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岩松勇人プロデュース@ビジネス本研究所:志村流 金・ビジネス・人生の成功哲学 志村けん

【志村流 】はこんなあなたのための書籍です。

●芸能界大御所の哲学を学びたい人
●ビジネスの肝を学びたい人
●一流とは何か?を学びたい人
●独立しようか悩んでいる人
●志村けん成功秘話を知りたい人

【志村流 の目次】

第1章 人生―一生が二十四時間だとしたら
第2章 お金―肝には金を使え
第3章 ビジネス―常識なくして成功なし
第4章 処世術―マネがマネーを生む

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今回は、
「志村流」
という本を解説します。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、
志村けんさん死去という突然のニュースに
驚かれた方も多いかと思います。

「バカ殿様」や「変なおじさん」を演じて、
お茶の間で愛されてきた志村さんの早すぎる死は、
悔やまれるばかりです。

本書では、お笑いのプロとして長年にわたって
第一線で活躍してきた志村さんが、
自身の仕事哲学と人生哲学を
包み隠さず披露しています。

この内容から志村さんが老若男女、多くの人から
愛されてきた理由が感じられます。

この本の結論は、

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という内容です。

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「バカ殿様」「変なおじさん」という
キャラのイメージに引っ張られ、
常にハチャメチャなのかと思ってしまう
方もいるかもしれません。

しかし本書からは、仕事には投資を惜しまない、
徹底して準備を重ねますが、
それを視聴者には悟らせないなど、
妥協を許さない姿勢が垣間見えます。

広く愛されてきた「バカ殿様」「変なおじさん」
の裏には、想像を絶する努力があったんです。

本書が書かれたのは、長期的な不景気が
続いていた2002年のこと。

そうした背景もあってか、本書には、
出口の見えない不況の中で生き抜いていく
ためのヒントが詰まっています。

本書の重要なポイントを
3つに絞って解説していきます。

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それでは順に解説していきます。


まず1つ目のポイント

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1 志村流人生哲学

「人生は72年、それが丸一日だ」
と言われることがある。

72年間の人生を1日=24時間と考えるなら、
72(歳)÷24(時間)で、1時間=3歳となる。

そうすると、本書執筆当時の志村さんの年齢は
52歳だから、17時にあたる。

夏ならまだ明るいが、冬であればすでに
辺りは暗くなっているころだ。
これから夜に突入すると思うと寂しい気もするが、
まだお楽しみのディナーが残っている
といったイメージだ。

このように、年齢を一日に例えてみると、
自身の置かれている状況がイメージしやすくなります。

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たとえば、働き盛りといわれる42歳は14時だ。
一日で最も太陽が高い時間帯である。
42歳=14時を過ぎたら、陽がだんだん傾き、
やがて夜になっていく。

もう14時を過ぎている人たちが、
これから自分の欠点を直してビジネスに再挑戦しよう、
これまでの経験を生かして新たな仕事に
転職しようなどと考えているなら、
昇りつめてきたこれまでの時間と、
沈みゆくこれからの時間に思いを
馳せてみてはいかがでしょうか。

これからの自分の生き方や方向性が、
自然と見えてくるはずです。


夕方の17時ごろ、つまり50歳を
過ぎても成果が何もなかったり、
宙ぶらりんの状態だったりするならば、
ここは思い切って、考え方を方向転換
してみるのもいいでしょう。

たとえば、「変なおじさん」
に変身してみてはいかがだろうか。

「変なおじさん」とは、テレビ番組
『志村けんのだいじょうぶだぁ』で、
志村さんが演じていたキャラである。

若くてかわいい女の子が大好きで、
いろんなものに変装し、たわいない
イタズラをする。

実はこのキャラは、志村さんの本心や願望を
代わりに表現しています。

50歳を過ぎても宙ぶらりんの人は、
能力や才能がないというよりは、
自分自身を解放できずにいる人。

そんな人は、自分にはできないと感じたとき、
心の中で「変なおじさんにヘンシ〜ン」
と叫んでみてほしい。

そうすることで、自分を解放してやることができる。

人生も後半戦に突入してきたなら、
いままでの自分や周囲から作られた
固定概念を取っ払い、自分自身に
素直になって生きていきましょう。


2 志村流お金の哲学

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人生はお金じゃないと言っても、
お金なしには生きていけない。

生活する上でも、限りある人生を楽しむ上でも、
お金はなくてはならないものだ。

著者の場合、不慮の事故などで現場を離れ、
世間から忘れられてしまったら、
一巻の終わりである。

そういった事態に備えて、財テクに関する
情報は常にチェックしている。

財テク本を読んでいると、
原資がない人向けに
「他人から資金を集めて、
 運用するファンドが考えられる」
などと書いてあったりする。

とはいえ、他人からお金を集めるにしても、
それなりの信用や専門性がなければできない。

つまり、稼ぎたいなら、何かが必要なのだ。
現実問題として種銭(たねせん)がないならば、
元手は自分自身しかない。

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そこで、こう考えてみてはどうだろうか。
お金を貯めようと思う人は、
給料の半分を貯蓄する。

もしそれができないなら、思い切って給料を全額、
自分の商品価値を高めることに投資して、
自分の値段をアップさせる。

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志村さんの場合、自分自身の発想力、構想力、
演技力こそが種銭にあたる。
プライベートに関してはまったくこだわりがなく、
物欲や執着心もない。

そのため、贅沢品などにお金をつぎ込むこともない。

しかし、仕事となれば別である。
ビデオやDVDなど、仕事のネタになる
と思ったものは、どんなにお金をかけても購入し、
いいシーンでは一時停止して研究を重ねる。

研究資料として、3000本ものビデオがたまったほどだ。

特に大きな投資は、専属の放送作家を
雇っていることだ。
お笑いでは、ネタ作りと構成が肝(きも)となる。

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この2つに注力すべく、ポケットマネーを
使って放送作家・朝長浩之さんに
個人的に仕事を依頼している。

放送作家は、いろんな局の台本を書いて
生活するのが一般的である。
お金も放送局から支払われる。
1人の芸人が1人の作家を独占するという関係は、
仕事面でも金銭面でも、業界唯一ではないだろうか。

人は誰しも得意や不得意がある。

自分の能力や価値を知った上で、
不足している部分や不得意な部分は、
他人の協力を得るなど、お金を払ってでも
補っていくことが大切だ。

もちろん、お金の使い方は人それぞれだろう。
しかし、ここ一番という大事なポイントでは、
絶対に出し惜しみせずに使うべきだ。

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3 志村流ビジネス哲学

どんなときでも約束の時間前に現場に入る。
これは、著者が仕事をする上で絶対に
守っていることだ。

相手がどんなに偉くても、有名でも、
年下でも、後輩でも、それは変わらない。
仕事のスタート時点では、
いつも相手と対等でいたいからだ。

もし時間に遅れてしまえば、
相手に引け目を感じたり、
借りを作ったりしてしまう。

また、当たり前のことをキチンとやることで、
「バカ殿様」の収録など、自身が
トップを務める現場に、いい意味での
緊張感をもたらすことができる。

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コントを作る場合、徹底的に準備をして
出来上がった後も、入念に何度もチェックする。

視聴者は、そんなに時間をかけて綿密に
作っているなんて想像もしていないだろう。

笑いとは、制作予算の割り振りからネタの
すり合わせまで、すべてのピースが
ピタッと合わさったときに生まれるもの。

この下ごしらえが、見え見えではいけない。
苦労した跡がわかるようではだめで、
あくまで自然にサラッと見えるようにするべきである。

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完璧なものを求めても100%のものはできない。
せいぜい80%ぐらいだ。
だからって、最初から全力でいかなければ、
その時点で先はない。

そのため、著者は常に全力で完璧なものを目指している。
その大事な作業を他人任せにすることは、
責任放棄と同じことだ。

プロならば、下ごしらえもプロであるべき。
成功の鍵は意外と地味なところにあるのだ。

自信を喪失してしまったり、
八方塞(ふさ)がりでやる気が出なかったりして、
仕事に身が入らないと、人生を楽しめなくなってしまう。

そんなときは何も考えず、マネをしよう。
これは、誰でもすぐにできて、即効性のある方法だ。
まず理屈抜きでとにかく動いてみる。
それが身についたら、今度はマネという行動に出る。
デキる同僚や上司の行動パターンを、
とにかくマネしてみるのだ。

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マネをしてもうまくできなければ、
それは才能がない証拠である。
才能がないことはお金には結びつかないので、
その道はさっさと諦めてしまおう。
マネすることで、自分の適性をふるいに
かけることができるのだ。

志村さんの場合、高校1年生のときに初めて見た、
アメリカの大物喜劇俳優の映画に多大なる影響を受けた。

そして、表情や動きを真似て研究を重ねた結果、
かなり上手に再現できた。
その経験で自信がつき、この世界に
足を踏み入れることになったそうです。

上手くマネができれば、自信がつく。
自信が強い意思を生み、強い意思に支えられて、
いい仕事ができるはずだ。

だから、自分が「これだ」と思ったことは、
まずマネをしてみてほしい。
最初は猿マネでいい。
猿マネができてから、自分の考えを肉付けして、
オリジナルを完成させていけばいい。

オリジナルがないものは高く売れないものだ。
徹底的にマネをして、それでもマネできない
ところに、自分だけのオリジナルな
ものが表れるだろう。

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ものまね芸人も同じだ。
単純なものまねだけでは、仕事にはなるものの、
それ以上のレベルには達しない。

どこにもない、独自性の高い自分の世界が
出来上がれば、道は自ずと開けるものだ。

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ぜひ、志村さんの哲学をあなたの人生に
取り入れてみてください。


それでは最後におさらいしましょう。

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1 志村流人生哲学

年齢を一日に例えてみると、
自身の置かれている状況がイメージしやすくなります。

人生も後半戦に突入してきたなら、
いままでの自分や周囲から作られた
固定概念を取っ払い、自分自身に
素直になって生きていきましょう。

2 志村流お金の哲学

自分の能力や価値を知った上で、
不足している部分や不得意な部分は、
他人の協力を得るなど、お金を払ってでも
補っていくことが大切だ。

3 志村流ビジネス哲学

完璧なものを求めても100%のものはできない。
せいぜい80%ぐらいです。
だからこそ常に全力でいきましょう。

また、守破離という概念があるように、
まずはお手本となる人の真似事から
でもいいので行動に移しましょう。



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