歌詞のあれこれ482 一人の不安

一人の不安は
誰かの不安とは　似てはいない
一人一人
特別じゃない不安が　体を覆う

そうだろう？きみ？
オンリーワンな不安定さが　渦巻き廻る

一番不幸だなぁーって
誰もが想像する　妄想小噺

周りと比べて　自分を保持する
なんて惨めな　方法論

呟いて　いいねを貰って　安堵する
なんてみっともない　共感性

誰かに喋って　吐き出してみる
身に染みるほど　苦しいけど
聴くよ　聞いてあげるよ

不安に溺れて　しでかす自分
不満がこびりついて　ご機嫌斜めな自分自身

誰かの不安は　自分に結び
自分の不安は　誰かに結びつく

難しい　不安っていう概念って

一人の不安を抱き締めてあげたい
自分を傷つけないギリギリの範囲で

自分が腐ってしまったら
元も子もない　もう子供じゃない
大人として胸襟を広げたい

それしかできない　そんな自分

一人自身の不安を
取り除けるほど
優しくはない
だけど　和らげることは
できるかもしれない

まだまだ　大人に浸かってない
ペーペーな自分自身でも

不安に思うなら　
話すしかない
不満も一応は聞いてあげるよ

自己中心な生き物なんだから
自分のことは　自分でやるしかない
とても残酷だけど
だから信頼が生まれていく

誰かの不安を抱き締めても
自分自身の不安は切り離さない
だって　アイデンティティ

自分の悩みは　結局は
自分でケツを拭くしか　ないんだから

不安がアイデンって　ふざけているけど

誰かの不安は　自分に影響する
でも　解決するのは　自分じゃない
発生させた奴がやるべきだよ

いかに酷でも　それだけは
譲れないほどの　ポリシー
意思のリカバリー
自分自身のカバーリング

それだけは　やってね
自分の自身でね