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すり抜ける「正攻法」

↑は篠崎にある「読書のすすめ」店主・清水克衛さんのブログです。

「ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい」

名言。まさしく「コロンブスの卵」でした。

子どもの頃から愛読している荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」の第2部を思い出しました。アニメにもなっています。

地上最強の生物「柱の男」と生身の人間による戦いがメインです。力の差は歴然。まともにぶつかれば瞬時にやられます。生き残るには知恵を振り絞り、相手の出方を先に読むか隙を突くしかない。

主人公ジョセフ・ジョースターは様々な心理戦や奇抜なアイデア、時にはイカサマさえも駆使し、どうにか敵の猛攻をすり抜けていきます。いつでも真正面から敵に立ち向かう「少年漫画の主人公像」からは懸け離れています。性格も軽いですし。

不器用で堅物な私とは真逆。だからこそ読むことを通じて自分にはない視点を学べました。馬鹿正直にド真ん中へストレートを投げ込むだけが「正攻法」ではないと。

ハードルが高い。高すぎる。とてもじゃないけど飛び越えられない。「諦めたらそこで試合終了」なのはわかるけど、実際ムリだからどうしようもない。仕事でも日常でもこういう状況、ありますよね。

ではどうするか? 

競技をしているわけではないなら、目的はハードルを「飛び越えること」ではなく「突破すること」。ならば下からくぐってしまえばいい。まさにジョセフ的な「すり抜ける」視点です。これを応用し、個々のケースに当てはめたらどうにかする方策が浮かんできませんか? 

敵は固定観念、完璧主義、そして「目的」と「手段」の履き違え。我々は何のために生きるのか。己を日々磨き、公に少しでも貢献し、自他を幸せにするため。自分さえ良ければいいわけではない。他人のためだけに生きるのも違う。だったらどうすることがベストなのか? 

清水さん、痺れて憧れました。素晴らしいお言葉をありがとうございます。

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!