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ふたりって、いちばん強い味方だね。

ひとりよりほんとうは、ふたりっていう

単位がすきで。

ふたりはなるべくなんとなく平仮名で

書きたくなる。

わたしが好きなふたりはたくさんいるんだ

けれど。

小説のこのふたりがとても好き。

主人公はエリアシという男子とアヤトリという

女子のおさななじみのふたり。

クラフトエヴィング商會の吉田篤弘さんの

小説のなかの名前って、むかしから思っていた

けれど。

(そうクラフトエヴィング商會だって吉田篤弘さん
吉田浩美さんのふたりのユニットだ)

彼の小説の名前って、地球儀には記されていない

どこかの国に存在している人たちみたいに、

ふしぎなきもちになる。

できごとはよく知っている街のどこかの

ようなのに。

アヤトリが真夜中、苺ジャムの壜のふたが

開かなくて、「困ったことになったの」って

理由は言わずに、エリアシを呼び出す一節を

読んでいて。

ほら、小説の中では困った人がいると、

ちゃんと駆けつけてくれるひとがいるんだよ

ねって、なかば羨望ににた思いに駆られてゆく。

だから、これは小説だってって思いながらも。

でもエリアシは「またかよ」って言いながらも

その壜のふたをちゃんと開けにきたりするん

だよって。

ちゃんと駆けつけてくれるんだって、ほらねって

気持ちに読んでいてなるけれど。

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これを最初読んだ時、最初はこのエリアシは

エリアシでしかなくて。

だれのことも想像しなかったけど。

この間読んでいたらこれって、もしかしたら

ぺこりんさんもこんな人じゃないかなって

勝手に想像していた。

想像しだすと止まらない子供の頃からのクセが

暴走した。

ぺこりんさんは、如月桃子さんに

「バレンタインしか空いてないなんて嘘だよ」って

素敵なことばをさらっと言ってのけられる

夫さんになられたばかりの素敵な方だ。

夫さんって言う言い方わたし初めてしている。

この間再放送で「カルテット」を観てから

みんなが夫さんって口々に言うのでその響きが

やさしくてその言葉が耳に棲んでいて、いいなぁって

思って。

桃子さんにはじめて使ってみた。

お目にかかったことないのに、桃子さんの夫さん

ぺこりんさんは、とてもこの小説の主人公に似ている

気がする。

もしかしたら桃子さんも、アヤトリに似ているのかも

しれない。

この小説の中のせりふに

「回転に自分の呼吸を合わせてしまえば、こっちのもんです。
逆らってはいけません。常に流れを味方につけることです。
そうするとジャムのフタだろうが何だろうが嘘のように
くるりと回ります」

そんな言葉を眺めながらほんとうにこれって

ジャムの壜のふたの話だけじゃなくて、

この流れを味方につけるってところがいいよなって。

最近の桃子さんをみていたらまさにそうで。

流れをツキに変えているそんな風が彼女に吹いて

いる感じがする。

そして冒頭に戻りますが、ふたりという単位について。

わたしの好きな福岡伸一さんもかつてこうおっしゃって

いました。

DNAが、美しい二重らせん構造をとっているように

重要なものは全部、対になっているんです

って。

それってワトソンの言葉らしいんだけれど。

いま、ゆるぎないふたりという単位にしあわせな

未来が輪郭となってみえている気がする。

7年前からふたりだったふたりが晴れて家族に

なった佳き日にたくさんの幸せが降り注ぎます

ように。

こころよりのお祝い申し上げます。

ぺこりんさん、如月桃子さんご結婚おめでとう

ございます🍾💖🍾

桃子さんにおめでとうを言えることが何よりも

うれしいです。桃子さん末永くお幸せにね!

ひとひらの 夢ににている 言葉がこぼれる
ほんとうの 空にかかった ふたいろの虹

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