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わたしを取り巻く世界のあれこれ

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23.04.15 変なひと。

23.04.15 変なひと。

 ここまできたらもう腐れ縁。
 好きでも嫌いでもない、あなたにとっての人生1の悩みはわたしにとってはどうだって良いこと。
 そんな良い具合にお互い無責任で奔放で、そしてなによりありのままでいられるあの人に会ってきた。

 あの人はついこの間、10年来の大きな夢を叶えたというのに、どうやらその夢は、必ずしも理想通りではなかったらしい。
 夢への第一歩を後押ししてくれた仲間を裏切ってはならないと、「今

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夢が夢である条件を定義してみた

夢が夢である条件を定義してみた

夢が夢である条件を定義してみた

先日、いしかわゆきさん著の『書く習慣』を読んだ。

その本の巻末には「書く習慣 1ヶ月チャレンジ」というワークシートが添付されていて、読者が今日から継続的に「とりあえず書く」習慣をつけるためのきっかけとなっている。そして30日間毎日課されるお題が面白い。例えば「昔はどんな子どもだったのか」、「自分があまり賛成できない常識」、「今日1日にあった印象的なこと」といった

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故郷に帰ることとは

故郷に帰ることとは

実家に帰ると起こること。

① 母親からの「結婚はそろそろ…?」プレッシャー。
② 規則正しい生活と、栄養満点な食事。(きっちり3食)
③ 祖母の「CちゃんはCちゃんらしくね。」という激励。
④ 父と母の小競り合いとちょっとした喧嘩。(私はあくまで中立で)
⑤ 中学・高校、青春時代の思い出のフラッシュバック。

昔読んだ、村上春樹さんのエッセイに書いてあった。
故郷に帰ることは、過去に戻ることであ

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こんまりメソッドに触れる

こんまりメソッドに触れる

 VOGUE10月号に掲載されていたこんまりさんのインタビュー記事を読んだ。

 まず驚いたのは、こんまりさんが中学生の頃から片付けに関する研究を始めていて、大学生になった19歳で片付けコンサルタントとして起業していたということ。

 こんまりさんの幼い頃には、そんなユニークな感性と好奇心を、支え見守る存在があったのだろうか。

 これまでこんまりさんが提唱している片付けメソッドは、「その物にとき

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馬が合わない

馬が合わない

 馬が合わない人がいる。

 誰しもがそんな存在と出会ったことがあるだろう。

 そんな人との間には、初めてメッセージを受け取ったその瞬間から、その話し声を聞いた瞬間から、なんとも言えないいや〜な予感が漂う。

 これまでのわたしはそんな時、あぁ合わないな〜合わないな〜と思い続ける一方で、そこから何も行動に起こしはしなかった。

 そんなこともあるし、別にそのままやり過ごすのでもいいのかもしれない

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恋は大袈裟なもの

恋は大袈裟なもの

 ひとつのからだ・こころは、もう1つのからだ・こころなしでは生きていけない。その煩わしさに堪かねて、昔から多くの人々が荒野に逃れ、寺院に隠れたが、幸いなことにそんな努力も人類を根絶やしにするほどの力は持てなかった。恋は大袈裟なものだが、誰もそれを笑うことはできない。 

 『ひとり暮らし』谷川俊太郎

 8月12日付の朝日新聞・天声人語は、胸を打つものがあった。

 内容は、戦時中の航空兵と街の学

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口紅の不思議

口紅の不思議

 化粧が好きな女性は決まって、口紅をたくさん買い揃える。

 口紅は奥が深い。どんな色で、どんなテクスチャーで、どのくらい発色するものがいいのか。女にはその時々に、それぞれのこだわりがある。

 口紅=赤 ではないのだ。

 この世界にはたくさんの種類の口紅があるにも関わらず、理想の口紅を見つけることはなかなか難しい。

 それでも、彼女たちはありとあらゆるブランドの、ライン全ての色を1つ1つ試し

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映画ログ『魔女がいっぱい』

映画ログ『魔女がいっぱい』

 これは… ロアルド・ダール原作だから映画として成立しているということで良いだろうか…?鑑賞終了後から、胸騒ぎが止まらない。

 これは、誰に向けて何を伝えようとしたのだろうか。

 たしかに親玉であるグランド・ウィッチは冷徹で残酷な魔女だ。彼女が罪なき子供達に対して行ってきたことは、決して許されることではない。だから、彼女が少年たちから痛快な仕返しを受けるところまではよかった。

 ただその前後

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