見出し画像

(I11) 1日の終わりに “まとめて日報を書く” 人が成長できないワケ by 中司祉岐 より抜粋加筆しました。

⑴ 日報を「鏡」として使うと、業務改善できる

以下の発想を持って、日報を書くべきです。
「自分の仕事の改善のために使う」


人がなにかを改善しようとする場合に、必要となるものがあります。
それは「鏡」です。

たとえば髪型を直そうとするとき、
鏡がなければなかなかうまくいきません。

でも、鏡があればうまく直せます。
その鏡のように、日報を活用するというわけです。


以下が私が考える日報の使い方の基本です。
①日報に自分の行動を逐一書き記し、自分の行動を客観視する
②どこをどう改善すべきかと考える


⑵ 1日が終わったあとにまとめて書いているのでは、
なかなか成果を挙げられない

いまの自分のちょっとした問題点を探して、
それらを改善していくほうが、確実に即座に、業績アップにつながるはずです。


しかし、「ちょっとした問題」について、
人はどんどんそれらの問題点を忘れてしまいます。

だから、日報は以下にすべきなのです。
「1日のうちに何度も何度もちょこちょこ書く」


⑶ 私は「PDCA日報」と呼ぶ日報の書き方にたどり着いた

前職である工務店の営業マン時代のこと。
当時、23歳だった私は、
「○○不動産で断られた」「△△不動産で断られた」と、営業の結果だけを日報に書いていました。

すると、上司から以下に指摘されたのです。
「なにを話してなぜ断られたのか、そこまで書かないと日報の意味がない」


当時、営業する先々で言われていたのが、以下。
「君は若いからちょっと不安だな……」

私は上司の指示どおりにそれを日報に書き込みました。


本来、営業で断られたというような嫌なことは、
人は自然にどんどん忘れていこうとするものです。

でも、日報に書き込んでいますから、目に入ることになる。
そして、対策を考えるようになるのです。


このPDCA日報を使ってやることは以下です。
「予習復習」

①以下の予習をして仕事に臨む
「今日はこういう1日を送る、こういうことをやる」

②以下の結果をその都度書く
「実際にどうだったのか」

③1日が終われば振り返り、つまり復習をする


⑷ 成功したときこそ、事細かく日報を書き込む

その復習の際、日報を書く際にも注意してほしいのが以下です。
①成功したこと
②それにまつわる「ちょっとしたこと」にも注目する


最初はなにが「たまたま」良かったのか気づいていなくても、日報にその都度書き込んでおけば、
「たまたま」の成功を積み上げるうち、成功したケースに共通する「たまたま」の存在に気づくはずです。

そうすればしめたもの。
その「たまたま」を明確な成功要因として認識できるのです。


すると、その後は「たまたま」ではなく、
「狙って」成功することができるようになります。

ビジネスにおいて大切となるのは以下です。
「成功の再現性を高める」

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp