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リピーター特典【まえばし駅前天然温泉ゆ〜ゆ@群馬県】(2/2)

 宿を出てからナビに従って車を走らせていると、しばらくして無事に目的地に到着することができた。そこは、前橋駅から徒歩2分という好立地にある温浴施設だった。

「こんなところにあるんだな」

 そう、今回訪れたのは「まえばし駅前天然温泉ゆ〜ゆ」である。電車でのアクセスも良いが、車で行ったとしても駐車場が無料で利用できるので、この旅行に合わせて行程に組み込んでいたのだ。
 さっそく館内に入り、下駄箱に靴を預けた僕は、受付で入浴料とレンタルタオル代を支払い、浴場がある2階に上がった。脱衣所には地元の常連と思われるお客さんが数名。施設はスーパー銭湯にカテゴライズされるけれど、客層は銭湯のそれである。僕はロッカーに荷物を預けて、浴室に足を踏み入れた。

「ほぉ、開放感があるなぁ」

(前橋まるごとガイド: https://www.maebashi-cvb.com/spot/1101 )

 天井は高く、大きなお風呂が1つ。その奥には広々とした露天スペースが確認できた。まずは身を清めてお風呂に浸かってみると、自家源泉掛け流しの良質な温泉が体を芯から温めてくれた。少し茶色がかったお湯は、香りも豊かで実に気持ちがいい。
 それからサウナ室に向かうと、ドライサウナとミストサウナがあることがわかった。まずはミストサウナから入ってみると、こちらはスモーキーな香りを放つ蒸気で満たされていて、体感では40〜50℃程度ととても落ち着く空間になっていた。サウナというより、休憩用の温室といったところだろうか。

(だんべー.com: https://www.dan-b.com/yu_yuuyu/ )

 そしてミストサウナの居心地の良さを堪能したあと、僕はいよいよ隣のドライサウナへと移動をした。

「すごい段差だな……!」

(ニフティ温泉: https://onsen.nifty.com/maebashi-onsen/onsen001225/ )

 扉を開けた先には5段構造のベンチが設けられていたのだけれど、出入り口はベンチの上段の位置にあるため、まるでサッカースタジアムに入った時のような感覚に陥ったのだった。その下段と上段との高低差は2mあるそうで、それだけ温度差も大きいということだ。湿度は比較的低く、からっとしている。物理的には20人以上が余裕を持って座れるほど広く、中央にはテレビがあり、その両側にそれぞれ対流式のストーブが設置されていた。
 僕は躊躇なく最上段に腰をかけ、静かに蒸されることにした。温度計は82℃を指しているものの、アーチ状の天井の効果もあって熱が効率的に広がっているためか、やはりこの位置の体感温度は明らかにそれ以上である。僕はすぐに限界を迎えてしまい、慌ててサウナ室を飛び出し、シャワーを頭から浴びて水風呂に肩まで浸かった。

ーーこれは気持ち良すぎる……。

 水温は20〜22℃程度だろうか。バイブラはなく、火照った僕の身体を冷水が優しく鎮めてくれた。そして露天スペースへと移動し、ウッドデッキに横たわって空を見上げると、いわゆるトランス状態が訪れ、五感が研ぎ澄まされていったのだった。すると、僕は自然と昨日宿泊した旅館の出来事をぼんやりと思い出していた。

ーーやっぱり、僕は目の前の人が喜ぶ姿を見たいし、そのためのコミュニケーションをこれからも心がけていきたいな。

 僕はきっと、またあの旅館に泊まりに行くだろう。そんなことを思いながら、2セット目のサウナを堪能すべく、僕は立ち上がった。

(written by ナオト:@bocci_naoto)

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①僕たちは自費でサウナに伺います ②それでお店の売上が増えます ③noteを通して心を込めてお店を紹介します ④noteを読んだ方がお店に足を運ぶようになります ⑤お店はもっと経済的に潤うようになります ⑥お店のサービスが充実します ⑦お客さんがもっと快適にサウナに通えます