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「名将たるゆえん」と「年末の書店事情」

全面的に同意します。

寒い季節に新入団選手の体力測定。むしろそんな慣習が続いていたことに驚きました。メディカルチェックならまだしも。他球団はどうしているのでしょうか?

身体が動かない時期にこんなことをすれば、いいところを見せようと張り切った新人が故障するケースは誰しも想像できるはず。みんなが薄々無意味と感じていても「ずっとやってきたから」という理由で撤廃されずに生き残った謎ルールのひとつかもしれません。

末端から声を上げるのはもちろん大事なことです。一方で、変えられる権限を持つ人が動いてくれないとどうにもならないのも事実。昨年の森下選手の肉離れという結果を見て直ちに改めるフットワークの軽さに、岡田監督の名将たるゆえんを感じました。

そんな岡田さんの新刊が、満を持して発売されます。

「主な内容」で気になったのは「二軍の選手をこの目で確認する――野村監督とのあの日に学んだわ」。思い当たるエピソードがいくつかあります。二軍監督時代の岡田さんが好調な某選手を一軍に推薦したところ、一軍監督の野村さんが話を聞かず、自分の目で確かめることもせずに他の選手を上げたとか。あるいはノムさんが今岡選手を使いたがらなかったとか。

早く読みたいです。

関西圏の書店では大々的に展開するはず。私の職場は東京ですが、阪神日本一を特集した雑誌はことごとく完売しました。本書も初回配本分はあっという間に消えそう。

スポーツ書の強い書店や複数フロアに跨る大型店なら、あるいは営業の人が直納(取次を通さず、本を直接納品するシステム)してくれるかもしれない。それ以前にすぐには売り切れないぐらいの量を確保しているでしょう。でも通常規模のお店だと、なくなってから追加を手配しても年内には間に合わない可能性が高いです。

興味のある方は、ぜひお早めにお近くの書店へ。

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!