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バリュー投資に必要な用語などのお勉強
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投資する価値のある企業とは?❀価値創造のビジネスモデル❀

投資する価値のある企業とは?❀価値創造のビジネスモデル❀

価値創造企業の見つけ方バリュー投資は、単に割安な銘柄を買うことではありません。
投資する企業は、競争優位性(参入障壁)があり、企業価値(バリュー)を創造し続けていることが重要です。

そうした優良企業(銘柄)の見つけ方とは?

次のようなポイントを押さえて、
決算説明書などからビジネスモデルを確認しましょう。

【価値創造のビジネスモデル】①対象市場を定義(特定)する・限られた経営資源を分散させな

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ROICとは?ポイント解説!

ROICとは?ポイント解説!

①Return On Invested Capital(投下資本利益率)で、読み方はロイック。企業が事業活動のために投じた資金を使って、利益をどれだけ効率的に稼いだのかを示す指標です。株主から集めたお金や借金が少ない中で多くの利益を上げられるほど、数値が向上します。

②企業の収益性を測る物差しとして使われます。自己資本利益率(ROE)は自己資本に対する利益率を示すのに対し、ROICは自己資本に負

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バリュー投資の最重要指標ROICとは?

バリュー投資の最重要指標ROICとは?

バリュー投資に必要不可欠なROICを学べる本を紹介します。

これから益々重要性を増す経営指標について、理論的背景を含めてわかりやすく解説👇

ROIC経営 稼ぐ力の創造と戦略的対話 (日本経済新聞出版)

ROIC (Return On Invested Capital)は投下資本に対する利益率を示す経営指標であり、ROAやROEと同様に経営における収益性分析に利用されます。

近年ソニーやオ

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バフェットの投資哲学

バフェットの投資哲学

投資の神様、バフェットの投資哲学とは?

それだけ。

この、経営基盤が硬い企業を見つけるのが、キモなんだけど、要は、【参入障壁が高いビジネス】をしてる企業。

例えば、アップルやコカ・コーラみたいに。

つまり、ブランド力がとっても大事😋

他に、バフェットの哲投資哲学の要点をまとめると、

・早い時期から投資をはじめる

・やる意味のないことは、うまくやっても意味がない

・投資と投機を分別

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バフェットが億万長者になった、複利の力とは?

バフェットが億万長者になった、複利の力とは?

億万長者になるための複利効果について、投資の神様バフェットは次のように語っています。

 複利効果は、素晴らしい事業に長期投資を行う経営者や投資家にとって、とても心強い万国共通のブースター(増幅器)です。

カーネギー、ロックフェラー、フォードらの巨人達が巨額の富を得た秘密が事業投資における複利効果でした。

 この「複利効果」という言葉を知らない人は金融業界には居ないと思います。

しかし、この

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参入障壁の定義

① 規模の経済性
② 製品差別化
③ 巨額の投資
④ 流通チャネル
⑤ 独占的な製品技術
⑥ 経験曲線効果
⑦ 政府の政策

【企業価値】
企業の価値の源泉は「キャッシュ・フロー」であり、「利益」ではない。
PER、PBR、EPSなどは、株価のP、会計上の利益のEや会計上の資産のBが入るように、価値とは無関係な数値を基に計算される。企業価値分析にこれらの指標を判断材料に使うことない。

【企業価値の分析方法】

ROICやキャッシュ・フロー計算書から、企業の価値創造力の高さと、堅固な参入障壁やビジネスモデルを構築していることを確認する。

【成長ステージ】
導入期⇒成長期⇒成熟期⇒衰退期
★投資妙味
 バリュー株の成長ステージ
 成長株の成熟ステージ(5~8年目以降)

損益計算書の英語表記

損益計算書
(Profit and Loss statement, Statement of income)
-------------------
売上高
(Sales / Revenue)

売上原価
(Cost of sales)

売上総利益
(Gross profit)

販売費及び一般管理費
(Selling, general and administrative expenses)

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リスクプレミアム
株式市場全体の期待リターンからリスクフリー金利(通常10年国債利回り)を差し引いた差額分。投資家は、株式市場に投資する場合、この差額分を追加で要求するため、リスクプレミアムと呼ぶ。低いと、投資家が株式リスクを取るのに小さなプレミアムしか要求していないということ。

キャッシュフローこそ、企業価値!

投資先の企業を選ぶには、会計上の利益でなく、キャッシュ(現金)を基準とし、フロー(流れ)で計測、価値を生み出す力があるかどうか調べることが最も重要。

HOYAのキャッシュフロー↓

「ポートフォリオの構成比を操作したり、マーケット・タイミングのために売買する結果、アクティブ運用のポートフォリオのほとんどは市場をアウトパフォームしない。」
趨勢的成長の恩恵を得て、複利の魔法を用いることのできる長期投資を奨めている。

ハワード・マークス

バリュー企業はROICが高く、投下資本総額は低め、成長企業はROICは低く、投下資本総額は高めになりやすい。