板チョコサンドとアップルパイについて
最近、おしゃれなパン屋さんが増えた気がするし、その分パンの名前までしゃれていて難しいものが増えた気がするのは私だけだろうか。
この前行った丸の内にある「ブラッスリー・ヴィロン」もそのひとつ。
そもそも店名から難しい。
ブラッスリーってなんだ?
(調べたらビアホールって出てきた。パン屋さんですらないのかい。よくメニューを見たら、ブイヤベースとかジビエとかも食べられるらしい。)
「ヴィロン」も日本人には難しい。
勝手にビロンにしていいですか?
お店の中はムーディーな薄暗さ。
私は前から食べてみたかった板チョコ入りバゲットとアップルパイを探す。
発見。
ところが名前が長くて遠目だと読めない。
「この、バゲット・オ・ショコラと、あっちの、、アップルパイをください。」
「バゲット・オ・ショコラとショソン・オ・ポムですね。」
(負けました。)
・・・
赤いきれいなビニール袋に入れてもらって、雨の中大切に抱えて帰る。
次の日の朝ごはんに。
まずはバゲット・オ・ショコラを。
(板チョコサンドフランス、とかでいいじゃんね、、。強情だなあ。)
バゲットは「マイトゥース!ネバーギバップ!!」と言いたくなるくらい噛みごたえがあって、若いって最高!と思わずにはいられなかった。
まだこういうタイプが好きなお年頃。
こんがりしているのもいい。
その反動なのか知らないが、中に入っている板チョコとバターはやわらかめ。
バターはゆるくてとろけた。
チョコレートはパリッと割れて、ほろにがい。
不思議な酸味と苦味とえぐみと渋みとかがあって、「カカオ85%!」みたいな味。
(この前カカオ45%のチョコを食べて「カカオ20%!」とか言ってた私の言うことなので、数値はあんまり信じないでください。)
・・・
その次の日の朝ごはんにはショソン・オ・ポムを。
(これもアップルパイでいいよね。)
ショソン・オ・ポム。
「ポム」がりんごって意味なのはなんとなく知っていたけど、「ショソン」は知らなくて、「葉っぱ」とかかな?って思って調べたらまさかの「スリッパ」だった。
ホワイ。
一口かじったら外側のパイのところが分厚めで、これまた好きなタイプ。
すぐに中身にたどり着けるアップルパイも捨てがたいけど、こういうタイプが好きなときもある。
脂大好き人間なもんだから永遠に外側をかじっていることだってできちゃいそう。
ずっしりとしていて、中のりんごは細かく刻まれていて、シナモンが入道雲みたいにモクモクした。
・・・
名前が難しいパンはだいたいおいしい。
少なくともおいしいものを食べている気分になれる。
そのうちアンパンマンの世界もこんな感じになっていくのかな。
バゲット・オ・ショコラおじさんとか、ショソン・オ・ポムおじさんとか、なんだかスタイリッシュだ。
・・・
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