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鉄道絵本レビュー(さらなる番外編) ちいさいあおいでんしゃ(模型版)

ちいさいあおいでんしゃのルーツとなった鉄道模型


前回紹介させて頂いた、自作の絵本は、前回お話しした「鉄道趣味に戻るきっかけになった、自分で作ったフリーランスの模型」を主人公にしています。これです↓

絵本と同様 側面から


自由型模型のプロトタイプ


この地方私鉄風の自由型小型電車にも、イメージの元になった実車があります。

「ちいさいあおいでんしゃ」の主人公の2両編成のうち、モハの方(パンタグラフがついてる方)は、福井鉄道のモハ130形や、新潟交通モハ10形がイメージの源泉になっています。

クハの方は、もと気動車(ディーゼルカー)改造の電車という設定で、これも福井鉄道のクハ140形や、新潟交通クハ37形がモデルになっています。

福井鉄道や新潟交通だけをモデルにしたわけではなく、西日本鉄道甘木線や、関東鉄道など、色々な路線の好ましい車両からインスピレーションをもらっています。


Nゲージのキットを加工して制作


模型的にいうと、サイズ的には
Nゲージ(実物の150分の1サイズ。線路の幅が9mmであることから、nineの頭文字をとってNゲージと呼ばれる。日本では最もポピュラーな鉄道模型)です。

自作と言っても、市販のNゲージキットの色々なパーツを切ったり貼ったりして作ったものです。


モハの側から

モハの方は、グリーンマックスの京急1000形のキットの側面を切り継いで両運転台化、車長も縮めたものに、同キット付属の小田急2200形の前面を組み合わせ、ヘッドライトは旧型国電キットのパーツから、テールライトは京急600形の前面から移植しています。


クハの側から

クハの方は、同じくグリーンマックスの、国鉄キハ04形のキットの側面を切り継いでキハ40000形サイズに縮めたものに、同キット付属の関東鉄道のキハ411形の前面を組み合わせています。Nゲージ好きでない方にはどうでもいい情報ですね(笑)

色については、富士急行や伊豆急行、銚子電鉄などの昔の車両に見られたような、ブルー系の濃淡のツートンカラーが好きなので、そんなイメージでこの色に決めました。模型用語でいうと(笑)、GMカラーの青15号と、伊豆急ペールブルーです。

タイトル写真にもあるように、同じ色の電車を他にもいくつも作りました。
また、この色を当鉄道の標準色にして、他にも急行用、特急用の車両は違うカラーの車両も作ってみたり。

これらの中でも、特にお気に入りのこの2両を主人公にしたお話しを作ろうと思い立ち、今回の絵本になったというわけです。


架空鉄道の舞台も作成中


鉄道の設定も考え、車両たちの舞台となるレイアウト(模型を走行させるための、線路を敷いて情景を作ったもの)の作成にも着手しました。未だ未完成ですが、のちのち紹介できればと思っています。

他に絵本に登場する車両たちについても、自分の鉄道の車両として、模型を作った(作りかけのものが多いですが)ものがほとんどです。機会を作ってご紹介できればと思いますが、こちらもなにぶん未完成のものが多いので、いつになりますか

とりあえず今日はこの辺で。読んでいただきありがとうございました。
ではまた!!

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