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(E10) 新型コロナは「働き方改革」の黒船、リモートワークで成果重視へ…労働者に厳しい面も by ©弁護士ドットコム株式会社 (2020.2.23)より抜粋加筆しました。

⑴ 新型コロナウイルスによって、多くの企業で根本から働き方を変えざるを得なくなってきました

ーー「業務の見直し」とは具体的に?

そもそも業務のあり方以前の問題が多い。
今の企業文化は「とりあえず来い」。
必ず午前9時に来ないとできない仕事って何でしょうか?

通勤ラッシュを避けるため「オフピーク通勤」を推奨している複数の企業で、「先輩より早く来い」という圧力があると聞いています。

これは本当に意味があることでしょうか。


ーー経営されている法律事務所では、業務を見直して、事務員のリモートワークを始められたとか

法律事務所の事務員って、リモートワークがあまり考えられてこなかったんです。

でも、いざ本気で考えると、
来客対応のお茶出しはペットボトルを用意すれば済むし、電話やメールも家で対応できます。
請求書発行や日程調整業務も可能です。


リモートが前提になれば、「機械化できる部分はないか」という視点が生まれてきます。

今まではなんとなく昭和の延長線で来たが、
リモートワークが進めば、徹底的に業務のムダを見直すインセンティブが発生するわけです。


ーー自宅を作業場にすると、環境を整えないといけない場合もありそうです

家庭のネット環境を整備したり、新たに子どもを保育園に預けないといけなくなったりという人もいるでしょう。

そのコストは企業がみていくべきだと思います。
それをしない企業は、労働人口が減る中、労働者から選ばれなくなっていくんじゃないでしょうか。

当事務所でも家庭ネットワーク構築費用の助成制度を始めました。


⑵ 労働者の監視はナンセンス

ーー会社からの監視が強まるのでは、という懸念をよく耳にします。リモートワーク中、社員にビデオチャットを常時起動させている企業もあるそうです

監視はナンセンス。
どれだけ労働者を信頼していないのでしょうか。

オフィスにいたって、席を立ってぶらついたり、コンビニに行ったり、タバコを吸ったりしています。
そんな細々とした時間は記録していないはずです。


ーー労働者にとってリモートは「バラ色」?

リモートが進めば、「時間よりも成果」で評価されやすくなるということです。

たとえば、「働いているふり」をしている人。
ネットサーフィンして仕事している風の人。

そういう人は、オフィスだと仕事しているように見えてしまう。
でも、リモートだと成果が何もないから、サボっているだけだと評価されます。


要するに「働きやすくなる分、成果は出せよ」ということです。
労働者には強い自律性が求められます。


生産性が高い人と低い人とで、賃金やキャリアの二極化が進んでいくことが予想されます。

オフィスは必要か?
タイムカードは必要か?
今後はJOB型の働き方社会になっていきそうです。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp