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鉄道絵本レビュー(9)のおまけ 三鷹跨線橋に行ってきました

前回、鉄道絵本紹介第9弾で紹介した、「ぼくのママはうんてんし」に取り上げられていた、三鷹跨線人道橋に行ってきました。
絵本には、保育園のお散歩でいつも通る場所として、三鷹車両センター(前回、三鷹電車区と書いていましたが、今はこちらが正式名称なようです)を跨ぐ、この跨線橋が出てきます。

重ねて紹介しますが、1929年(昭和4年)にかけられ、90年近い歴史ある橋だそうです。
三鷹車両センターを一望できる鉄スポットとしても有名ですが、老朽化により撤去されることが最近決定してしまいました。

今のうちに行っておこうということで、まずは三鷹駅に。
駅前の線路際から、中央・総武緩行線のホームが見えます。


今の緩行線の主力、山手線から転属してきたE231500番台と、乗り入れの東京メトロ東西線の05系が間近に見えます。


三鷹駅から、武蔵境方向に線路沿いに歩いて行くと、三鷹車両センターが見えてきます。
東西線乗り入れ用の
JR東日本E231800番台と、東京メトロ東西線07系が見えてきました。
東京メトロ07系は、有楽町線からの転属車ですね。


金網越しの撮影なので、ちょっとぼやけています。
車両の上に見えるのが、目的の跨線橋です。


跨線橋に辿り着きました。
歴史を感じさせる、鉄骨造りの渋い橋です。


階段を登ると、車両が見えてくるとともに、跨線橋の構造も間近に見えて楽しいです。


跨線橋の上まで登りました。
車両センターのたくさんの線路を跨いでいるだけあって、長い橋です。

子どもたちも電車を見に来ていました。


絵本では、E2310番台がいる場所に、E231500番台が2本並んでいます。
現在は、中央・総武緩行線の231系は、500番台が52編成で多数派、0番台は6編成で少数派になっているようです。


「あずさ」か「かいじ」か、E353系が通過していきました。
絵本には特急型車両は登場しません。


絵本の最初の方の場面で出てくる、車両センターを見渡した感じの絵に近いアングルで撮ってみました。
車両基地に様々な車両が並ぶ姿は、鉄道好きならワクワクする眺めですよね。


よく見ると、E231系の0番台と500番台が並んでいます。自分は同じ色で違う形式の車両同士が並んだり、反対に同じ形式のカラーバリエーションが並んでいたりするのが大好きなので、うれしい並びですね。


絵本で、主人公ののぞむのママの運転する中央線快速列車が、跨線橋の下を通過する場面がありますが、まさにこんな感じです。絵本は下り列車で、この写真は上り列車ですが。
真下を列車が通過するのは迫力があっていいですね。


登ってきたのとは反対側の方まで渡ってきました。


階段を上から見下ろすと、結構急な感じもします。


反対側に渡り切りました。
階段の構造はこちらも同じような感じです。
周りの空間がこちら側の方が広いので、観察しやすいです。


途中まで、色を塗り替えた感じですね。
古めの鉄道施設によくある淡緑色は、好きな色合いです。


鉄骨の構造を下から見てみます。
いいですね〜


再び跨線橋に登ります。こちらから見ると、快速線電車の走る向こう側が、車両センターです。


もう一度絵本に出てくる絵に近いアングルに挑戦。ちょうど、6789の番線表示が見えていて、快速線電車が高架を上がって行く場面で、右半分はこんな感じです。
黄色い電車は、絵本では205系とE2310番台です。


絵本では、かなりワイドに描かれていて、左側はここまで入っています。
というか、跨線橋も絵の中に入っているので、もう少し後ろから俯瞰した感じの絵なのですが、そんなふうに見渡せる場所はあるんでしょうか。


数日後、また近くを訪れる機会があったので、車両センターの反対側に回ってみました。
E231系の0番台と800番台の並びですが、同じ形式とは思えないほど、スタイルが違いますね。
よく見ると、0番台の方の行き先が御茶ノ水行きになっています。
普段の日中時間帯には見られない行き先ですね。


敷地外の公道から見渡せるのはこのくらいの範囲です。
絵本ではこちら側は出てきませんが、お散歩の子どもたちが通りかかったら、やはり張り付いて眺めたくなるのではないでしょうか。

今回は、絵本に出てくる跨線橋を、なくなってしまう前に見られてよかったです。
興味を持たれたら、ぜひ絵本と見比べてみてください。

では、今日もありがとうございました!!


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