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マッチングアプリ放浪記【ノンフィクション小説】

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コミュ障でモテない地味男子がマッチングアプリデビュー?! 「ヤリモク男子」となった僕は、奥手な自分を変えるため、 コミュ力を磨き、女性を口説き、新しい自分を謳歌する。 寂しが…
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#小説

#5 彼女のせいだ。HIP-HOPなんか聴くようになったのは。|マッチングアプリ放浪記

#5 彼女のせいだ。HIP-HOPなんか聴くようになったのは。|マッチングアプリ放浪記

音楽には2種類ある。
ただの音楽と、彼女との日々を丁寧に思い出すためだけの音楽だ。

タトゥーが魅惑的な彼女と電話を繋げると、すぐに部屋の奥からBGMが流れ込んできた。

「ごめんごめん、うるさかった?」と彼女は言った。

クソナードの声はハスキーで低くてボーイッシュな感じだった。それでも、どこか女の子らしさも見え隠れしているような声だ。

「ううん。大丈夫だよ」と僕は言い、「なんの音楽を聞いてた

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#2 コミュ障男子が美女と呑んだ話|マッチングアプリ放浪記

#2 コミュ障男子が美女と呑んだ話|マッチングアプリ放浪記

この日、僕は「俺」になる。自分を変えるんだ。俺はオシャレで、俺は堂々としていて、俺は女の子を楽しませられる。

そんな「俺」に俺はなる。

その日、渋谷ハチ公前での待ち合わせだった。僕らはLINEでお互いの服の特徴を教え合い、ジャングルのような渋谷の雑踏をかき分けて彼女を見つけた。

ブルーがよく似合う。素朴でいて、それでいてどこか不思議な魅力を纏っている女の子を見つけた。

初めてアプリで会う女

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序章 コミュ障だって遊びたい。|マッチングアプリ放浪記【R18】

序章 コミュ障だって遊びたい。|マッチングアプリ放浪記【R18】

僕は今、さっき初めて会った女の子と渋谷のラブホテルにいる。

コミュ障で、地味で、モテない男子大学生の、この僕がだ。

可愛い女の子と話そうとすると緊張で汗が止まらなくなる、この僕がだ!

しかし、これは夢ではない。確かに僕は、初対面の女の子とラブホのベッドにいる。

その日は2021年の9月上旬のことだったと思う。

イカゲームが世界的に流行った暖かい秋。星野源とガッキーが結婚を発表したちょっと

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