マガジンのカバー画像

hazi-sarashi【エッセイ】

38
このエッセイ集は、僕がこの世界に確かに存在していたことを証明する。
運営しているクリエイター

#就活

[徒然]努力は、「地獄の瀬戸際」ですればいい。

[徒然]努力は、「地獄の瀬戸際」ですればいい。

僕の悩みといえば、努力ができないこと。

なんてことを言ったら、「じゃあつべこべ言わずに努力すればいいじゃん」と言いたくなると思う。

でも、本当に努力ができないんだ。怠惰なんだ。

とても情けない。新しいことを始めるのが好きだ。だから行動力はある方だと思う。ワクワクしたことは、なんでもやってみる主義だ。

でも、面倒なこと、苦痛を伴うこと、これらを毎日コツコツとできるかと言われると、率先してでき

もっとみる
[徒然]CoCo壱の2辛は僕には早すぎた。

[徒然]CoCo壱の2辛は僕には早すぎた。

京王線ユーザーは、千歳烏山駅のことを「ちとから」と呼ぶらしい。

初めて聞いた時から、その生活感溢れる響きが気に入った。

そして今、僕は空腹の状態で美味しい飯屋を求め、ちとからを彷徨っている。

最近は、僕は頑張っている。自分史上チョイむずのことに挑戦をしている。いや、チョイどころじゃないかもしれない。人生を賭けた挑戦をしようとしている。

だから精神的にも体力的にもちょっと疲弊している。

もっとみる
[徒然]誰にも甘えずに生きる

[徒然]誰にも甘えずに生きる

僕はこれまで実家に頼りすぎていた。

大学在学中は、色々なことに挑戦してきたが、どれも全部、「実家」という安心して帰れる場所があり、その分お金があったからできたことであった。

だが社会人になったらどうか?

もう親のお金や実家に頼れない。頼りたくもない。

だが、それは生半可なことではないと気づいた。

いざというとき、誰も守ってくれない。誰もご飯を作ってくれない。これは恐ろしいことだ。

自分

もっとみる
「中途半端な自分」に苦しむすべての人たちへ

「中途半端な自分」に苦しむすべての人たちへ

僕は、「自分が何者でもない」という現実に恐怖を覚える。

何もかもが中途半端な自分に嫌気がさす。

この前、面接官に言われた。

「山田くんって、すごく普通だよね。振り切れてない感じ」

・・・・・・わかってる。わかってる。わかってるよ!!

自分でもそんなこと分かってる。

大した特技もない。学歴も中の上。将来の夢もない。だから卓越した専門性もない。何か圧倒的な成果を出したことが、ない。

そん

もっとみる

[徒然]就活、がんばります。

毎日投稿を始めて40日が経った。

『マッチングアプリ放浪記』やエッセイをメインに投稿してきて、多くの人に読んでもらった。

嬉しい。いろんな人に記事を読んでもらって、コメントをもらって、僕は幸せ者だ。

でも最近、就活などに忙殺され、まともに文章を書けていません。

本当は、もっといろんな人に取材して、奇妙な話を集めて、ノンフィクション小説を書いていきたいのだけど。

だが今は就活に集中しよう。

もっとみる

[徒然]「悩み」と「課題」は違う。

ため息の多い毎日だ。常に俯いて重たいため息をついている。

もはや通常の呼吸がため息なんじゃないかってほどに。これは重症だ。

それはなぜか。

そんなの決まっている。「悩み」が多いからだ。

現代人には悩みが尽きない。

お金がないだの、学歴がないだの、人付き合いが苦手だの、就活が上手くいかないだの。。。

それは全部、「悩み」である。

はあぁ。なんて不幸な人生なのか。悩みに押しつぶされて、た

もっとみる
山田詠世が誕生した日

山田詠世が誕生した日

村上春樹はデビュー作の『風の歌を聴け』の書き出しでこう言っている。

そしてまた、完璧な人生などといったものも存在しない。そう思うと、ふっと心が軽くなるような気がする。

閉店間際の日高屋で、税込390円の中華麺を待っている間にそんなことを思った。

21才を迎えた僕の肉体は、なぜか想像以上に油を要求していて、その日の中華麺は血管の隅々まで染み渡った。細胞レベルで歓喜していた。

「かっこいい大人

もっとみる
20歳になって気付いた。本気で努力したことがない。

20歳になって気付いた。本気で努力したことがない。

自己分析をすることで、僕らは自分を物語るための言葉を獲得してゆく。

しかし同時に、徹底した自己分析とは、ときとして残酷な現実を突きつけてくるものだ。

僕は大学2年の春、就活というシステムに取り込まれるように、
「そろそろ自己分析くらいやっておくか〜」と呑気に思って、
自分の過去を振り返り、現在を見つめ、未来に想いを馳せてみた。

そして僕は、このとき初めて気付いた。

僕はこれまで本気で努力し

もっとみる
[徒然]自信満々だった就活で落ちた。すべてを否定された気分だ。

[徒然]自信満々だった就活で落ちた。すべてを否定された気分だ。

これまでの生き方をすべて否定された気持ちだ。自分の生き方や人生に対する想い、必死に考えてきたことをパワフルにぶつけた選考だった。それに落ちたのだ。あなたのような人はうちの会社には入りません。だとさ。

俺を取らないなんて長期的に見たら大損害ではないか。馬鹿な企業だ。なんてそう強気にはなれない。俺はひどく落ち込んでいる。これまで、なるべく人とは違うことをしようと心がけてきた大学生活だった。とにかく自

もっとみる