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飲み会と縁のない書店員が「忘年会復活元年」に思うこと

驚きました。

「コース料理で欠席は不可」「女性社員は全テーブルを回るのが慣例」「新入社員が余興を披露する謎の決まり」

いつの時代の話ですか?

強制参加という時点で、もう仕事の延長線上。契約時間外を拘束される謂れはありません。なまじホテルなんかを会場に押さえてしまうから、無理やりにでも人数を集めないといけないことになる。順番が逆です。

飲み会そのものを否定はしません。忘年会いいじゃないですか。自発的に集まってワイワイやったら楽しいですよね。なぜ無用な要素を持ち込むのか。少しでも仕事に活かそうという浅ましさがどうにも。。。

「職場の人間関係を円滑にするために、もっと飲みニケーションを!」みたいな考え方はいまも根強いのでしょうか? 日頃の働き方を見ていれば互いの人となりはある程度理解できるし、一般的な組織であればそれ以上踏み込む必要はない。踏み込みたい者同士でやるのは自由ですが、適度な距離を保っていたい従業員も少なくないはず。

そもそも過度にアルコールが入ったときに顔を覗かせるのは素の自分ではなく、他人に見せなくていい(もしくは見せるべきではない)一種のシャドウではないでしょうか? 誰しもそういう一面を秘めています。少なくとも私はそれを覗こうとは思わない。覗かれたくもない。学生時代や営業マンの頃に散々苦い経験をしましたから。

ただホテルを借りて100人近くを集めるのはすごい。ある程度お金があり、なおかつ年末年始に休める会社だから可能なのでしょう。私の勤める書店は年中無休です。前の職場もその前の職場も。だからなのか小規模な飲み会ですら縁がない。最後に経験したのは6年前。お店がなくなった後のお疲れ会でした。その意味では少し羨ましい気もします。

せっかくの機会。参加者が純粋に楽しめるようにほしいです。

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