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ジブリパークで『魔女の谷』オープン たまには本や映画で魔法の世界に浸ってみませんか?

3月16日、ジブリパークで『魔女の谷』がオープンします。

ジブリの映画は私も大好き!
一番好きなジブリ映画は? と聞かれたら、昔の少年としてやはり『天空の城ラピュタ』と答えてしまいますが、『魔女の宅急便』ももちろん好き

ということで、今回の記事では、ファンタジーの魅力が堪能できる映画を一本と、小説三冊を紹介します。

ハリーポッターシリーズやロード・オブ・ザ・リング以外にもファンタジーにはこんなに優れた作品がたくさんあります。
もちろん、今回紹介したもの以外にもまだまだいっぱい。

創造力豊かな世界に浸り、幸せな時間を過ごしてください。

成長と自己発見の旅

魔女の子は13歳になると一人前の魔女になるため、1年間の修行に出る。
黒猫ジジを連れて父母のもとを旅立ったキキ。
親切なパン屋のおかみさんのすすめで、唯一使える魔法のホウキで空を飛ぶ能力を活かして『お届け屋さん』の仕事を始める。
町での仕事や友だちとの交流を通して、少しずつ生活に慣れていくキキ。
しかし、熱を出して仕事を休んだ翌日、空を飛ぶ能力が弱まっていることに気づく。
はたしてキキは『お届け屋さん』の仕事を続け、この町で暮らしていくことができるのか。

1つ目の紹介作品は、もちろん今回の本題である『魔女の宅急便』。
ジブリ作品はAmazon Prime等ネット配信されていないのが残念です。。

悩むことで成長していく。
様々な人たちとの交流を通して見えてくるもの。
自分のやっていることは正しいことなのか。

少女が大人になる過程で経験する出来事を通して、『人の成長』や『何のために仕事をするのか』といったことが学べる。
まさに子供と大人で一緒に見られる名作です。

哲学と魔法の世界の融合

『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』、『ナルニア国ものがたり』と並んで、世界三大ファンタジーと称される『ゲド戦記』。

指輪物語やナルニア、その他のファンタジー作品と比べても、『魔法』というものにすごく重点が置かれている気がします。

魔法をかけるには、魔法の対象になるものの本当の名前を知らなくてはならない。
それだけに、他のファンタジー作品に比べて、『魔法を使うことの難しさ』というものが伝わってきます。

物語の中心は、ゲドが自分の過ちから自ら呼び寄せてしまった『影』との対決。

追いつ追われつしながら、最後の決戦を迎える。

全6巻の内、私が特に好きなのは第2巻。

アチュアンの国の墓所の地下に広がる 暗く、広大な迷宮。
そこを守る大巫女の少女アルハ。

そこに隠された宝物とは?
そしてゲドはどのようにこの物語に関わってくるのか?

大人向けのファンタジーを読みたい、 という方におすすめです。

伝統と神秘が絡み合う小さな島の秘密

拝島に残る宗教。
『持念兄弟』と呼ばれる長男同士だけが結べる絆。
13年ごとに繰り返される儀式。

神職を務める神宮家に隠されたある秘密・・・・・・

宮崎駿の千と千尋のような世界観。
それでいて三浦しおん独特のふんわり優しい雰囲気も併せ持つ。

おそらく実在しない宗教世界を描いているのだと思うのですが、リアルでいてファンタジー。
三浦しおんという作家のすごさを思い知らされる作品です。

すべての人に読んでほしい一冊です。

歴史と現代が交差するミステリー

「オルレアンの魔女」が甦り、監獄の島で惨劇の幕が上がる!

地下道、鉄仮面の女、孤島、魔女伝説・・・・・・
映画祭の町にセレブが集うとき、連続殺人の幕が上がる。

数学的論理で謎を解く刑事とソプラノ歌手が辿り着く、現代史の闇。

歴史と現代を行き交い、行われる復讐劇。
全ての真実が明るみになった時、壮絶な虚無感に苛まれる。

真相を追いながらも、フランス観光をしている気分にもさせてくれる。
壮大な物語を最初から最後まで楽しむことができました。

本日紹介した本と映画


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