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鉄道趣味(旅・撮影・模型・絵本等)のあれこれについて綴っていきます

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鉄道絵本レビュー(番外編) ちいさいあおいでんしゃ

鉄道絵本の名作を何冊か紹介してきたところですがここで番外編、として鉄道絵本の迷作!?、拙作の絵本を紹介させていただきたいと思います。 「ちいさいあおいでんしゃ」 作:ぶるうらいなー ニコモ 鉄道絵本レビュー第1回で紹介させて頂いた、「でんしゃにのったよ」に出会ってからというもの、この絵本にすっかり惚れ込むと同時に、自分もこんな絵本を作りたい!!という気持ちが湧き、全く未経験からですが、試行錯誤しつつもなんとか1冊作ってみました。 小さい頃から電車好き 自分はもともと幼少

    • 鉄道絵本レビュー(15) ぼくはSLパレオエクスプレス

      鉄道絵本紹介、第15弾はこちらです。 「ぼくはSLパレオエクスプレス」 作:おいかわまゆみ 絵:クリハラマリ 秩父鉄道 自作絵本の新作のために、鉄道絵本紹介記事もお休みしていましたが、絵本製作は自分で決めた期限に間に合わず、まだ時間がかかりそうです... そんな中、先日秩父鉄道のSLパレオエクスプレスに久しぶりに乗車し、列車の旅を楽しんで来たことをきっかけに、この絵本の紹介をぜひさせて頂こうと思いました。 鉄道会社が発行した絵本 この絵本はまず、秩父鉄道自らが発

      • 鉄道絵本レビュー(14) ひいばあのチンチンでんしゃ

        鉄道絵本紹介、第14弾はこちらです。 「ひいばあのチンチンでんしゃ」 作:さくらいともか 岩崎書店 前回、路面電車の日(6/10)にちなみ、「すすめ ろめんでんしゃ」を紹介しましたが、路面電車関連も素敵な絵本がいろいろあり、路面電車ものを続けることにして、今回はこの絵本を紹介したいと思います。 ものがたり この物語の語り手は小学校高学年くらいの男の子ですが、男の子のひいおばあちゃん、「ひいばあ」は路面電車を眺めるのが大好き。 そんなひいばあの所に、ある日特別なきっ

        • 鉄道絵本レビュー(13) すすめ ろめんでんしゃ

          鉄道絵本紹介、第13弾はこちらです。 「すすめ ろめんでんしゃ」 作:のさか ゆうさく 福音館 ちょっと間が空いてしまいました。踏切絵本が続いたところで、今回は趣向を変えて、路面電車の日(6/10)にちなみ、路面電車の本を紹介したいと思います。 路面電車の日!? ちなみに、路面電車の日は、1995年(平成7年)に広島市で開かれた第2回路面電車サミットで制定された記念日で、6月10日という日付から、6(ろく)と10(テン)で「路電」つまり「路面電車」の語呂合わせが由来

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        鉄道絵本レビュー(番外編) ちいさいあおいでんしゃ

          鉄道絵本レビュー(12) ふみきり!

          鉄道絵本紹介、第12弾はこちらです。 「ふみきり!」 作・絵:いわぶち やすじ 新風舎 「踏切もの」の絵本紹介も3回目ということで、今までとちょっと雰囲気の違う踏切絵本を紹介したいと思います。 CGで作画されている絵本 今回の絵本「ふみきり!」の絵は、今まで紹介した絵本とは異なり、CGで作成されています。 写真を元に加工しているもののようですね。 全ページ同じ踏切の絵で、画角も変わらないという特徴もあります。 舞台になっている踏切は 舞台になっている踏切は

          鉄道絵本レビュー(12) ふみきり!

          鉄道絵本レビュー(11) ふみきりくん

          鉄道絵本紹介、第11弾はこちらです。 「ふみきりくん」 文:えのもと えつこ 絵:鎌田 歩 福音館 「踏切もの」第2弾 前回に続いて、「踏切もの」です。 前回の「カンカンカンでんしゃがくるよ」は、1990年(平成2年)の発行、まだ国鉄民営化まもない頃で、登場する車両は、国鉄型車両ばかりでした。 それに対して、今回紹介する「ふみきりくん」は、2016年11月に「こどものとも年少版」として発行、単行本化が2019年(令和元年)10月と、わりと最近の発行で、グッと現代的

          鉄道絵本レビュー(11) ふみきりくん

          鉄道絵本レビュー(10) カンカンカンでんしゃがくるよ

          鉄道絵本紹介、第10弾は、こちらです。 「カンカンカンでんしゃがくるよ」 作:津田光郎 新日本出版社 今回は、踏切もの〜なぜ踏切なのか 鉄道絵本の1ジャンルとして、「踏切もの」というものがあると自分は勝手に思っています。 踏切を舞台にした鉄道絵本はいくつもあります。 なぜなのでしょうか。 日常生活の中で子どもが鉄道に親しむ機会として、「踏切を行き交う列車を眺める」というのは、よくある体験の一つだからでしょう。 そして子どもにとって、インパクトある鉄道体験だから、

          鉄道絵本レビュー(10) カンカンカンでんしゃがくるよ

          鉄道絵本レビュー(9)のおまけ 三鷹跨線橋に行ってきました

          前回、鉄道絵本紹介第9弾で紹介した、「ぼくのママはうんてんし」に取り上げられていた、三鷹跨線人道橋に行ってきました。 絵本には、保育園のお散歩でいつも通る場所として、三鷹車両センター(前回、三鷹電車区と書いていましたが、今はこちらが正式名称なようです)を跨ぐ、この跨線橋が出てきます。 重ねて紹介しますが、1929年(昭和4年)にかけられ、90年近い歴史ある橋だそうです。 三鷹車両センターを一望できる鉄スポットとしても有名ですが、老朽化により撤去されることが最近決定してしまい

          鉄道絵本レビュー(9)のおまけ 三鷹跨線橋に行ってきました

          鉄道絵本レビュー(9) ぼくのママはうんてんし

          鉄道絵本紹介、第9弾は、こちらです。 「ぼくのママはうんてんし」 作:おおともやすお 福音館書店 前回、前々回と昔のSLものが続きましたが、今回は一転して、現代の電車の話です。 車両についての物語ではなく、運転士さんとその家族にまつわる物語であるところも、今まで紹介した本とちょっと違うところですね。 女性の運転士さんを取り上げた絵本 さて、この絵本に出てくる運転士さんは、タイトルの通り、女性です。 今では大手私鉄やJR、地方私鉄でも活躍が見られるようになった女

          鉄道絵本レビュー(9) ぼくのママはうんてんし

          鉄道絵本レビュー(8)のおまけ 生田緑地に行ってきました

          最近縁あって、生田緑地に行く機会があり、鉄道絵本紹介第8弾で紹介した「デゴイチものがたり」の主人公、D51 408号機に会ってきました。 公園入口を入り、少し歩くと、青い旧型客車が見えてきました。 スハ42型 2047号車です。 ステップが設置してあり、車内に入れるようになっています。 貫通ドアは、塞がれています。 車内は、ほぼ現役時代のままと思われ、良い雰囲気です。 青いモケットのボックスシート、最高ですね!! 窓も開閉できます。 乗降扉は、前後で窓の形が異なっ

          鉄道絵本レビュー(8)のおまけ 生田緑地に行ってきました

          鉄道絵本レビュー(8) デゴイチものがたり

          鉄道絵本紹介、第8弾はこちらです。 「デゴイチものがたり」 作:萩坂 昇 絵:伊藤 悌夫 岩崎書店 前回の「きかんしゃやえもん」に続き今回も昔の話、SLものです。 SLといえば 今回の主人公は、日本のSLの中で最も有名であろう形式、SLの代名詞とも言える「デゴイチ」ことD51のお話です。 その名もズバリ「デゴイチものがたり」です。 表紙画像からもわかっていただけると思いますが、「きかんしゃやえもん」の方は、どこか漫画チックな可愛い絵ですが、こちらは劇画調(油彩で描

          鉄道絵本レビュー(8) デゴイチものがたり

          鉄道絵本レビュー(7) きかんしゃやえもん

          鉄道絵本紹介、第7弾はこちらです。 「きかんしゃやえもん」 文:阿川弘之 絵:岡部冬彦 岩波書店 前回「ちかてつてっちゃん」の回でちょっと触れたこともあり、今回は言わずと知れた鉄道絵本の古典である「きかんしゃやえもん」を取り上げたいと思います。 前回の記事はこちら↓ 子どもの頃に出会った絵本 拙著「ちいさいあおいでんしゃ」の回で、保育園勤務の経験をきっかけに、子どもの頃には出会わなかった鉄道絵本(もちろん鉄道以外の絵本もですが)にいろいろ出会ったと書きました。

          鉄道絵本レビュー(7) きかんしゃやえもん

          鉄道絵本レビュー(6) ちかてつてっちゃん

          鉄道絵本紹介、第6弾はこの本です。 「ちかてつてっちゃん」 作:井上よう子 絵:尾崎玄一郎 岩崎書店 この本は、たまたま書店で見かけて出会いました。 自分的には、かなりインパクトのある表紙でした。 どう見ても東京メトロ(かつての営団地下鉄)の5000系じゃないですか!! これはなかなかシブい題材です。 営団地下鉄5000系について この営団5000系(と言った方が自分的にはしっくりいくので、そう書きます)は、1964年(昭和39年度)に登場、400両以上が製造され

          鉄道絵本レビュー(6) ちかてつてっちゃん

          鉄道絵本レビュー(さらなる番外編) ちいさいあおいでんしゃ(模型版)

          ちいさいあおいでんしゃのルーツとなった鉄道模型 前回紹介させて頂いた、自作の絵本は、前回お話しした「鉄道趣味に戻るきっかけになった、自分で作ったフリーランスの模型」を主人公にしています。これです↓ 自由型模型のプロトタイプ この地方私鉄風の自由型小型電車にも、イメージの元になった実車があります。 「ちいさいあおいでんしゃ」の主人公の2両編成のうち、モハの方(パンタグラフがついてる方)は、福井鉄道のモハ130形や、新潟交通モハ10形がイメージの源泉になっています。 クハ

          鉄道絵本レビュー(さらなる番外編) ちいさいあおいでんしゃ(模型版)

          鉄道絵本レビュー(5) かもつれっしゃのワムくん

          鉄道絵本紹介、第5弾はこの本です。 「かもつれっしゃのワムくん」 作:関根栄一、絵:横溝英一 小峰書店 出会いは図書館で この本とは最初、図書館で出会いました。 絵を担当されている、横溝英一さんの絵本は、他にも読んだことがあり、こんな本もあるんだ!と早速借りてみました。 表紙をめくると、見返しに国鉄型電気機関車EF66が牽引する貨物列車のイラストが描いてあります。 このイラストは、図鑑的な側面からの絵で、形式名も入っており、テツとしては早速ワクワクします。 また、本編

          鉄道絵本レビュー(5) かもつれっしゃのワムくん

          鉄道絵本レビュー(4) じょうききかんしゃビーコロ

          鉄道絵本紹介、今回は、この本です 「じょうききかんしゃビーコロ」 作:ミノオカ リョウスケ 童心社 梅小路機関区が現役の頃が舞台 このお話は、小さなSLビーコロ(国鉄B20型)が主人公のお話です。 現在京都鉄道博物館の一部となっている、梅小路蒸気機関車館が、梅小路機関区として現役だった頃を舞台にしていると思われます。 機関区内で、入れ替え用機関車として働くビーコロが、入場してくる大型機関車達の活躍する様子に憧れ、自分も機関区を出て、本線を思い切り走ってみたい!!と夢を

          鉄道絵本レビュー(4) じょうききかんしゃビーコロ