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「ファン」じゃないけど感情移入

「俺さ、2位じゃ満足できないんすよ」

わかるなあ。昔「2位じゃダメなんですか?」っていう某政治家の発言が流行りましたけど、まあダメですよね。もちろん客観的には2位でも十分。でも本人の中では。。。

ただYOH選手の言う「2位」は、昨年のスーパージュニア準優勝を指しているだけではないでしょう。かつてのタッグパートナー・SHO選手との関係性をも含んでいるはず。

プロレス界ではコンビが解散すると、各々の出世の仕方で差が付くことが多いです。新日本プロレスだったら元「NO LIMIT」の内藤哲也選手と高橋裕二郎選手とか(過去のnoteでも書いていますが私は裕二郎選手、メチャメチャ応援しています)。

YOH選手もヒールに転向したSHO選手にだいぶ水をあけられています。実績はさほど変わりませんが期待感の面で。いまのSHO選手は「次は何をしてくるんだろう?」「どんなコメントを出すのかな」と楽しみで仕方ない存在ですから。

もちろんこの状況がずっと続くとは限りません。引っくり返すうえでいちばん有効なのは、多くの観客が見守る大会場のメインで闘い、結果でも内容でも勝ってみせること。

私はSHO選手を長年応援しています。正直YOH選手には無関心でした。でも最近ちょっと気になっています。私自身が誰かと比較されて「失敗した側」みたいに見られることが多いせいかもしれません。本人は失敗したなんてこれっぽっちも思ってないのに。

「いちいちアイツと比べるな。俺は俺なんだよ!」そんな心の叫びが聞こえてくると、ついつい感情移入してしまうのです。

YOH選手、ファンじゃないけどTシャツ持ってます。ファンじゃないけど5.1福岡の高橋ヒロム戦、応援します。SHO選手と大舞台のメインでぶつかる日を楽しみに待っています。←こういうのを世間では「ファン」と呼ぶのかも。

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