8月に読んだ本と、今月のベスト本
こんにちは、yukoです。
9月ももう上旬が終わろうとしているので(早い!)、そろそろ8月に読んだ本のことをまとめておこうと思います。
8月に読んだのは19冊(うち、漫画5冊)でした。そのなかから何冊かご紹介しますね。
◆ここじゃない世界に行きたかった/塩谷舞
個人的夏の課題図書の一冊です。
塩谷さんの、静かで真摯で、柔らかい文章が心地よかったです。全体を通して淡いブルーの印象。読んでいると水の中をたゆたっているような気分になりました。ゆっくり、深く深く沈んでいくような感覚というか。
今、2週目をじっくり読んでいるところです。そのうち単体でこの本の記事を上げようと思っていますのでしばしお待ちを。
◆万事快調(オール・グリーンズ)/波木銅
こちらも夏の課題図書にしていた本です。
茨城県東海村を舞台に繰り広げられる、ちょっとアングラな物語。
もともとあまり仲良くなかった同じクラスの女子3人が一致団結していく姿は青春小説そのものなんだけど、やっていることが大麻の栽培というアンバランスさ。そのダークなテイストと、物語の軽いテンポ感が合わさって、何ともクセになる小説です。
こんなこと実際にあったらとんでもないニュースになるだろうな……大丈夫かなこの子たち……なんて、危なっかしいことをどんどんやってのける彼女たちをハラハラした気持ちで見守った読書時間でした。
◆medium 霊媒探偵城塚翡翠/相沢沙呼
前から気になっていた本。表紙を描かれている遠田志帆さんのイラストがもともと好きで、この本も表紙が遠田さんだからという理由で気になっていたのでした。
ちなみに遠田さんのイラストと初めて出会ったのは村山早紀さんの『竜宮ホテル』です。この表紙の子に一目惚れして、本をお持ち帰りした思い出……。
話は戻りまして。mediumはストーリー展開が「そうくるかー!」という感じで、終盤はページをめくる手がとまりませんでした。あんまり核心にふれることは言えないのですが、普段本をほとんど読まないような人でも、どんどん読めてしまう作品な気がします。ていうか翡翠ちゃん、可愛いけどあざとすぎませんか……?
◆新版「願いごと手帖」のつくり方/ももせいづみ
来年の手帳のことをぼちぼち考えるようになったので、手帳関係の本をなにか読みたいなーと思っていて。これはたまたまkindleで見つけた本です。ただこれは「手帳」ではなく「手帖」のお話でしたが……。
大小問わず、欲しいものとかやりたいこととかの「願いごと」を次々と書き出しておくだけで、願いが叶いやすくなるそう。わたしは「夢の100リスト」というものを手帳に書き出すようにしているのですが、来年から手帳の一部にこの「願いごと手帖」を組み入れてもいいかもしれないな、と思いました。
◆ゴールデンカムイ/野田サトル
週刊ヤングジャンプのアプリ「ヤンジャン!」にて、1話から最新話まで期間限定で無料公開されていたので読んでみました。ありがたい。
最初の数話は何かの機会に読んだことがあったのですが、今改めて読んでみるとすごく面白い。人気なのがわかる気がします。登場人物が増えてくると「あれ、この人なんだっけ?」となってしまう記憶力の悪さですが、行きつ戻りつしながら読み進めています。続きが気になる……!
◆かげきしょうじょ!/斉木久美子
未婚の女性だけで構成された『紅華歌劇団』。その音楽学校に入学した女子学生たちの日々を描く物語です。
主人公・さらさの天真爛漫さはまさにピカイチ。こんな子近くにいたら面白いだろうなぁ。
戸惑いながらも、舞台で活躍するという夢に向かって突き進む少女たちの姿がキラキラしててすごくまぶしい。
まだ2巻までしか読んでいないのですが、早く続きを読みたい作品です。合わせて宝塚歌劇団にも興味がわいてきたので、映像作品にも触れてみたいな、と思っています。
❁今月のベスト本
そんなこんなで、今月読んだ本のなかから選んだ個人的ベスト本は、
『ここじゃない世界に行きたかった』
です!
期待を裏切らない作品で、とても良かったです。読んでいて落ち着くのに心を動かされるという、不思議な感覚になりました。文章がもつ、ひとの心に入りこむ力とか、ひとを癒す力とかを感じさせてくれた一冊です。
❁余談
ちょっと早いですが、来年使う予定の手帳を買いました。憧れのシステム手帳デビューします。使うの楽しみ。今年がまだ終わってほしくない気持ちもあるけど、早く手帳を使いたいな、とも思っています。
それでは今回はこのへんで。
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