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22,3歳なんてぺーぺーじゃんby21歳私

#社会人1年目の私へ

あなたは今どこで何をしていますか。

大学4年生、就活シーズン真っ只中だというのに、1年先を行くあなたの姿が何もイメージできません。

1年前の私なら、今の私にどんな手紙を書いているだろう。そんなことを考えながら、少し思い返して見ましたが、去年よりは今の方がずっと楽しい。私よりも先を生きるあなたがそんな風に思えていたら嬉しいです。

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去年帰省した時に、小学校6年生の頃の私から成人を迎えた私へ手紙が届きました。タイムカプセルというやつです。

あの頃の私は獣医さんになるつもりでいたみたい。それはなんとなく覚えてた。立派な大人に、とか、素敵な大人に、とか、そういうのではなく「美しい大人になっていてほしい」って書かれていたのは我ながらネタのようなマセガキ小学生である。

「大変なことや辛いことがたくさんあるかもしれないけど、私なら大丈夫」

文の最後にはそう書かれていました。
小学6年生、何を根拠にそう書いたのかは全然思い出せない。「私なら大丈夫」そう思える何かが、あったのだろうか。

ただ、思い返してみると確かに大丈夫だった。というか、"大丈夫"にしてきた。英語で言うところのmake。I make 大丈夫。という感じ。

先を生きるあなたならもう分かっていると思うけど、私に必要なのは「だいじょばない」を認めること。だいじょばなくても大丈夫。

「私なら大丈夫」

この言葉は、社会人1年目となったあなたにも送りたい。でも同時に、

「だいじょばない時もあって大丈夫」

そう付け加えたい。

山口花という人間は、きっと根が真面目というか頑固というか、とにかく扱いにくいことはご存知だろうが、そのご存知である自分の短所は何かに追い込まれると見えなくなってしまう。

でも思い出してほしい。
あなたが何よりも嫌いなことは、筋が通っていないことと矛盾していること。今でさえ感じる矛盾や理不尽が、あなたが出ていった社会には今以上に多いんじゃないか。

そこにイライラして余裕が無くなったり失望しているあなたが安易に予想できるが、そこであなたまで流されないことを切に望んでいる。

あなたが芯を持って立ち続けていることで救われた人がいることを忘れないでほしい。誰かが芯を持って立ち続けている姿に憧れ、批判されながらもそうあるように努めた自分をどうか守り続けてほしい。

だいじょばないことが続いたら、きっとあなたの周りには大丈夫を作る手助けをしてくれる人がたくさんいるはず。信頼できるたくさんの人の意見に耳を傾けながら、柔らかくしぶとく、本当に大事なものを見失わないでほしい。

惰性で生きる日々が続いているが、この日々があなたを作るのなら、私ももう少し頑張ってみようと思う。面倒臭いけど。

だからあなたも、あなたの次の私が後悔しないように、ちょっとだけ「大丈夫」で居続けてくれないか。だいじょばない時に手抜きするのは、仕方ないから許してあげる。多少道を外れても、人に迷惑をかけなければ良しとしよう。あなたが苦しくなっても、頼れるような人を、頼れるような環境を、今からちゃんと増やしておくね。


だからいつまでも、

美しい大人でありますように。

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