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異動後1年で学んだことと今後の挑戦

予期せぬ辞令により、
新しい部署に着任してから、
まる1年が経ちました。

過去ないほど成長した1年だったと感じる。
何を学び、身につけたかを具体的に振り返り、今後に繋げていきたい。
 

1.伝わる説明とは?

入社してから悩み、本を読み、実践し続けてきた問いに対し、
良書との出会い及び試行錯誤の中で
漸く自分なりの答えが見つかった。

話すのが苦手なのは説明できるほどに
中身が煮詰まってないから。これだ。

   A.何を目的とした説明なのかが明確か?
   B.自分自身は理解しきっているか?
   C.聞き手は何を期待しているか?

   この3つを事前に詰めきれば、
    人前で説明をするのはもう怖くない。
   言葉がで出てこなくなるのは、
   事前準備が不足しているだけだと、
   昨年11月に漸く気づいた。
   これは何?どう説明すれば伝わる?
   1つ1つを事前に丁寧に詰めることで
    本番に余裕が生まれ、
    誰でも簡潔な説明ができるようになる。

〈出会った本〉
    1分で話せ (1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術)


2.現場へ赴くことの意味とは?

皆さんもそうだと思いますが、
2020年以降、コロナ禍が続き、
当社内でもリモートワークや非対面での会議が基本となっています。
だからこそ見えてきた現場へ行くことの意味合いは何か?ありきたりもしれないが私が感じたことをまとめます。

①苦境をも乗り越えられる関係性作り
昨年1年を通して、西日本の複数拠点と会社の経営計画の重要部分に関わるプロジェクトを事務局として進めてきた。最低でも週に1〜2回はWeb会議をする程の重要度であるものの、半年間はコロナ禍で顔を合わせることが叶わなかった。秋頃に出張が叶い、現地で実物を見ながら、細かなヒアリングや会話をすることで、本音が聞けたり、新たな課題を早期に共有してもらうことにつながった。そして一番大事だったのは、昼夜の交流を通して、互いの人柄が分かり、距離が縮まり、仕事を進めやすくなったこと。2泊3日の弾丸旅がその後の半年を変えたと言っても過言でない。快く送り出してくれた上司にも感謝。

②想像力を養う
なぜ今更そんな課題が見つかるのか?
もっと早く分からなかったの?
そんなこともできないの?・・・

生産現場から程遠い本社サイドからは
時としてこういった疑問が浮かぶ。
本社と工場の間には、物理的な距離以上の溝がある。これをどう埋めていけるかが、
製造と販売一体の活動ではキーとなる。
どうしても、
「本社(お客さん)vs工場」
という関係になりがちなのだ。
認識のズレや隔たりを減らすために、
現場へ足を運び、認識の差を少しでも埋め、
互いに当事者意識を醸成することで、
仕事進めやすくなる。
工場の人にはできるだけ、客先の工場と交流を深め、直接対話できる関係性を築いてもらった方が良い。
前提の知識や理解があると、次に新しい課題が起きた際に、想像力をもって自分事として対応することができる。
(この会社に入社してから長くこの問題に悩まされてきたが漸く分かってきたと思う)

他にも色んな効果があるが、現場へ赴くことは、自分の血肉となり、その後の仕事を助けてくれると実感した。


3.納得行くまで質問や対話を続けることの意味は?

新しい部署に来て、自分の上司が、
どんな会議でも納得行くまで質問を続ける人だと気づきました。
質問が多すぎて、会議が時間内に終わらなくなることや、雰囲気が悪くなることも多々あり、なんでそんな些細なことも質問するのだろう?と正直思っていた。
しかし、その上司の姿を見ていて、
責任を持って仕事をするためには、
その場の空気を読むことよりも、
自分事として理解できるまで質問することが大事だと分かった1年だった。
質問をしないのは、他人事にしているのと同じなのだ。この部分は他の人がやってくれるから理解していなくてもいいだろう、ここまでは知らなくてもいいだろう・・・等。
そうやってその場しのぎで逃げを作ると
他人に任せきりになり、
その仕事が自分の血肉になることはない。
「人に任せること」も大事だが、
それは自分が理解できるようになってから。
まずは率先して質問し自分が手を動かし
自分のコントロール範囲に課題を落とし込んでいく、それがプロジェクトを主導して行く際に大事なことだと学んだ。

4.仕事での感情と距離感

前職場ではコーポレートとして、工場の運営を支え、幹部と現場の意向を調整する役割だったこともあり、仕事ではできるだけ自分の感情を抑える癖がついていました。
ただ、本来は怒りの感情が強い気質なので、過度に感情を抑え、溜め込みすぎると、
ストレスや体調の悪化につながる上、
自分の内面が相手に全く伝わらないということに気づきました。
怒りを爆発させ過ぎても逆効果なので、
バランスが難しいですが、「アサーション」「適切な自己表現」について下記の本を読み、
考えるきっかけとなった。
そしてコロナ禍だからと諦めずに、自分のためにも、少しずつでも胸の内を明かしやすい職場関係作りに努めた半年だった。
距離感が縮まりすぎても大変になるし、
仕事をしやすい距離を自分から作っていくことが大切だと思った。

〈出会った本〉
自己カウンセリングとアサーションのすすめ


本当に、仕事の進め方について、
学びの大きい1年だった。
人によってマネジメントスタイルは異なると思うが、自分はこれから、
難しいことや分かりづらいことから逃げずに、粘り強く人に質問することで自分の血肉とし、当事者意識を大切に、仕事に取り組んでいきたい。
そのためにプライベートでも、少し難解な本や苦手な簿記や計算にも敢えて挑戦する。
学ばせてくれた皆さんに感謝。
異動して2年目は、チャレンジ期として捉え、昨年できなかった改善に積極的に行動を起こしていきます!




      

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