映画「シカゴ」を観て
10月21日「シカゴ」という映画を観た。
原題は「Chicago」。2002年のアメリカ映画で、ロブ・マーシャル監督の作品だ。
キャストは、ロキシー・ハート役のレネー・ゼルウィガー、ヴェルマ・ケリー役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ビリー・フリン役のリチャード・ギアなどである。
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あらすじは、
1920年代、シカゴ。スターを夢見るロキシーは、ナイトクラブの舞台に立つヴェルマを憧れのまなざしで見つめていた。ロキシーは自分をショーに売り込んでくれるという男と不倫するが、その言葉が嘘だったことを知り彼を殺害。刑務所に送られた彼女は、同じく殺人罪で投獄されたヴェルマと出会う。ヴェルマは敏腕弁護士ビリーを雇って自らを被害者として演出し、獄中にいながらも世間の注目を集めていた。ロキシーもそれを真似てビリーを雇い、ヴェルマを上回る人気を獲得するが……。
と、いった内容。
で、観終わっての感想。
ミュージカル映画に、なぜか惹かれる
ミュージカル映画に、ボクはなぜか惹かれるのだ。
観ていて楽しいし、テンポがいい。
そして、少し現実離れしてくるところもイイ。
各俳優の歌唱力、スタイルの良さ、何だか別世界に連れて行ってくれる。
この映画「シカゴ」も、とても引き込まれていった。
ストーリーは、はっきり言えばイマイチ
有名な「シカゴ」ではあるが、今回初めてストーリーを知った。
はっきり言えば、イマイチな内容である。
でも、それをかき消すような、ミュージカル映画の醍醐味があった。
こうなると、内容云々でなく、ミュージカル映画としての良し悪しになる気がする。
目立たない役回りも、歌い踊れば主役になる
目立たない俳優も、歌って踊ればそのシーンの主役となれる。
この映画の中で、ロキシーの旦那のエイモスがそういう感じであった。
妻からうまいこと利用され、不倫をされ、お金を用意しても、ただ利用されるうだつの上がらない旦那役である。
そのエイモスも、ソロでのスポットライトを浴びるシーンがある。
そこでは、それまでの雰囲気とは違い、生き生きと演じていたのが印象的である。
実際のミュージカルも観たくなった
ボクは、まだミュージカル(舞台)の「シカゴ」を観に行ったことがない。
でも、この映画を観て、いつか観たいと思ってしまった。
日本では、米倉涼子さんが主演を演じたときもあったそうな。
映画を観た後だと、日本人の中では、ピッタリはまり役のような気がした。
この映画。アカデミー賞(作品賞)の受賞作品である。
そのため、鑑賞したというのが、実際のところである。
えっ?これがアカデミー賞(作品賞)?と、感じなくもないが、その時代においては、斬新だったのかもしれない。
そう感じる映画だった。
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