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インタビュー #4 ファイナンスアナリスト mokko

Emilyです。「仕事で大切にしていることは?」というテーマでインタビューを行い、zoomグラフィーを撮影しています。

今回は、地域の企業を経営コンサルティングする会社で財務分析を行っているmokkoさんにお話を伺いました。

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1.「現場感」を意識する

私は企業の財務分析を行うなかで大切にしていることは「現場感」です。
お店をコンサルティングするときには、そこの雰囲気やお店の方の人柄など数字に出ないことも聞くように心がけています。

今世の中がこういう状況ですが、経営を維持している会社もあると思うんです。
それはそのお店の人の人柄や頑張り具合だと思うのですが、その頑張りは数字に出てきません。
私は数値分析のプロなので、もちろん日々の売上や前年対比を見てお話しますが、その数字に出てこないような頑張りもお客様との会話の中で拾うようにしています。

2.お客様に共感する姿勢を持つ

そもそも、お客様も数字だけでものごとを判断されたくないと思うんですよね。
だから、「お客様の話に共感すること」も大事にしています。それは単にお世辞を言うのはなく、お客様が「こういうことで困っているんですよね」と言ったら、「このへん確かに数字でも困っているように出てますね」とオウム返しをしたりします。「頑張ってますね」という一言をお伝えすることもあります。

共感が7割で、残りの3割で分析から見えたことをお話しします。
突然、私が「こうしたほうが良い」とたくさん伝えても受け入れてもらえないと思うんですよね。

私は数字を見る上ではお客様よりもプロかもしれませんが、お客様のお店やその業種に関してすべてを理解しているわけではないので、聞いたり、引き出していかないと優良なデータも出てこないと思っています。

そのためにも「お客様に共感する姿勢」を大切にすることで、お客様に信頼してもらう、心を開いてもらうことが重要だと感じています。

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3.「分析の基礎」を伝えることの重要性に気づく

今この仕事を始めて約3ヶ月なのですが、今の売上を前年と比べたり、カテゴリ別に見たり、データベースを蓄積するなど基本的なことをお伝えするだけでもお客様に喜んで頂けることに気づいたんですよね。

分析というと相関係数や重回帰分析など重苦しいイメージがあるんです。そういうことではなくて、昨日の売上をまず見たりとか、そういったところから数字に興味を持ってもらって面白さを感じてもらえればと思っています。

実際、売上分析をしていなかったお店の方と話をして、一緒に過去10年の売上を見てみると、毎年売上が伸びていたりするんですよね。それをエクセルでグラフに可視化して「伸びてますね」と話をするだけでもお客様は非常に喜んでいました。

分析の基礎をこのようにお伝えするだけでもお客様の役に立てるのだということはこの3ヶ月での発見で、そういうところもやっていって企業の経営改善に携わっていければと思います。

4.インタビュアーEmilyの感想

mokkoさんは数値の分析に長けていて、自分の見解をしっかり持っていらっしゃいますが、それを一方的に伝えるのではなく、まず先にお客様の話を聞くことを重視していらっしゃいました。
それが、お客様からの信頼に繋がりますし、売上を上げていくために本当に必要なデータを引き出すことにも繋がるとおっしゃっていました。
目標を達成するためには何が重要かを考えて行動されているのだなと感じました。

さらに、数字には現れない、お店の人柄や頑張りなどの「現場感」を捉えることも重視しており、そういうことも見てもらえることでコンサルティングを受けるお店の方も安心するでしょうし、何より根本的な経営改善に繋がっていくのだと分かりました。

今後、mokkoさんの仕事が益々軌道に乗り、多くの会社の財務分析をしてご活躍されることが楽しみになりました。

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5.mokkoさんのインタビュー・zoom撮影感想

コンサルティングの仕事はまだ始めて1年も経っていないので、自分の仕事を棚卸しするにはとてもいい機会でした。
写真撮影まで含めて一時間程度でしたが、改めて自分が大切にしていることを文章でまとめていると強みを再認識できると感じました。
今後様々な人の経験も読めることを楽しみにしています。

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