#2_組織内のアジア事業プレゼンスを向上させるには
アジアは成長著しい有望な市場であるものの、進出した日本企業の多くが既に成長の踊り場を迎え、停滞感に悩まされている点を初回の論考では記した。日本企業のアジア事業における停滞感の要因は様々考えられるものの、今回は「組織内のアジア事業プレゼンス」という視点から議論を進め、解決に向けたTipsをセイコーエプソン社の事例を通じて提示することにしたい。
アジア事業担当者の多くは、アジア市場の顧客ニーズに合致した製品を開発できていないことを嘆いている。市場ニーズに合致した商品を投入するこ