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なんでもない。

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記したつもりが消えていくもの。
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#再会

白昼。

白昼。

 川沿いを歩いて、この場所まで来た。ここら辺ドラマの撮影にもよく使われるのよね。なんて独り言を呟いたら、急に右側の木がザワって揺れて、あの匂いを纏った風が全身を力強く、かつ優しくフワリと抜けた。

 背後に気配を感じて振り向いたら、彼がいた…。

『あ、昼間でも登場出来るものなんだ?』

「アハハ…まあね、第一声がそれ?」

『何時も夢の中でじゃない?それにメール中とはね…』

「僕が去った後、キ

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エフェクト。

エフェクト。

 「貴女も どうか お元気で」エフェクトしながら、脳内に流れる。

 たとえ血の繋がりがある関係でも、「時間」というものの前では無力だと、それを実感した。

 もう息子と私の「時間」が重なることは、二度と無い。

 喜びと哀しみの複雑に混ざってる涙の、色と味を知る。

 はたち過ぎたばかりでの結婚で、約10年後の離婚までに残ったものは何もない。厳密に言えば、失われたものの方が多いのだろう。息子を含

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名詞と動詞。

名詞と動詞。

やっぱり、「青み」よりだ。「青み」ががっている。
昨日、購入したガーゼケットを眺めて思った。
パープルが好きだ。紫陽花から、薄いライラックまでの色調は特に。

「色の青みって、冷たくて悲しさを感じる」と言ってた人がいる。わたしは、『そうかな?』くらいで、聞き流していた。その人は続けた。「暗闇でみる青みは、もっと暗さ、闇を感じるから怖い」と。
その人は亡くなった。

どんなに「狂気」に囲まれたとして

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