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これから仕事について考えてみる人に-自己回想録

成人式があり、たくさんの方が大人へのスタートをきり、そして就活をしている学生の方も、転職活動をされている方もたくさんいますよね。

そこで少しだけ、自分のこれまでの悩みとキャリアを書いてみようかなーなんて思っちゃいました。なんか、前にここでも書いたんですよ。キャリアについて。これからのことを。読んでいただいてありがとうございます。

今まで、おそらく人よりは不思議なキャリアを歩んできたんだろうなぁともよく言われるんですけど。もともと僕って、新卒で就職できなかったんですね。でも今、なんとかなりました。

理由は単純明快だった!!!

1.たいして各業界を知らなかった。

大学時代は、ひったすらDJをしてクラブイベントを主催して、音楽ライターみたいなことや、大手レコード会社のプロモーションをしていました。そして、海外の雑誌に夢中になり、カルチャー雑誌を作りたかった。だから、「業界研究」なんて、出版の世界しかしていなかった気がします。

DJイベントのために、音楽評論サイトを作り、月間50万PVを獲得することはできましたが、それは奇跡に近い偶然の産物でした。

2.エントリーシートの提出期限を勘違いしていた

今思うと。やばい。就活って、4年生になってから始めるもんだと思っていたんです。だから、大学3年の夏休みにロンドンに渡ってしまってから、帰ってきたら、まさか終わっているとは思わなかったwww

3.そもそも働くことについて考えが甘かった気がする

まぁ、大学三年生で人生を腹をくくって決めるなんて今、社会人を15年以上していたら無理なんじゃないかって思うんですよ。大学時代に出会うことの全てが今の人生に影響を与えているのは事実。

だけど、受験をするときに「将来を考えて受けなさい」なんて無理。僕には無理。絶対に無理。

そこは人生の夢へのきっかけを初めて見ることが許される自由時間だと思っていたからです。そこで、僕は新卒で正社員になれませんでした。

ただ、「やりたいこと」だけはぶつけどころがないまま、あった。だから、インタビュー記事などをとったりしてzineを作りました。


(↑で紹介しているANNAさんのzineはすごいんでやりたい人はぜひ読んで)

音楽業界の方などにもらいにきてもらったりはしていたけど、特にそれがお金になるわけでもなく、「世界は面白いんで紹介したいんですね!」程度の気持ちでしかしていませんでした。

それで一時期、「就職はしないとまずいのではないか」と考え、1mmも興味がなかった会社に面接してもらえる機会があれば会いに行きました。

でも、全て落ちました。理由は「君、本当にやりたいことあるだろ。なんで今日きたの?」という理由です。

その時はショックでした。アルバイト経験もまともにないまま、何か働くことを考えなければならないのに、将来がお先真っ暗になるんですから。

今思えば、その時の社長さんに聞くんですけど、「嘘ついても人生1度だからやるべきこと、能力を活かし、諦めるな」と伝えてくれました。

それでも出版の世界は経験者採用だけなので、僕は入れてもらえなかった。

じゃあそんな中何をしたのですか!?

とにかくたくさん人に会いに行きました。大人に。人生、会いたいと思えば人には会うことができるんです。セミナー会場で捕まえるでもいいし、手紙を核でもいいし、人づてに頼み込むでもいい。

今ではTwitterなどがあり、コンタクトが取れるし、恩来サロンでワークを共にすることもできるので、ハードルは下がっている気がします。

そこである通信社の経済学部に「履歴書に経験者ってかければいいんだからウチに来いよ!」と御誘いいただき、アルバイトをはじめました。

間に、編集とライティングを学ぶ学校に通いながら、僕は生まれて初めて「会社組織」というものに触れました。すっごく苦手な人もいたし、そういう人たちと2人きりの時に話題を途切れずタスクを終わらせるために、適度な距離感を保つことも巨大なストレスと共に、

学ぶことができました。

というか、学ばないと無理だったのです。

アルバイトという立場上、時間がある時は自由なんですね。だから、社内を勝手に歩き回りました。それで、興味がある世界のデスクや記者を捕まえて、

世の中のことを質問して、教えてもらいました。

毎日が週間子供ニュースみたいなものです。

それでもね、案外ね、話聞いてくれるんですよ。「大人、話たがりだなぁ」とナメたことを考えながら「先輩!お願いしますっ!」ってついて回りました。

そこから大手出版社に行くことが決まり、紆余曲折してWEBの世界経由でクリエイティブディレクターになるんでど、やっぱり、できることとできないこと、あるんですよ。

マルチプレーヤーだったらそもそも自分でしているので。

そこで、何をしたか・・・・・・・・。

「この人すげーな!」というクライアントさんのアートディレクターに毎日資料の作り方から打ち合わせの反省点など。全部指摘を受けたいので打ち合わせの後、理由をつけて、ご飯に行って(喫茶店でも)反省会をしてもらいました。それで、その人(勝手に師匠と呼びますね)や、他のクライアントさん、おつきあいのある代理店のスーパー営業マンの方の「すごい!」と思うことを全部真似しました。

生活スタイルから、インプットの仕方、酒の飲み方。全部です。言われたことも全部やりました。

その生活を3、4年続けたうちに、自然と身体が動くようになっていた。格闘技で繰り返し練習していた動きが試合で出るようになるように、ある日突然、身体と頭が動くようになった。

そこから自走しはじめたりしました。

その後事故でおやすみすることになるんですけど、この時の貯金ってものすごく役立っているんです。僕は貯金大事だと思います。その若い時にしかできないこともあるし、経験から今しか学べないこともある。

そこですごく役立つことをいくつか記載しておきます。

1.人には会おう。まずは話を聞く

これは一番大事なんじゃないかなぁと思います。自分の考えが固まって、ポリシーができてからこそあえて聞く。全て真に受けなくてもいいんです。使えることろだけ使えばいい。ザッピングするんです。ビジネス書でも、必要なところだけ読めばいいですよね。今、舞台の制作をしているのも「この人いい!」と思った人に声を直談判でかけに行ったりしたからだったりします。

2.嫌いなものに触れる

最近はAIのアルゴリズムの進化により、「あなたへのおすすめ」がたくさん出てきます。好きなものにどんどん囲まれる。だから実は「好きな理由と嫌いな理由」を明確にしないと、ぶれるんですよ。SNSなどでは成功した人たちがマーケティング的に投稿されたりもしています。だから本当に「なぜ自分はこれがいいのか?」の理由を保つことは大切です。だから、嫌いなものに出会ったら理由を考え抜きます。自然と好きなこと、やりたいことの理由が浮かんできます。

ちなみに、僕はレコード屋さんで信頼するバイヤーから「自分が絶対に買わないレコードをおすすめしてください。あなたのセンスで買います」とおすすめしてもらい、気がつかなそうな知らない世界を手に入れます。これは、実店舗大好き問題で記載しています。

3.人に優しく

当たり前や!と思うかもしれないんですけど、ご縁があった時は親切に。いつか自分に返ってくるので、そんな下心はなしに人を大切にしましょうね。というか、僕の場合は、人が好きなんで大切にしたい。そしてされたい 笑。

4.他業種からむしろ学ぶ

「WEB作ろう」という要件に対して、「WEBを探す」これは手段。目的、本質的な部分はもっともっと、人間の生活の中にあるんです。だから、例えば物作りがしたい人ならば、建築家だったり別のジャンルの方のしごろスタンスを見て、「じゃあ自分のやることに置き換えたらどうなるのかな?」って考えて見ることがすごく大切なんです。案外ね、やることはアウトプットが違うだけで変わんないんですよ。必要な人がいて、決められた予算があって、納期があり、チームで作り、納品する。これはWEBでも紙でも建築でも変わりません。その応用力を身に着けるために他業種の方のやり方から自分の場所に置き換えることは大切。僕は特に建築家の方の著作を参考にしました。最大限上のレイヤーからイメージしてみます。大事。

5.好きなことは好きでいる

楽しみましょう。状況が悪くても良くても。そこで、好きでいて楽しんでいる人が作るものは必ず伝わる気がします。

とまぁ、矢継ぎ早に書いてみたんですけど、案外大丈夫。

何も就職活動が全てでもないし、ブレなきゃ大丈夫。

むしろ、ブレたら「本当を探すためのきっかけなんじゃね?」くらいに思っていても死なないっすよ。

【医療ミスで死にかけ、3年近く寝込んでいても今、戻れております!】やり直せます。
あとはできないことは素直に言います。嘘ついてもその後誰も幸せにならない。できなくても当たり前の部分もあったりします。だから、組織があって、仲間がいて、チームがあるんだよ!

と、自戒の念を込めて書いておきました。

僕はこうしてnoteを更新する事で、自分の気持ちの整理ができている。

自己実現でもないし、課題解決でもないけれど続けてよかったなと思う。

これから、2020年代は、チームにいつつもいかに個人の時代かとも考えているので、大事ですな!

明日も楽しくやりましょう!!!!!


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