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斉藤 夏輝
2022年10月17日 19:49
初対面の人間に、特技を聞かれたときに困ってしまうのは「自慢しすぎていないか」、あるいは「格好つけすぎていないか」という要素を考えすぎてしまうからだ。その点、僕は特技を聞かれれば、「フラフープを回すことが得意です」とか、「自分でセルフ散髪することが得意です」と即答することができる。フラフープを回すことより、「ギターが弾ける」とか「カラオケ」、「リフティング」とかの方が断然格好いいのだけれども、僕
2022年3月7日 20:10
こんな僕だって、ホワイトデーのお返しくらいはしたことがある。まあ直接的に言い換えるならバレンタインのチョコレートを貰ったことがあるということだ。しかし、そんな経験は今まで然程なかった高校1年生の2月14日。弓道部の女子たちがバレンタインデーにここぞとお菓子を皆に配り、僕もそのついでのような形でチョコやらケーキやらを彼女たちから頂いた。運がいいことに僕が所属していた弓道部は人数がすこぶる多か
2022年2月28日 20:11
舌に衝撃が走った。恐ろしいほどまでにパンチが効いたバター。BTSも驚くほどの口いっぱいに旨味の重低音を響かせ広がる「Butter」。口に入れて正直困った——。この世界にこんなにも美味なものがあったとは知らなかったのだ。小学校低学年の朝食時のことである。母は健康志向であったから、リンゴやミカン、バナナ、キウイといったフルーツを細かく刻んでミキサーにかけ、特性のスムージーを作る。僕は毎朝毎朝、それ