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重要と必要【ホテルアベストグランデ岡山 なごみの湯@岡山駅】(1/2)

 これはライター界隈に生息している僕の持論なのだけれど、ライターという肩書きで満足できるレベルの生計を立てられている人の多くは、ライティングスキルが高いから仕事を手に入れているわけではなく、「コミュニケーションスキルとロジカルシンキングを身につけられているから」質の良い仕事が集まっている傾向がある。
 何が言いたいかというと、一般的に「ライティングスキル」と呼ばれる、いわゆる「読みやすく、わかりやすい文章を書くスキル」をいくら磨いたところで、それだけではライターとして生活をしていくのは難しいということだ。
 逆に、コミュニケーションスキルとロジカルシンキングが身に付いている人に記事の執筆を依頼すると、たとえその人がライティング未経験であっても、それなりにレベルの高い記事を書いてくれることが多々ある。本人はライティングスキルを身につけようとした経験がなかったとしても、だ。そのレベルは「ライター」を名乗る人よりも優れていることだって珍しくない。
 ライティングスキルはあくまで表面的なテクニックであって、それを正しく使いこなすためには「他人と適切に意思疎通ができる力」「論理的に考える力」が必要なのだ。たとえば、スマートフォンは便利なデバイスだけれども、それを幼稚園児に渡しても使いこなせないのと同じである。スマートフォンを使いこなせるようになるためには、それなりの知識と思考力が必要になる。

 そう考えると、もしも自分にとって必要だと思っていたものも、「冷静に考えてみると不要だった」なんてケースはいくらでもある。すなわち手段の目的化である。自分が書きたいように文章を書きたいのであれば、それは仕事ではなくブログでやるか、もしくは自分が唯一無二の存在となるべきで、少なくともそのような存在になることができていない状態で仕事としてライティング業務を受けるのであれば、ライターである以前に社会人である自覚を持ち、課題を正確に捉えて、それを解決するための手段として適切なライティングをする思考力が大切なのだ。

 繰り返すが、ライティングスキルを磨くことはライターとして生活をする上で必ずしも必要とは限らない。
 先日、僕は「サウナは好きだけれど、サウナが好きとは限らない」といった話をした。サウナに行くことは目的ではなく、別の目的を果たすための手段のひとつに過ぎないということだ。

 したがって、極論だけれども、僕はサウナがこの世からなくなったとしても困らない。

ーーでも、どうしても行きたくなってしまうんだよな。

 僕は岡山出張のために、サウナつきのホテルを予約していた。3月22日(火)の東京はあいにくの雨模様だが、岡山駅に到着すると傘をさしている人は一人もいなかった。

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ーー後編に続く

(written by ナオト:@bocci_naoto)

YouTube「ボッチトーキョー」
https://www.youtube.com/c/boccitokyo

①僕たちは自費でサウナに伺います ②それでお店の売上が増えます ③noteを通して心を込めてお店を紹介します ④noteを読んだ方がお店に足を運ぶようになります ⑤お店はもっと経済的に潤うようになります ⑥お店のサービスが充実します ⑦お客さんがもっと快適にサウナに通えます