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(E44) オフラインへの依存度が高かった在中国産業はライブ配信などの方法を利用してオンラインへのモデル転換を図っている-2 (2020.2.20) by 人民網日本語版 より抜粋加筆しました。

⑷ オフラインへの依存度が高かった産業はライブ配信などの方法を利用してオンラインへのモデル転換を図っている

①不動産分野では、
不動産コンサルタントがライブ配信パーソナリティに早変わりし、物件情報のライブ配信をして不動産を販売

②外食分野では、
イートインビジネスが打撃を受けたが、デリバリーはものすごい人気

多くのオフライン飲食ブランドが、
ライブ配信方式を選択して、ブランドイメージを形成し、感染対策期間に消費者の信頼を得ようとしています。

③観光分野では、
オンラインで観光気分が味わえる「クラウド観光」が流行し始めており、観光プラットフォーム上で旅行先のガイド情報や動画を見るのが人気


多くの業界のアナリストが以下の見方を示しました。
「今回の新型肺炎をめぐる状況は、
まるで外からの力に迫られて、社会や人々がデジタル経済を全方位的に受け入れ、デジタル経済の行動や習慣が育成されたようなものだ」


⑸ 新技術に支えられ、高度化と進化を迎える新業態

中央財経大学の孫宝文教授は、新型肺炎の事態が収束後、
「現代化ガバナンス」が「従来型ガバナンス」に急速に取って代わり、スマートシティの建設が加速していくと見ています。


たとえば、以下の各システム構築が加速されます。
①交通管理
②物流供給チェーン
③救急・災害対応
④情報トレーサビリティ

都市管理の全面的デジタル化が進み、データに基づいた主張・方針決定・管理が行われます。


都市管理と社会のガバナンスが、
従来の「フォーマット思考」から「ビッグデータ思考」へと進化します。

一部の都市では、AIに基づく災害予測を展開し、
ビッグデータを運用した感染状況の分析・研究・判断、感染対策の計画、都市間移動者のモニタリングも可能になるといいます。


⑹ 科大訊飛股社が気づいたこと

感染予防・抑制の期間に、
教育や医療、国家機関、プロバイダーなど多くの分野でAIにビジネスチャンスがあることに気づきました。

①教育分野なら、膨大な数の小中高校にスマート教育や遠隔オンライン教育のニーズがある。

②医療分野なら、治療に当たる場合に対面しないで診療する方法やスマート看護師の利用方法をどうするかなどの課題があり、
感染が拡大すれば、スマート医療の構築を強化するニーズがある。

③今回の新型肺炎はAIによる政務補助システムの発展を加速させ、
たとえばマスクの登録・割り当てシステムや、携帯電話網を利用した自動通報システムなどが急速に増加し、事態が収束した後には、電子政府に新たなチャンスが到来する。


今回の新型肺炎により、
スマートシティ構想が現実味を帯びてきます。

そこにはビッグデータと密接な関係があり、
多くの先進国に監視社会の到来を予感させます。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp