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邪道勇者 能力余談

ジャック
基本的に「心ないが故の特技」が多く、歌を「人間心理の拡張」として理解した人間性を「再現」するという形で実行可能。

••••••逆に細やかな心による技術は不向きで、絵は女性陣が悲鳴を上げる抽象画(ただし、模写は得意)

演技も檀上では出来るが、私生活では他者に低姿勢で付き合う事に虫唾が走る為、頼まれてもしない。他人を騙す時のみ。

基本出来る事を限界まで鍛錬した結果の為、才能のある犬千代などには「才能か••••••」と遠い目で見ており、魔術などに関してはインチキの類と考えている。

心まで再現出来るので、歌姫レベルで歌えるものの、歌っている当人を見たゴブリンは悲鳴を上げ、犬千代は部屋に引き籠もった。

「嘘だ••••••あの歌が、あんな化け物から出る訳がねぇ••••••••••••」と泣いたという。


どちらが? さあな。自分で調べろ!!


基本的に知能を使う事が悪知恵のみであり、賢い戦いが苦手。 

高い場所が苦手。落ちたら死ぬではないか。

戦闘面では無類を誇るものの、犬千代と違い「誰かに好意を偽でも向ける」事が出来ないので、基本敵のみ。犬千代がいなかった場合話し合いの選択肢自体が取れない。

情報収集も苦手。謎解きも苦手。


なら何が得意かって? 大物を仕留める事、他人を騙すぐらいだな。あとは••••••初対面の奴でも魂を暴き、作家として人間性を丸裸にして追い詰められる。


心ある限り、敵はいない!!


敵「しか」いない、とも取れるが。


••••••••••••••••••まあ、とにかくだ。いや、実に聖者の如き人物だと感心してくれて構わないぞ。無論有料だ金は貰う。

おひねりを投げるのはそこだ。とりあえずは万札でいい。気にするな。


本質を見抜く目はあり、殺人犯を謎解きせず当てられる。また、所謂「心の弱さ」が無いので裏切られようが騙されようが背中を刺され(未遂)ようが動じない。

当たり前の事だ、と思っている。

基本「何を選ぶかは当人の勝手」と考えているので、主義主張や国家、民族などに一切、囚われない••••••••••••ある意味、最大の能力なのだろうか?

物語至上主義者であり、国王でも神仏でも、コケにすれば許さない。許す機能が無い。

一目見れば、人間性を看破出来る。

過去に囚われているか、隠された本心、実際には表面上と違い「どういう本質」なのかを(勝手に)看破する。例えどんな能力を持とうと、人類ではない神仏のような埒外の存在でさえも、その「心」を丸裸にする。

基本人権は無視する。

法律? 証拠でもあるのか?


心を暴くのは得意だが「心に共感する」機能は無いため、仮に自身の著作を別口で形とし見る機会があっても、感動系に制作した場合本人のみ「何が面白いのかサッパリ」な状態になる。

なので、集団行動が苦手だ••••••••••••こうして見ると苦手項目ばかりじゃないか?


非人間に長所は無いのか?


まあ、心の悩みは無い。例え孤立しようが、差別や迫害を受けようがケロっとしている。
ただ、物語の売上は欲しい••••••••••••

 
ああ、そうだ!! 忘れるところだった。

肝心の執筆能力に関して言えば、貴様ら読者が「売れっ子作家」として見ている奴等の、その万倍でも追いつかない。

最短、10日前後で一冊を書いたが、今なら、指さえ持てば2日で書ける。

遅くて3日だな。金にならないなら、やはり知ったことではないが。

感動物だけは苦手だが••••••書こうと思えば書ける。無論、嬉しくもないが。




栞機能有り
テーマ 非人間讃歌
ジャンル 近未来社会風刺ミステリ(心などという、鬱陶しい謎を解くという意味で)

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