見出し画像

早朝観蓮会に行ってきたぞ《旅のガラス》第3回 旅編

 旅をし、noteにレポートを書き作品にする《旅のガラス》企画、第3回は大阪府万博記念公園の早朝観蓮会に行ってきたぞ。朝5時に起きて出発だ!

早朝観蓮会に決めた理由

 本屋でいろいろ探して京都府の日本海側、天橋立の近くの舟屋の光景を見に行こうと思ったが、梅雨に入っていたので天気に恵まれないだろうと考え、今この時期だけ体験できることはないかと探し直した。
 梅雨に見ごろを迎えるものといえば紫陽花である。紫陽花は美しいが近所にも生えているので珍しくなかった。美容室で髪を切ってもらう合間に読んだ雑誌に万博記念公園の早朝観蓮会のイベント情報が載っていたので心惹かれて早朝観蓮会に行くことにした。

 旅のガラス企画、第2回の旅編、創作編の記事はこちら。

 第1回はこちら。奈良県橿原市昆虫館へ行って着想を得たぞ。

 旅のガラスをやろうと思ったきっかけはこちら。

 今回も旅編のレポートを書いていくぞ。


万博記念公園、早朝観蓮会へ行こう

なぜ早朝なのか

 早朝観蓮会と名にあるとおり早朝にハスを見にいく。ハスは早朝に花開き、午後には閉じてしまうので朝早くに見ようというイベントだ。時間によって閉じたり開いたりする花は他にもある。白く可愛らしい花を咲かせるヒツジグサという水生植物もそうだ。ヒツジグサは筆者も育てたことがあって、つぼみが出ても咲かずにしおれてしまうので不思議に思っていた。ある日、午後3時ごろに見てみるとスイレンのような白い花が咲いていて感動したものである。ヒツジグサは午後から咲いて夕方には閉じてしまうのだ。

出発!天候はくもり

 早朝観蓮会は金土日の3日間、2週にわたって行われる。日にち的にも余裕がなかったため、くもり空だが行くことにした。雨が降っていないだけまだよかった。

高台からの光景。当日はくもり。

 電車に乗って大阪の万博記念公園の最寄駅に行く。早朝だったのでそう混んではいなかった。3度ほど乗り換えをして最寄駅に到着。

駅の万博記念公園の表示。
遠目に岡本太郎作 太陽の塔が見える。あの塔の方向へ行く。
モノレールに乗ってきた。ちょうど電車が通っている。

 駅の表示の方向にしばらく進むと案内板が設置されていた。

いくつかの施設で入場料がいるようだ。
今回は日本庭園に行くので大人260円。

 早朝観蓮会がある日本庭園に行く。日本庭園の通常営業は9:30からとなっているが早朝観蓮会がある日は6:30から入れるようになっている。この写真を撮ったのが7:18なのでオープンして少し経ったくらいの時間に到着したようだ。

駅側から橋を渡って万博記念公園側へ行く。
太陽の塔が近づいてきた。

 橋を渡って万博記念公園へ行く。太陽の塔も大きく見えるようになってきた。券売機で入場券を買って中にはいる。

中央口という入り口らしい。

太陽の塔がお出迎え

 入場すると目の前に太陽の塔が現れた。

写真に入りきらないサイズ感

 横の写真ではサイズ感が伝わらないと思い縦でも撮った。

太陽の塔。大きいね。

 見応えがある。万博といえばこの塔。
 ちなみにこの太陽の塔は子供の頃、友達と山登りをしたときに山の頂上からの眺めで見つけることができた。奈良県と大阪府の間の山だったのであっちが大阪かと感動したものだ。
 ひとしきり眺めた後、目的地への道を進む。

こっちが進む道。
太陽の塔を横目に進む。
どんどん進む。
早朝観蓮会の方向へ進む人たち。
近づいてきたかな?
太陽の塔の裏側まで来た。手前の風景はバラ園。

 結構歩いた。気づけば太陽の塔の後ろ姿が小さく見えるくらいまで来た。そして、とうとう辿り着いたぞ。

日本庭園の看板。と入場ゲート。

 日本庭園の入り口だ。早朝観蓮会はここの蓮池で行われる。中に入ろう。

日本庭園に入る。

緑がいっぱいの日本庭園内。

 少し歩くと左手に池が見えてきた。

まさに日本庭園。
池には錦鯉がいた。

 池には鯉がいて、近づくと餌をもらえると思ったのかたくさん寄ってきた。筆者が持っているのはお腹が空いた時用の蒟蒻ゼリー1個だけだ。残念だがこれをあげるわけにはいかない。申し訳なさを感じながら先へ進む。すると、見覚えのある草花を見つけた。

ネジバナ発見!

ネジバナ。小さな花が螺旋状についている。

 ネジバナである。ピンクまたは白い花が螺旋状についている特徴的な形の草花だ。このネジバナの何が思い入れ深いかというと、北海道に移住しようとしていた時に現地の方に写真を見せられたのだ。変わった花でしょ?と。当時ネットで調べて北海道以外にも分布していることを確認していたが、筆者はそれまでネジバナを見つけたことがなかった。ここで見つけられたのはうれしかった。
 余談だが、家の玄関の近くにもネジバナが咲いていた。単に見えてなかっただけかもしれない。

 そして、なんやかんやで蓮池に到着した。

蓮池に到着

蓮池の様子。

 おお〜、咲いている。遠目にもピンク色のハスが咲いているぞ。ハスの花にカメラを向けて撮影されている方も多い。筆者も撮影していこう。

開きかけ。ちらりと見える花托の黄色。
開きかけを上から。
咲き終わり。
ふんわり開く。
そろそろ咲くかな?
密やかに咲く。
たくさん咲いている。
形がきれい。

ミツバチとハス

 ハスの花を撮影しているとこんな光景が。

よく見るとミツバチがいる。

 ミツバチが花の香りに誘われたのか近づいてきた。

花の中に入るミツバチ

 花の中に着地。

花の中に潜るミツバチ

 そして、花の中に潜ってゴソゴソしている。幸運だ。いい光景を撮れた。
 ただ惜しいとも思った。遠くのものを大きく撮るレンズ、望遠レンズがあれば大きく写せたのにな。あたりを見るとカメラに望遠レンズと思わしき大きいレンズをつけている方が多かった。筆者がつけているのはマクロレンズ。近くのものは大きく撮れるがズームがないので目で見る光景と大きさが変わらない。

 接写は狙い通りに撮れるが、遠くのものを大きくは写せないのだ。

花に近づいて撮影
もっと近づいた。
もっともっと近づいても撮れる。

 望遠レンズいいなあ。そう思いつつ筆者の目的は写真を撮ることではなく作品の着想を得ることだぞ? と思い直して撮影を進める。

つぼみ。ピンクや赤紫と緑の間。
朝露か雨か。水滴がついた花。
花弁の脈まで見える。
しっとりな質感。
空をバックに撮影。

 なんかもう作品の着想を得に来たというよりハスの花を撮影しに来たという感じだ。

丸々とした開きかけの花
上から。
この写真にもミツバチがいる。望遠レンズが欲しい。
白い花もあった。

 おおむねハスを撮影したのでそろそろ帰ろうか。

ハスの葉の葉脈も撮っておこう。
蓮池からの帰り。

 帰る頃には人が少し増えてきたかなという印象だった。蓮池からの帰りにこの写真を撮ったのが8:18なので1時間くらいハスを撮影していたことになる。

熱帯スイレンの美しさ

 帰りは日本庭園のそばにあったバラ園を見て帰ったぞ。そこで出会ったスイレンが幻想的な色合いで美しかった。

水上に花が突出しているのと色合いからおそらく熱帯スイレンだ。

 スイレンも育てたことがあってきれいな花を咲かせてくれたが温帯スイレンなので優しい色合いが多かった。こちらはおそらく熱帯スイレンで鮮やかな色合いになっている。
 石材で囲われた池のようなところにいくつかスイレンの鉢が沈められていた。

上流に水が出るパイプがあった。水を循環させているのだろう。
太陽の塔の後ろ姿もパシャリ。太陽らしき模様が入っている。

 バラも撮影して帰る。

赤いバラ。
花弁の様子。

 太陽の塔の前を通って、万博記念公園を出た。

太陽の塔。またね。
近くにあった観覧車。

 さあ帰るぞ!

創作編へ続く

 万博記念公園の早朝観蓮会《旅のガラス》第3回 旅編はいかがだったろうか。印象に残ったのはハスの花の色や模様。バラ園のスイレンも気になった。ネジバナをモチーフにしても面白いかもしれない。
 創作編は今月中に公開予定だ。今回の旅から着想を得てガラス作品を作っていくぞ。ぜひこの記事をスキ、きゃろくろガラス工房をフォローして続報を待ってほしい。創作編の記事へのリンクはこの記事にも貼り付けるぞ。

 ここまで読んでくださりありがとうございました。
 それではまた、創作編でお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?