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沖縄県民がつくる、ゴーヤーチャンプルー


実は沖縄出身者でも
好き嫌いがハッキリ分かれるゴーヤー。
その理由の多くは「苦味」だと言われています。

苦味をとる方法は検索するとたくさん出てきますが、
物心ついた時から
沖縄のゴーヤーを食べている私が考える、
美味しいゴーヤーチャンプルーの作り方を紹介したいと思います!


①「ゴーヤー」苦味の移り変わり


まず、少しだけ私自身の話をしますと、
沖縄生まれ沖縄育ち
幼少期から父が家庭菜園で育てたゴーヤーを
普通に食べていて、『ゴーヤーは苦い方が美味しい』
と思っているタイプの人類です。


そんな私ですから、
真冬の12月など無性にゴーヤーが食べたくなってしまう時期があるのです。
旬は夏ですが、ハウス栽培で冬でも普通にスーパーに出回ってることが多く
夏場よりお値段は張りますがどうしても食べたくて買ってしまいます。


そうしてゴーヤーチャンプルーを作るのですが、
なんだか私が想像するゴーヤーの味ではないのです。
調味料の味はすべて出ている、
圧倒的にゴーヤーの苦味が少なく物足りない…。

夏場、旬時期のゴーヤーと冬場のハウス栽培のゴーヤーでは、冬場の方が苦味成分が少ないのではないか。


私の中だけでそのような結論に至りました。
もっといえば夏場スーパーに出回っているゴーヤーより、父が家庭菜園で作っていたゴーヤーが苦味が強かった印象です。



最近は農家さんたちが工夫して、食べやすい味の野菜を作っていると聞いたことがあります。
ゴーヤーもその対象になっているのか分からないですが、もしかしたら昔に食べた時より、美味しくなっているのかもしれません。


それが冬場の、さらに苦味の少ないゴーヤーを選べば
苦手な人も食べられるようになるのではと思い
旬の時期から少し外れた今、レシピを紹介しようと考えました。


②食材を集めましょう

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〈2人前〉
□ゴーヤー   1本
□たまご    2個
□島豆腐 150g
□ポーク 150g


ゴーヤーはなるべくブツブツが欠けたりしていないものを選ぶのがオススメです。

また島豆腐を木綿豆腐に、ポークを豚バラ肉やベーコンで代用してもおいしく仕上がります。
器に盛ったあと、かつおぶしをふりかけるとお店で食べるような上品な味になりますので、お手元にある方は試してみて下さいね。


②食材を切りましょう

最初にお伝えしておきますが、
私自身料理を始めたのが3年前です。
料理は「好き」であっても「得意ではない」ので、食材の切り方が下手ということにはなるべく触れないで頂きたいです…。


ゴーヤーを縦に2等分し、ワタを取ったら3〜5ミリ幅に切っていきます。切り終わったら塩水に浸しておきます。

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島豆腐、ポークは食べやすい大きさに切ります。

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卵2個は、といておきます。


③食材を炒めましょう

1ゴーヤー
2ポーク
3島豆腐
4たまご

の順で鍋に入れていきますが、
ゴーヤー以外はもともとしっかり味がついている
ので熱を通すだけという感覚です。
ゴーヤーが美味しくなるように炒めることができたら、もうほぼ完成と言ってかまいません。


ゴーヤーの味付けには、塩コショウと顆粒かつおダシを使います。

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ゴーヤーをフライパンに投入し、全体的に火が通ったら塩コショウ、ダシを加えて軽く焼き色がつくまで炒めます。味見をしながら自分が美味しいと感じるまで、少しずつ調整しましょう。


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ここで、さらに苦味を取りたい方は
弱火にして醤油を少し加え、フタを閉めながら炒めます。
そうすると柔らかく味が染み込んだ、かつお醤油味のゴーヤーが出来上がります。

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ここまで出来たらもう安心です!
焼き色が付いたゴーヤーをフライパンの端に寄せ、次はポークを焼いていきます。
強めでカリカリに仕上げるか、弱めに柔らかくするかは好みにお任せします。


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ポークが焼けたら、島豆腐を加え熱を通します。
豆腐はそのままでも食べられる食材なので、
強く炒めることは意識しなくても大丈夫です。


熱が通ったらゴーヤー、ポーク、島豆腐を合流させるのですが、豆腐は崩れやすいのでゆっくり大まかに混ぜましょう。

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④「たまごとじ」で締めましょう


溶き卵の存在を忘れていたのではありません。
私は、この瞬間が一番好きなのです!
フライパンを火にかけたまま、ゴーヤー、ポーク、島豆腐をなんとなくバランスよく配置します。


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そして、溶き卵を中心から外側に向かって流していきます。


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たまごが焼けて固まってきたら、少しずつ裏返してみましょう。


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「たまごとじ」にすることでゴーヤー、ポーク、島豆腐、3つの具材すべてにたまごが絡みます。


こちらのたまごも焼き色がつくまで焼いてもいいですし、半熟部分を残して火を止めるのもよし、お好みの状態になれば完成です。


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左の赤の器は
ゴーヤー苦味を消すため、強く炒めてみたものです。


色々と書いてしまいましたが、大事なのは
ゴーヤーにしっかり味をつけること。

私自身ゴーヤーチャンプルーがすごく好きなので、
あなたにも美味しく食べて欲しいと思い
今回レシピを紹介いたしました。


嫌いな食べ物を無理に克服する必要はないです。
食べたくて作ってみたけど、
どうしても苦くなってしまう…
という方のヒントになれば幸いです。



これからも、
食材を美味しく食べられる方法を研究していきます!
お読み頂きありがとうございました☆



こちらは沖縄の家庭料理
ソーミンチャンプルーです。


そして私事ですが、中国語を勉強中なので
音声でゴーヤーについて語ってみました。

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