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ポストイットの誕生【カンデオホテルズ東京六本木@六本木駅】(1/2)

 ポストイットがどのように作られたのか、その経緯を知っている人は多いかもしれない。ただ、初めてその事実を知った時に驚いた人もまた多いはずだ。
 結論、ポストイットはもともと失敗作だった。何の失敗かというと、それは接着剤である。アメリカの化学メーカー 3M社の研究員が強力な接着剤を作ろうとしたところ、たまたま弱い接着剤ができてしまった。それを逆手に取って製品化されたものがポストイットである。失敗は、考え方によっては新たな価値となるのだ。
 テレビ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日)も、それと同じような発想で生まれた企画だろう。この番組はゲストが扮する講師が教壇に立って、自らの過去の失敗を第三者目線で紹介することで、そこから人生の教訓を得ることができるエンターテインメントとして成立させているのだ。
 このように、ある人から見れば失敗であっても、別の人や別の場所、別の時間であれば新たな価値が生まれることなんて往々にしてあるのだ。そう考えると、失敗を失敗だと思うか、それすらも価値のあるものだと前向きに捉えられるかが人生の結果を左右するのだと思う。

 かくいう僕自身も、社会に出てから数年間は仕事でもプライベートでも数多くの失敗をした。その瞬間は冷や汗が止まらなくなるほどメンタルにダメージを負ったこともある。ただ、今ではその当時の失敗を笑い話にして、友達とのコミュニケーションを盛り上げることができているし、自分自身が数多くの失敗をした経験があるからこそ、同じような立場の人の気持ちを考えられるようになり、弱い立場の人間に手を差し伸ばせるようになった。
 その結果、友達の数は多いほうではないけれど、付き合いのある友人らからは信頼を得ることができているし、特に不安を抱えることのない生活を送ることもできている。マイナスな出来事が絶対的にマイナスであるわけではないのだ。

「さて、着いたぞ」

 僕は今日も平凡な1日を過ごす予定だった。3月6日(日)の六本木は、穏やかで過ごしやすい気候である。

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ーー後編に続く

(written by ナオト:@bocci_naoto)

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