなく真っ直ぐに伸びる道があまりにも長いので、土地の広大さを突きつけられます。 ここまで環境が広大だったら、心も生活も余裕を持てそうだなとか思ったり。 ただ、そんなまっすぐな道を車で

          いろんな視点から物事を考えられるようになりたい

          『あ、共感とかじゃなくて。』展に行ってみた感想を垂れ流します

          先週、東京現代美術館で開催されている『あ、共感とかじゃなくて。』展に行ってきまして。 みるからに「共感」というワードに食いついたんですが、案の定いろいろ感じたので備忘に残しておこうと思い。 この展示会は、ソウルメイトと行ってきました。 そう、私にはソウルメイト(と呼んでいる親友)がいるんですが、なんでその子をソウルメイトって呼んでるかというと、共感することの多さがレベチだからです。 今までこんなに自分の感情感覚を共感してもらえる人、逆も然りな人いねえわ!って感じで。 特

          『あ、共感とかじゃなくて。』展に行ってみた感想を垂れ流します

          【多様性を考える】多様性を受け入れることは本当に可能なのか

          最近よく聞く言葉。 ダイバーシティインクルージョン。 D&I、うちの会社は謎にI&Dと呼ぶが、今はこれにEquityが加わったDEIがあったりもする。 障がい者雇用を促進したり、女性採用を強化したり、女性が働きやすい制度を整えたり。 そういった社会制度を整えようという取り組みが進んでいる。 その風潮自体はすごくいいと思うし、美しい取り組みだと思う。 でも一方で、本音では、そういうダイバーシティインクルージョンの取り組みに違和感を感じている部分もある。 それは特に、私

          【多様性を考える】多様性を受け入れることは本当に可能なのか

          日本社会の歯車を動かすのは諦念か

          わたしはビジネスコンサルタントの仕事をしている。 コロナ期入社の私は、リモートでの仕事がデフォルトに。毎日限られた刺激のみの環境にものすごく悶々とする日々を過ごしていた。 でもついに、今年に入りやっと出社機会が増えてきた。 お客さん先に出向くようになったのである。 そのお客さん先に出社してると、なんというか、いろいろと感じることがたくさんあった。 通勤という非日常 日本社会には、毎日秩序立った時間の流れがある。 大量の人間たちは一定の流れに乗って駅に吸い込まれ、電車

          日本社会の歯車を動かすのは諦念か

          苦しむ人の心を救うために周りの人ができること | 自省録#6

          私は人生の中で、「苦しみ」についてよく考えていたなと思います。 でも、これまで、どうしてもスパッとした答えが見つかっていなかった一つの問いがありました。 ズタズタになった心を救うにはどうすればいいのか? 追い詰められた心を救うにはどうすればいいのか? という、傷に対するケアのハウツーです。 これに対する答えが、わかったような気がしたのでこのnoteを書きました。 最初私は、人の心を救うのは、痛みを一緒に背負ってくれることかと思ってました。 こう思っていた理由は、過去

          苦しむ人の心を救うために周りの人ができること | 自省録#6

          人間味のある人とない人

          最近私はインディアンスにめっぽうハマっている。とにかく畳み掛けるボケが大好きで、お笑い動画を見てはケラケラ笑い果てている。 そんなインディアンスのとある動画で、生霊を見てもらおう!っていう企画があって、たぶっちゃん(ボケ側)のことを掘り下げるワンシーンがあった。 生霊が見える人の話によると、売れてる芸人さんには大体熱狂的な応援生霊が付いてるんだが、たぶっちゃんにはそれが付いてないと。熱狂的な応援生霊ってのは、全体的にちょっと嫌われるタイプの人間らしいが、たぶっちゃんはむし

          人間味のある人とない人

          感受性の強さは恩寵か代償か

          世間が春めき始めましたね。 春って、フローラルでほんわかしてて明るいイメージしかなかったですけど、乾燥するし、肌ゆらぐし、暴力的な粉が空気中に解き放たれるし、そう思うとただのハッピーな季節とは到底言えなさそうですね。 さて、今回は、わたし史上最大にモノの見方が変わった「考え方」についてを綴ります。 感受性に対する捉え方のお話です。 感受性の強さは恩寵か、それとも代償か ちょっと前まで、小さい頃からものすごく重大だった悩みがありました。 敏感性 についてです。 花

          感受性の強さは恩寵か代償か