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「記録的円安」には「逆のものさし」で

9月に発売になった「地球の歩き方・日本」がメチャメチャ売れています。

私の職場では一度完売し、少し前に再入荷しました。

1056ページで税込3300円。気軽にポンと買えるものではないと思うので、大変ありがたいです。レジで販売する際の印象だと、幅広い世代のお客様が手に取ってくれています。

↑の中で「旅に行く人だけではなく、未知の文化について学ぶ第一歩、もしくは自由気ままな脳内トラベルの発火点として『地球の歩き方』シリーズはいかがでしょうか?」と書きました。いまも同じ気持ちです。興味のある方は、どうぞ遠慮なく本屋で中をご確認くださいませ。

国内ガイドの売り上げはだいぶ持ち直しています。しかし海外ものはまだまだ厳しい。2020年以前とは比較になりません。ただ原因はもはやアレではなく、記録的な円安です。

経済オンチの私ですが、1ドル100円(円高)と1ドル140円(円安)だったら、円を外貨へ両替する際にどちらが得かは理解できます。当面は国内旅行が中心になるのでしょう。

こういう時は「読書のすすめ」の店主・清水さんから学んだ「逆のものさし」で考えてみます。

日本から海外へ行くのは厳しい。ならば、外国の人が日本に来るのはたぶん美味しい。実際少しずつ海外からのお客様が増えています。だったら彼ら向きの商品をより充実させればいい。

たとえば英語で書かれた日本文化の紹介本及び旅行ガイド。さらにポストカード、和雑貨、風景の写真集。コミックだと「ジョジョ」と「AKIRA」がよく売れます。特に「ジョジョ」は文庫版をボックスで買う人が多いです。年末年始ぐらいまでは、少し多めに仕入れてもいいかもしれない。

私の職場は残念ながら「免税」の対応をしていません。やっている書店はビジネスチャンスです。体調に気を配りつつ、お互い繁忙期を乗り切りましょう!!

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