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〜エッセイ〜 『私のトラウマ』

私は中学校生活が私の人生のトラウマです。

なぜこんなことを今更告白しようかと思ったかの経緯はこの記事の最後に書きます。

以前、私がひとりっ子のせいか性格のせいか分からないけど、
人に合わせるのが苦手だった話をしました。

小学校の頃はなんとなくそれでも許されていた

けれど、中学校になると派閥(ニコイチ、ズッ友)ができて
一回グループができると抜けたり、新しいグループに入るのが難しくなるのが女子学生の特徴で。

私は小学校で1番仲が良かった友達に
中学校登校初日に無視をされたのが
ショックでした。
今でも鮮明に覚えていて、
「なんでついこの間まで遊んでたのに」と疑問だった。

その友達の隣にいたのはイケてる女の子で、
私は
「私がイケてないから友達やめられたんだ」と思ってしまったんです。

その状況を客観的に見れば
登校日に一緒に学校へ行く約束もしていないし、話に夢中になって私への挨拶を忘れてしまっただけ。
かもしれませんが、私の目にはそう見えてしまった。

そこから小学校まで友達に「今からみんなでドッチボールしよ」って誘われても
「絵描きたいから行かない」と空気読めないことを言えていた、主体性のある私が消えていきました。

「これを言ったら仲間はずれにされるかも」
「あの子が私と仲良くしないのは私が可愛くないからだ」と
どんどん『誰かに認めてもらうため』の自分が構築されていきました。

今こうやって書いていると大したことないように思われるかもしれませんが、
当時の私はそれが全てでした。

高校は中学の人たちからできるだけ離れようと、
家から1時間かかるところへ行き『新しい私』を見つけました。
大学になる頃にはある程度本来の自分に戻ることができました。

でも、ふとした瞬間
例えばSNSをやっている時、中学校の頃の友達に偶然会った時、新しい人と出会う時などに
やっぱりトラウマの自分が顔を出し『認めてもらうため』に何かをしてしまうんです。

最初に話したなぜこの記事を書こうかと思った訳に繋がりますが、
私たちはネガティブな出来事はネガティブな思考(トラウマ)からやってきます。

例えば、親にすごく厳しく育てられた人はどうしても不機嫌な人を見るとビクッとしてしまったりする。
周りの人たちは「なんかイライラしてるな」としか思わないか、気にも付かない事なのに
どうしても機嫌を取らないととか、何かしたかと思ってしまう。

それはトラウマによるネガティブフィルター越しに見た世界なのです。

私はつい最近、その中学校登校初日に無視をした?(無視をしたと勝手に私がおもってるだけ)友達と偶然会いました。
私が先に彼女に気がついたんです。
でも彼女から話しかけてほしくて待っている自分がいました。
本当は「おお!久しぶり」って言いたい。

でも彼女の中で
「私がイケてない私のままだったらどうしよう」
「また無視されたらまた傷つく」と頭がグルグル。
けれど、勇気を出して声をかけると「おお!」と笑顔で返してくれました。

帰ってから「なんであんなに頭がグルグルしたんだろう」と考えてみると
私の中のトラウマが見つかったのです。

紙に書き出していくと、頭の中の整理がついて
彼女に認めてもらう必要はないと納得できました。

これからも私のトラウマはゴロゴロ出てきますが、
ここに記録していきたいです。


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