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「嫌々仕事」は見抜かれる
このTシャツ、ずっと発売を待っていました。闇を切り裂く黄金色が太陽を連想させる彼のキャラと合ってますよね。
と書いていたら、よもやの展開に。
「オメー、もう終わりだろ!引退しろや!」
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 16, 2021
なんとSHOがYOHを衝撃の見殺し!
試合後、ショックアロー炸裂で3Kが完全分裂…!!
【8.16後楽園結果】
★試合の詳細は新日本プロレス・スマホサイトで速報中!https://t.co/l0wCLfWNCf#njsst #njpw pic.twitter.com/SioK6iG1F7
衝撃のヒール(悪役)ターン。SHO選手にはまだベビーフェース(善玉)で伸び代がいっぱいありました。変化が必要だったのはむしろ難解な哲学を戦いに落とし込んでいたYOH選手。何でこうなった?
感覚としては、2007年に全日本プロレスで小島聡選手がヒールターンした際のそれと似ています(彼もいわゆる「太陽」型のレスラー)。あるいは2001年レッスルマニアにおけるスティーブ・オースチン。結局彼らは1年ほどでベビーに戻ってしまいました。
逆に全日本プロレスで春先にヒールターンしたジェイク・リー選手の場合は大成功。実力も華もあるのにもうひとつ突き抜けなかった彼にとって、あの決断は必然でした。黒主体のコスチュームになった今の姿からは固有の持ち味である「見下ろす色気&ナチュラルな狂気」が遺憾なく発揮されています。
彼が長年のパートナーである岩本選手と決別するドラマも見応えありました。「別れたくない。でも上に行くにはこれしかない」という押し殺した哀しみが、↓の写真から伝わって来ませんか?
その後ジェイク選手は三冠王座を獲得。全日本プロレスの頂点に君臨しています。
SHO選手が悪に染まるのはたしかに斬新です。一方で特性である「天真爛漫な明るさ」を永遠に失ってしまったかもしれない。そもそもジェイク選手みたいにターンがどうしても必要だったとは感じられない。
歓迎する声が多いのはわかっています。水を差すつもりもない。でも私は乗れません。2年前にKENTA選手がターンしたときと同様に。彼は上手くやっています。「あれはあれで面白いけどKENTAがああいう選手だと思われるのは…」と不満なのは私を含めた一部のマニアと柴田勝頼選手ぐらいでしょう。
ただKENTA選手が覚悟を持って自ら決断を下したことは理解しています。
SHO選手、今回の選択は「本心」でしょうか? どんな仕事でも嫌々やっていたらお客さんは見抜きます。決意のほどを知りたいです。
作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!