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コイントスで進め【千代の湯@学芸大学駅】※番外編(1/2)

 人生は悩みの連続だ。たくさん悩んで、そして決断をして前に進んで、それでうまくいくこともあれば失敗することもある。ここでやっかいなのは、せっかく決断をしてうまくいったとしても、その後に再び何かしらの悩みを抱えることだ。人間は、死ぬまで悩みから解放されることが無い生き物なのかもしれない。

 ところで、以前に勤めていた会社の後輩から久々に連絡を受けた。どうやら、会社を辞めてフリーランスになるか迷っているらしく、僕に相談をしたいそうだ。そして約束の4月18日(月)、都内の飲食店で待ち合わせた僕たちは、さっそくビールを片手にお互いの近況報告をしつつ、フリーランスという働き方のメリットとデメリットについて、できるだけ事実をもとに客観的な視点から後輩に伝えた。
 だが、ここで僕が最も強調をしたのは、今の会社で働き続けるにしろフリーランスになるにしろ、どちらでも長い人生においてはたいした違いが無いということだ。それよりも、悩んでいる暇があるのなら、さっさとどちらの道に進むのかを決めてしまったほうがいいのである。

 これは僕自身がもともと持っていた考えではなく、後輩から連絡を受けた際にふと思い出し、以前に読んだ本をもう一度読み直したところ紹介されていた実験結果だ。

 コイン投げの結果が表だろうが裏だろうが、悩みの解決に向かって何かしら行動を起こした人は、半年後の幸福度が高いことがわかりました。
 つまり、決断においては「どう決めるか」ではなく、「そもそも決められるかどうか」のほうが重要だということです。やると決める、やらないと決める、そうして腹をくくることが結局のところ人生の満足度を大きく左右します。

ーー引用:最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方 (サンクチュアリ出版)
堀田秀吾 著

 コインでオモテが出ようがウラが出ようが、その逆の選択肢は「たられば」でしかわからないのである。
 人生、意外とやり直しがきくものだ。それであれば、さっさとどちらかの道に進んでみて、間違ったと思ったらもう一度コインを投げれば良い。

 そんな僕が日常的に悩むことといえば、それは「どこのサウナに行くか」である。幸せな悩みではあるのだけれど、どの施設でも平均的に満足できてしまう僕にとっては、毎回この時間が楽しくもあり苦しくもあるのだ。しかし、ちょうど例の本を読み直した直後の僕にとって、今回は答えがあっさりと出てしまったのだった。

ーー後編に続く

(written by ナオト:@bocci_naoto)

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