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「ばら撒き」≒「現実逃避」論

高校時代、大学受験用の予備校に通っていました。

ある日、英語の先生が自身の手で綴った「合格体験記」のコピーをくれました。苦手の世界史を克服すべく用語集をほぼ全ページ丸暗記し、2浪に耐えて早稲田に入ったという内容でした。

その中に書かれていたのですが、最優先であるはずの世界史の勉強に疲れてしまい、得意な英語ばかりをやっていた時期があったとか。先生はハッキリ断言していました。「好きな科目ばかりを勉強するのは一種の現実逃避です」と。

現政権の一連の政策を見ていると同じことを感じます。

一時的な給付金や補助金を頻りに出している。何もしていないわけではないし無意味でもない。でもそれを口実にしていま本当にやるべきこと、やらなきゃいけないことを誤魔化しているように映るのです。要は減税しないことを正当化するために2兆円をばら撒いているのではないか、ただ選挙に勝ちたいだけではないのかと。

大多数の庶民ではなく、財務省及びたくさんの票を入れてくれる一部富裕層のための政治。いまに始まったことではないとはいえ、さすがにここまで露骨なのは。。。

状況の根本的な解決を図るなら、どうしたって減税が不可欠です。なぜ社会保障にほとんど使われていないことが判明し、増税の根拠が崩れ去った消費税を下げるか廃止するかしないのか。

給料が安くても我々の生活に欠かせない職業が世の中にはいくらでもあります。そういう仕事に就き、真面目に納税するのがバカバカしくなるような政策はやめてほしい。

そもそも、なぜ社会のためになる職業ほど給与が低いのか? そんな疑問を抱く人には、数年前に話題になった↓がオススメです。私も近々再読しなくては。

引き続き考察していきます。

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