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琵琶湖へ夕日を見に行ったぞ《旅のガラス》第4回 旅編

 旅をしてnoteに書き作品にする《旅のガラス》企画、第4回は滋賀県の琵琶湖で夕日を見てきたぞ。
 夕日が沈んだ後の夕闇の景色も撮影してきた。
 作品制作のヒントは見つけられただろうか。今回も書いていこう。

《旅のガラス》前回の旅編、創作編の記事はこちら。


水に映る夕日が見たい

行く場所を考える

 今月の《旅のガラス》はどこに行こうか。そう思ったとき、前回のことを考えた。前回はハスが咲く時期で大阪府の万博記念公園にハスを見に行ったのだが、今回も今しか体験できないことをやりたいと思った。8月の上旬、夏真っ盛りである。海に行きたい。海に映った夕日を見たい。

 よし、海に行こう。そう思って周辺の海を調べてみた。奈良県には海が無いので隣の県まで行く必要がある。大阪府、和歌山県、三重県でいい場所がないか調べていった。理想を言えば和歌山県の白浜に行きたかった。白浜は砂浜が白く人気のビーチだ。ただ筆者の住んでいる場所からは遠い。筆者は電車を使って《旅のガラス》をしているので場所によるとさらに時間がかかる。白浜に行くなら1泊は必要だった。

 夕日が見れることも大事だった。太陽が沈む方角は西なので西に水面がある場所を探していた。大阪の海は西にあって良かったかもしれないが、人工の洲に建物がたくさん立っていると思われたので夏の雰囲気を求めるなら難しいと思った。

 三重県方面は一部西向きのビーチがあったがほとんどが東向きで夕日を見るのには適さないと思った。加えて、夏真っ盛りのビーチでカメラを取り出すのもはばかられた。

 そこに救世主が現れた。滋賀県にある琵琶湖であった。

琵琶湖沿いの街へ

 琵琶湖は大きい。滋賀県の面積の1/6を占める。大きさ的にはもう海かもしれない。琵琶湖の東側に行けば西に沈む夕日も見られる。
 琵琶湖の東側で駅が湖岸に近い場所を探した。長浜駅の豊公園が良さそうだった。電車で3時間弱で行けるようだった。

 実は長浜は10年ほど前にも訪れたことがある。長浜には黒壁スクエアというガラス細工を集めた観光地があるのだ。当時は筆者がガラスを初めて3年ほど経った頃でガラスをなりわいにしようとがんばっていた。作品作りの参考にしようと黒壁スクエアにどんなガラス細工があるのかを見に行ったのだった。

 土地勘もあったので長浜で夕日を撮影することにした。天気予報で晴れの日を調べて行く日にちを決めた。

長浜へ行こう

道中の電車から

 その日も暑かった。気温は30度を超えていたと思う。近鉄電車に乗って京都まで行き、そこからJRで長浜駅まで行った。滋賀県に入る頃には田んぼが多くなった。そうだ。滋賀県は米の産地だった。そんなこと思いながら揺られていった。

きれいな田んぼが並ぶ。

長浜駅に着いた

 電車で2時間半ほど揺られて長浜駅に着いた。13時ごろだったので夕日まではまだまだ時間がある。まずは黒壁スクエアに行くことにした。

駅から出たところの案内。左が黒壁スクエアの方向。

黒壁スクエアへ

 駅を出て記憶を頼りに黒壁スクエアへ向かう。ちらほらと子供を連れた家族が同じ方向へ歩いている。

古い家が並ぶ道。

 少し歩くと黒い壁の建物が見えてきた。黒壁ガラス館だ。もともとは銀行の建物だったらしい。このお店ではガラス細工や器、ガラスペン、オルゴールなどを販売している。

黒壁ガラス館。

 この建物の横に小さな広場がある。そこで風鈴がたくさん吊られていて映えるスポットになっていた。

ガラスの風鈴。
写真に撮るときれいだ。

 黒壁ガラス館に入って品物を見ると前に来た時と比べて品物が増えていたし記憶が定かではないが2階も新設されている気がした。前も良かったが今回も見応えがあった。

昼ごはんを求めて

 お腹がすいた。今は14時ごろ。そろそろ昼ごはんをどこで食べるか考えた方が良さそうだ。うどん屋やそば屋、寿司屋、うなぎの店もあった。カレーパンの店、おにぎりの店。どこも美味しそうだったが最終的に筆者が選んだのはスーパーのうなぎ丼とうどんの2つが入っているお弁当。しかも割引でお得。映えないがコスパがよくちょうどいい飯だ。スーパーのイートインで食べた。冷たい水が出るサーバーも使い放題で今の季節とてもありがたかった。少し休んで琵琶湖方面に行くことにした。

琵琶湖方面、長浜城

 駅に戻って、琵琶湖の方へ歩いていく。駅から城が見えた。これが彦根城か、と思ったが違った。長浜城だった。彦根も近くなので彦根城はそこにあるのだろう。近くへ行って撮影した。

長浜城。階段の下から。

 いかにも城という感じでかっこいい。
 琵琶湖はこの城の裏にあるので城の庭を通り抜けていってみよう。

 裏手は公園になっていて緑が多かった。道にイラガという触ると刺される緑色の毛虫がたくさんいたので気をつけながら歩いた。
 木々が生い茂る道を進むと湖岸に出た。

湖岸

琵琶湖の湖岸。

 この場所は砂浜に似ていたが泥が多くて水が少し濁っていた。写真の右には石碑が立っていた。近くの看板によると太閤井戸といって井戸の跡地らしい。城に関係する井戸なのだろうか。夕日を撮影する場所として良さそうだった。

太閤井戸の跡地。
太閤井戸の案内。

 見慣れない鳥の羽が落ちていて興味深かった。近くを飛んでいたタカのものだろうか。

タカの羽?

夕日を待つ間に

 夕方までまだまだ時間があったので辺りを見て回った。

ヨットが停泊している。
たくさんのヨット。

 セミの抜け殻を見つけたり、昔来たことがある場所を記憶を頼りに探したり、

休憩。チェリオの自販機から購入。

 猫を見つけて写真に撮ったりして日が沈むのを待った。

野良猫。毛並みが美しい。
寝ている猫。

日が沈む

 日の色がオレンジ色になってきた。そろそろだ。三脚を出してセットして撮影する。

夕日。光が琵琶湖に反射する
日が落ちる寸前。
太閤井戸の跡地から。
夜の色合いが濃くなってきた。
夕焼けと影の世界。
道路の街灯。

 夕日が山の裏に隠れてから30分くらいで結構な暗さになってきた。ひとしきり撮影して満足したなという頃合いで家に帰ることにした。

駅に戻る前に振り返る。またね。

 今回、景色を見るためというよりは写真を撮影したい想いで琵琶湖に行った。写真もきれいに撮れたが、実際に見る夕日が沈んだ後の景色もきれいなものだった。

第4回 創作編に続く

 第4回 旅編、いかがだったろうか。今月もこの体験からガラス作品を制作するぞ。
 今月中に第4回 創作編を掲載予定なので待っていてほしい。

 ご感想、スキやフォローいつもありがとう。創作の励みになっているぞ。今回の記事も気に入っていただけたらぜひスキ、フォローしていただけるとうれしいぞ。

 それでは、また。創作編でお会いしましょう!

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