bright character

明るい人格、明るい歌詞

bright character

明るい人格、明るい歌詞

最近の記事

レミング

イデアの町を離れ 標識の先へ 誰も知らない場所で 何でもできる気がしたんだよ 錆びたガードレール沿いで 足を止め 吸い込まれそうなほど かがやく海を見たりするんだよ 正論の意味がなくなって 夢から覚める ミニマルな暮らしが 耐えられなくなる日が来るんだろ そうなる前におやすみ 持って二年の モラトリアムをちょっと 犯罪的に過ごすだけだよ 何者にもなれないなら そのままでいいなんて言葉も嘘じゃない 境界面が剝がれて 切り離された世界  緑に変わってゆ

    • 階段

      苦い記憶は 雨に打たれ滲んでいく 光の陰 涙流れ 巡り巡っては誰かの喉を潤した 人知れず咲く花 あなただって踏みつけたでしょう それでも誰のことも 傷つけずに済むと思って 罪を受け入れた者から 人並みになっていく 見間違えた運命重ね 大人になるの 大層な別れも運命よ 一段一段下ってゆく 果てしない螺旋の階段に 差し込む光は遠くなって 底知れない孤独に気付くでしょう 世界の仕組みから目を逸らして 逃げ切ることなど出来ないわ 一つずつ曖昧を許して 叶わないそれも愛と言うんでし

      • FP3級受けた

        FP(ファイナンシャル・プランナー)とは とあるように、お金にまつわる知識を浅く広く学ぶ感じの資格です。 FP資格にはFP技能検定であるFP3級~1級と、FP協会認定資格であるAFP, CFPがあり、FP2級を合格して所定の研修を受けると認定資格がもらえるみたいな資格になっています。あと、下位の級を受けないと上位の級が受けられません。(お金に詳しいだけのことはあるね) 試験は2,3級は年3回で(5,9,1月)、受験料は8000円です。2024年から3級のみCBTで受けられ

        • 白い部屋

          前より幾らか 窮屈な白い部屋  ばら撒いた悪意が 隅へと追いやる 天井の明かりは こちらを見ている  そっぽを向くこと それすら許さない 現実逃れの幻想のリプレイ  それほど楽しい話も浮かばない それぞれ地獄が忙しいというのに 冷たい空気に話して仕方ない 壊れた舞台装置 勝手に消えたって 誰の一部でもない命 大切にしたって何にも残せない 行き過ぎた決定論 変わらぬルーティーン 誰が責めるわけでもないのに  どうでもいいことをどうにもやめられない こびり付く記憶と 眩しさの理

          【活動記録】リリースしたアルバム・MV

          2024 就職に伴い、3/31をもって活動を休止させていただく予定です。(発表が4/1以降となる作品もあります) 4/28 『ハルジオンは雨と咲く -Original Soundtrack-』/『縋想』プロジェクト ピアノ編曲 20. 薄命光線 (Piano ver.) 21. 拝啓あの日未熟だった青くて痛い僕ら (Piano ver.) 22. さよならの数だけ (Piano ver.) 23. Reminiscence in the Rain (Pia

          【活動記録】リリースしたアルバム・MV

          音をそれっぽくする方法 4選

          ①音をレイヤーする 基本的に一つのメロディやコードを一つの音だけで鳴らしてると音の厚みが足らないです。ので、気軽に音をレイヤーしましょう。 ・ギターの場合 ギターのバッキングは複数回録音してそれを左右に振る"ダブリング"という手法がよく用いられます。打ち込みギターの場合、左右に全く同じ音源で振ってしまうと打ち消し合って真ん中で鳴らすのと同じになってしまうので、左右で音源の種類やアンプの種類を変える、もしくはコーラスエフェクトで位相の差を作り出すといい感じになります。 ・

          音をそれっぽくする方法 4選

          腐った空が落ちてくる

          繰り返しが少し崩れて 砂糖を入れ過ぎたコーヒー 何か耐えられないんだ ぜんぶが終わる気がするよ 苦しかったことは何も覚えてない 楽しかったからじゃない そういうつくりなんだよ 腐った空が落ちてくる 探した君を待っている 砂浜に書いた名前は 波にさらわれて消えていった 腐った空が落ちてくる 探した君を待っている 約束を描いたカレンダー 空に吸い込まれて消えていった 引き伸ばしたテープの最後の音が鳴る 償えないぼくらは正しい場所へと帰る  腐った空が落ちてきた 探した君を

          腐った空が落ちてくる

          失語

          空の部屋に鳴る挨拶と 灰色の視界 下らないと笑えていた 意味もない日常の彼方 綿を詰め込んでまだ 生かされた人形に 悲しむ必要も無いから 切り貼りしただけの明日を作った 凡庸な人生が 削除する辞書のページ 口を噤む言葉は 世界を圧縮した 単純な反復が 記述する毎日に 同じ味の調味料 振りかけては延命 裏切ること 仕方ないと 知らなくていい痛みを有難がる 悔しいとか 悲しいとか 一つもないまま終わればいいよ 使わなくなった言葉の数 ぼやけていく未来予想たち 予定調和の各駅

          Wandering

          随分遅く大人になった 諦めの果てに 言葉だけでも 器用になって 多分、上手く生きてられるのさ 嘘の一つもつけないままじゃ 報われやしないから 最初についた大きな嘘を 叱ってくれはしないんだね 一度きりの誓い 約束すら 忘れてしまうくらいに長生きだから きっと取り返しのつかないものだけを ぜんぶ美しいと思っていた 改札口 手を振ったままの君は まだそこにいる 特別ばかり求めるうちに すり抜けた普通に 敵わないことくらい分かるから 痛い日差しに目を覆った 輝いて見えた 

          土瀝青

          アスファルトの上 転がった蝉の死体 ああはならないようにしようと手を扇いだ 終わりはどれくらい そんなことで笑う 君の足元は不相応に真っ暗だ 揃っちゃうなら一人でいいと こっそり隠したラストピース 探し合うふり気づいていても どうして そのままでいい? 秘密基地で 最低なことして笑おう 綺麗な順番で忘れてしまうよ 熱が冷めれば地獄へ昇ってしまうが 目が眩んでしまうような 最高の夏をやり過ごせ 伸びる影の残量 君と比べ数えた 単純化された別れは数字になっていく 割れたガラ

          邂逅

          鉛色した雲が 煩い光掻き消したの だからあとは物置になった 体を見送るだけ 先に行っておいてよなんて 追いつけもしないが 望まぬ終わり望んでは 「またね」がまた口を衝く弱虫だ 決められたサイズの下らない命が 歪に割れた心の欠片 抱えたまま 崩れかけの憧憬繰り返す 忘れたことも 忘れる日が 来るなら その時までに不器用でも 一文字残らず 君を描こう 霞かかる追憶が 新しく塗り変わっていく 知らない顔した君に 贈るはずの言葉 見失う 捲れないカレンダー 甘すぎる砂糖水 硝

          ReU

          暫時 気を遣れば 取り返しもつかないほど時間は過ぎて 終わったはずの物語の続きを描く 偽善ばかりで進めやしない 自愛は今日も順調 天秤にかけるのが怖いだけで 幸せなんて願ってないさ ただ 祈ってるだけ まだ 臆病で 不甲斐ない僕を振り落とす 世界は優しい 笑えないさ もう 救えないさ また明日の限り 記憶にも世界にもない君を 僕が僕のために愛していくの 全てを知った訳でもないが 綺麗なものなど有りやしないさ 固く結んだ蝶々結びも いつの間にか解けてしまった 望む 君が

          あるいは空の果てで

          青色だけ抜け落ちた 色鉛筆で描いた あの日の空は 氷の中閉じ込められたままで 探さないと決めてから 暗くなった視界は 見たくもない思い出ばかり 見つめて止まないの でもあまりにも美しすぎる 言い訳があるから 遠ざかる記憶だけ追いかける 全て無かったかのように 後ろ向きには戻れないけれど 前を向くほど軽くは無いかな 変えると誓った世界も そっぽを向くちゃちなこの未来も 灯がなければ照らせないから 下を向いてんだ 絶対なんてありやしないけど あの日の約束を信じていたい すっか

          あるいは空の果てで

          退場

          悲しみも 喜びも やって来ない 壁の中閉じ込められた 繰り返す ぶり返す 曇り空に 雨ぐらい降って欲しかった 硝子越しに 見えたのは 耀く太陽の君だ あの日の想いも  言葉も嘘でいいんでしょう? もうどうでもいいから もうどうでもいいから 救いなんてとうに無いんだと 解っているんでしょう 馬鹿な世界に 正しくあればある程に どうしようもないから どうしようもないけど 明日はもっと 沢山のものを愛せるように 朽ちていく 錆びていく この体に 何を確かにできるだろう 永遠が 

          告別

          燻んだアルバム また 1ページ1ページ 目眩く残響 まだ 四肢を縛っている 潰れた心臓が まだ 虚構に愛されている 言葉にならないな なんて言葉を紡いでいる 痛みだけ残して 何処に行ってしまったのでしょう 馬鹿 知らないことなど 忘れてしまえよ 君なんて知らないままでいい 嫌いになれないだなんて意気地無し 元通りになるだなんて嘘吐き あの時見せた微笑みに ずっと出会えないままで 刹那に一生を貼り付けたまま 吸えるはずもない空気が 肺を刺している 廃れ行く星、二人取り残

          青春の残滓

          底抜けバケツのような抱擁だった それでも不完全だった青色達は 油の切れたブランコを漕ぎ出して 飛び出してしまった 流した汗も 雨粒さえも その温度が僕らを 置き去ってしまったの 忘れられぬ残酷な記憶が 僕らの明日に追い付かぬように ただ盛夏 逃げるように走った 誰もいない場所 目掛け走った そしたら何にも見えなくなって 確かなものなどどこにも無くて どこで掛け違えた愛だったか 一人行き場無く熱に溺れた 夏だったか 行き止まり 立ち止まった 私をどうかして 助け出した

          青春の残滓