岩松勇人プロデュース@ビジネス本研究所:東京改造計画 堀江貴文 ホリエモン 立花孝志 小池百合子 都知事選
【東京改造計画】はこんなあなたのための書籍です。
●コロナ時代に不安を感じる人
●今の教育制度に疑問を感じる人
●都政の政策論についての意見を交わしたい人
●未来の生き方について考えたい人
●未来のために立ち上がりたい人
【東京改造計画 の目次】
第1章 経済
第2章 教育・社会保障
第3章 新型コロナウイルス対策
第4章 都政
第5章 東京都を世界一の暇つぶしに
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【要約】
今回は、
堀江貴文さんの最新刊「東京改造計画」
という本を解説します。
本書の冒頭から、小池百合子都知事の
今までの4年間をバッサリと批判しています。
前回の選挙で掲げたマニフェストを
実行できていないにも関わらず、
都知事はどこ吹く風で平気な顔をしている。
選挙に勝ちたいだけの自己保身の政治家が
当選したところで、思い切ったことなんて
できるはずがない。
彼女は東京大改革宣言と銘打って、
7つのゼロを公約にしました。
待機児童ゼロ
残業ゼロ
満員電車ゼロ
ペット殺処分ゼロ
介護離職ゼロ
都道電柱ゼロ
多摩格差ゼロ
これだけ大風呂敷を広げておきながら
ろくにゼロが実現していないことに
呆れ返るばかりです。
実現の兆しはなく、言いっ放しの
公約がどうなったのか検証されない
政治家は随分とお気楽な商売だと語られています。
この本の結論は、
というホリエモンの強いメッセージです。
しかし、小池都政は悪い側面だけではありません。
Yahoo! JAPANの社長だった宮坂学さんを
副知事に抜擢したことは珍しくいい人事でした。
でも肝心の都知事が及び腰になっているせいで、
彼女が当初掲げていた数多くのマニフェスト
はまるで前進していません。
せっかく日本屈指の懐刀(ふところがたな)
を擁しているのに、彼女は人材の無駄遣い
によって国益を損なっている。
愚かなバカ殿がトップに居座っていると、
宮坂さんのような人材がフル稼働しない。
彼女が4年間都知事を務めていたせいで、
都民はとてつもない大損をしているんだと
堀江ブシが炸裂しています。
本書は、経済、教育・社会保障、
新型コロナウイルス対策、都政、未来の生き方
の5つの項目についてホリエモンの
37の提言が解説されています。
これらの5項目について、
あなたにとってもよりわかりやすい
理想的だと感じた提言を1つ
ピックアップして解説していきます。
1 本当の渋滞ゼロ
2 正解を教えない教育
3 経済活動を再開せよ
4 今こそネット選挙を導入せよ
5 生活コストを限りなくゼロに近づける
全部で5つ解説することになりますので、
各提言はより簡潔にまとめていきます。
それでは順に解説していきます。
1 本当の渋滞ゼロ
まずは経済面です。
なぜ政治家はビジネスが下手なのか。
それは、自分の手で商売をしたことがないから。
ホリエモンが実業家として
東京を経営したらどうなるのかを考えてみた
という内容になっています。
タクシーに乗ると東京都心の道路は
いつも渋滞しています。
渋滞のせいで無駄に時間を使わされる
損失は計り知れません。
ホリエモンに限らず都民一人一人の
時間こそが価値です。
悠長に渋滞を容認しているような
都市ではいけません。
では、どうすれば渋滞を解消できるのか。
答えは超簡単です。
ダイナミックプライシング(価格変動設定)
を導入すればいいんです。
要は混雑時には料金が自動的に高くなるようにすること。
需要に応じて価格を少し変えてやればいいんです。
混雑時には400〜500円、
ワンコインにプラスアルファした程度の
金額を上乗せするだけで、
渋滞はうんと緩和できるんです。
小池都政ではオリンピック期間中に
導入する予定があったそうですが、
平常時にやらなければ一般庶民にとって
意味がありません。
ETC車両検知器を大量に増設して、
東京の各所でダイナミックプライシング
を可能にする。
ETCを搭載していない車は首都高に入らせない。
東京ではETC設置を義務化する。
こうすることで渋滞は解消されていきます。
でも庶民にとっては1000円、2000円
の違いは死活問題でもあります。
「金持ちだけスイスイ走れればいいのか」
というクレーマーも出てくるでしょう。
そこでホリエモンはクレーマーに問いかけます。
「君たちはそんなに渋滞が好きなのか?」と。
2 正解を教えない教育
東京、そして日本の教育・社会保障は
まるで進化していません。
いつまで戦後スタイルでやっているのか
あきれ返ってしまうほどです。
今は新型コロナウイルスの影響で、
急速な変化を迫られています。
今こそカビの生えたシステムを破壊して、
新しいものに生まれ変わらせよう。
まずは授業のスタイル。
もはや全国の先生に同じ授業を
させる必要はありません。
小中学校では授業をオンライン化させるべき。
授業、生活指導、いじめ問題、
モンスターペアレントなど、
ただでさえブラック労働、長時間労働で
疲弊している教員の負担を大幅に軽減できます。
オンライン授業では例えば「今でしょ」で
お馴染みの林修先生の授業を動画撮影して配信する。
日本一教え方がうまい林先生の授業を
オンラインで受けた方がよっぽど学びになります。
計算ドリルをひたすらやらせたり、
テストで高い点を取らせる目的の
暗記主体の知識詰め込み型教育は
もはやなんの意味もありません。
スマホで正解はすぐに検索できます。
今の時代に求められているのは、
正解を覚える教育ではなく、
自分の頭で考える教育なんです。
興味と関心を惹く教え方をすれば、
子供達は目を輝かせて自分の頭で
考え始めます。
高校時代、化学の元素記号を
水兵リーベ僕の船で覚えさせられた
人は非常に多いのではないでしょうか。
こんなものをお経のように唱えたところで、
誰も化学に対する興味を持ちません。
水兵リーベのリーはリチウム。
「リチウムイオン電池はスマホに
使われているんだよ」
と教えてあげるだけで興味の持ち方はまるで違います。
リチウムってなに?
と授業に取り組む姿勢も変わってきます。
3 経済活動を再開せよ
次は新型コロナウイルス対策についての提言です。
目に見えないウイルスに恐れおののき、
「ウイルスがゼロになるまで戦い続ける」
なんて果てしない消耗戦に突入すれば、
経済活動がストップして産業が全滅します。
なんでもかんでも自粛では、
コロナウイルスで死ぬよりも、
自殺者の方が増えてしまいます。
重要なのは、
ゼロリスク信仰のせいでがんじがらめに
なるのではなく、
「ウイルスを正しく恐れる」
という基本から外れないこと。
2020年2月26日
安倍首相は大規模なイベント開催への
自粛を全国に呼びかけました。
イベント中止によって発生する莫大な損失は、
誰も補償してくれません。
こんなことをクソ真面目にやってたら
日本のエンタメ産業は全滅してしまう。
コロナウイルスを正しく理解していれば、
3密(密閉、密集、密接)の条件の他に、
高齢者や基礎疾患がある人を巻き込まない
限りは基本的に自粛する必要はありません。
イベントが次々と中止される中、
3月22日名古屋でホリエモン祭を開催。
この時はここまでやるかと思うほど
徹底的にあらゆる対策をしたそうです。
入場者にはアルコール消毒、
マスクを配布して装着してもらう。
会場は換気をしまくって空気がこもらないようにする。
イベントの合間に消毒ターイム
と声をかけて全員で消毒。
客席は1メートルずつ間隔をあけて、
食事はパックで密閉して全部フタをつける。
当日は体温測定してもらい、
微熱の場合は入場を断る。
万が一感染者が出た場合は、
爆速で連絡が取れるように名簿を作成。
ここまで対策をすればリスクは
限りなくゼロに近づきます。
3密にならなけらばリスクは低いのに、
コロナ警察まで出現して
集団ヒステリーを起こしている。
年代別死亡者を見ると60代以上が9割。
現役世代が死亡するリスクはほとんどない。
むしろ積極的に働いたほうがいいんです。
政治家が言えないならホリエモンが言います。
過剰な自粛はやめて経済を再開せよ。
4 今こそネット選挙を導入せよ
東京の政治は、まるで時代遅れの大企業。
まずは東京都が徹底的にテレワークを
導入して、お手本を見せるべきです。
6月18日に東京都知事選挙が告示されます。
新型コロナウイルスでみんながパニックに
陥ってる今、ネット選挙導入のチャンスです。
事前投票では地域の区民センターで実施され、
何百人、何千人という有権者が出入りします。
投票当日は、小学校の体育館に朝から行列。
投票権をもらう時は係の人と短い会話もあります。
3密の要件が全て揃ってしまっています。
紙を直接手渡され、誰が触ったかわからない
鉛筆を握って名前を記入する。
投票を締め切った後は、
様々なウイルスが付着している紙を
わらわらと掴みながら開票する。
こんなアナログ極まりない選挙は、
いい加減にやり方を変えるべきです。
しかし、こう発言すると、
「公職選挙法を改正するための手続きに
時間がかかる」
という言い訳が出てくることは容易に想像できる。
ならば東京都知事選挙に限っては、
ネット選挙へ舵をとるべきです。
こういう絶好のタイミングでネット選挙が
できなければ、いつまで経っても
変化することはできません。
あなたもおかしいと思いませんか?
3密がダメ!緊急事態宣言!自粛せよ!
と言いながら従来通りのアナログ選挙
を実施するのは矛盾していますよね?
あなたはこのままでいいと思いますか?
5 生活コストを限りなくゼロに近づける
東京を改造して何を実現するのか。
それは、都民一人一人が
「未来の生き方」をできるようにすること。
私たちはそろそろ労働やお金から
解放されていいんです。
自分の好きなことややりたいことに没頭し、
遊ぶように生きていこいう。
ホリエモンは東京を世界一の暇つぶし都市
にしたいんだと力強く語っています。
実現するためには、
東京で暮らす人の生活コストは下げるべき。
全国の空き家はすでに849万戸もあります。
ならば空き家を有効活用すべきではないでしょうか。
家賃が限りなくゼロで住める
「都営シェアハウス」をあちこちに開設して、
働かなくても遊んで暮らせる
若者の居場所を作る。
AIとロボットの技術が進めば進むほど、
人間が汗水垂らして働かなくても
機械が働いてくれるようになります。
そうなった時に、いかに充実した
暇つぶしができるかがポイントです。
もはや衣食住のために働く必要はありません。
生きるためのコストはいくらでも下げられます。
「仕事が遊び、仕事が暇つぶし」
そんな幸福度の高い生き方を
実現するためのセーフティーネットを充実させる。
遊んで遊んで遊びまくる。
何かにはまって没頭する。
その熱が周りを巻き込み、結果として
ビジネスにもなります。
YouTuberはその典型です。
もう、食うためだけの仕事はしなくていいんです。
それでは最後におさらいしましょう。
1 本当の渋滞ゼロ
渋滞を緩和するには、ETC車両検知器を増設して
ダイナミックプライシング(価格変動設定)
を導入すればいいんです。
ホリエモンに限らず都民一人一人の
時間こそが価値です。
2 正解を教えない教育
スマホで正解はすぐに検索できます。
今の時代に求められているのは、
正解を覚える教育ではなく、
自分の頭で考える教育です。
3 経済活動を再開せよ
3密(密閉、密集、密接)の条件の他に、
高齢者や基礎疾患がある人を巻き込まない
限りは自粛する必要はありません。
現役世代の死亡リスクも低いので、
経済活動を再開しましょう。
4 今こそネット選挙を導入せよ
投票当日は、小学校の体育館に朝から行列。
今の選挙の投開票スタイルは、
3密の要件が全て揃ってしまっています。
ネット選挙導入を今やらなければ永遠に変わりません。
5 生活コストを限りなくゼロに近づける
東京を改造して、都民一人一人が
「未来の生き方」をできるようにするべき。
生活コストを下げて
遊びや趣味をビジネスに変えていく
ということがこれからの時代に求められます。
著者について 堀江貴文
1972年10月29日、福岡県生まれ。
現在はロケットエンジン開発や、アプリのプロデュース、また予防医療普及協会として予防医療を啓蒙する等 様々な分野で活動する。会員制オンラインサロン『堀江貴文イノベーション大学校(HIU)』では、1,500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開している。著書『多動力』『時間革命』『120歳まで生きたいので、最先端医療を取材してみた』など
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