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(E14) 中国から配信! 新型コロナ、マーケティングへの影響 (2020.2.25) by 宣伝会議 編集部 より抜粋加筆しました。

⑴ GoodNewsFactory Shanghai Co., Ltd.

新型肺炎によって中国の生活が変わる中、
「中国における生活者の行動・習慣・価値観」の変化から、新しく生まれる社会のニーズを捉え、それに応えることが社会貢献であると考えています。


日本国内で新型肺炎による感染者が増え続ける中で、
「中国の変化や対策が日本においても役立つのではないか。
いち早く中国での先例を、経済的な打撃を受けつつある日本のマーケティングでも役立ててもらえたら」
という想いも込め、定期的にレポート配信を行っています。

本レポートは、過去の類似事例のスタディから、
1ヶ月先、2ヶ月先、さらに2020年通年での「生活の景色の変化」を予測したものです。


⑵ 上海では一般企業においては徐々に在宅勤務などで活動が再開

2月17日からは、
多くの学校でもオンライン授業を取り入れており、「リモート」が一気に生活に普及。

徐々に「在宅勤務」での活動が普及し、
Alibabaの「釘釘」・Tencentの「企業微信」のDL数が急増。

「釘釘」は、
いち早く「Online School」機能を無料化し、学校ではほぼデフォルトユースの状態になってます。


⑶ 2月21日には「14の省/自治区で前日の発症者がゼロ」

他各都市でも「前日比で減少」などの報道が出ており、生活者も「ピークを越えた可能性」を感じ始めています。

ただし、同日夕刻には山東省の刑務所での200名の集団感染が発覚するなど、依然として「2月末までが見極めに必要」という論調が多い。


⑷ 中長期で注目される「新たな市場の芽」、リモートエコノミー

在宅勤務/オンラインスクールは、
新型肺炎流行の収束後は利用率は減っていくものの、
既に必要なアプリや環境を整えた生活者が多く、「習慣」としてこれまでよりも根付いていくことが予想されます。


日常の行動の多くを占める「学校」「会社」の位置づけの変化は、
単にビジネスチャットアプリ市場だけでなく、他の多くの市場に影響を与える可能性が高い。

例えば、「職場としての自宅」となった場合、求められる家電の機能が変わリます。
自動車の存在意義が変わリます。
スキンケアやメイクの使われ方が変わっていきます。


中国において、
ホワイトカラー層で7割超が経験者とも言われる「副業」も、休業中の会社が多いことから更に水面下で浸透しており、
特に専門技能を持つホワイトカラー層の「人間関係」へのインサイトも変化していきます。

技術進化により、
「リモート」が実現可能だったことに気が付いた社会/生活者の、新しい行動に注目。


モバイルワークで、会社のオフィス賃料が個人の福利厚生費にあてがわれていくのでは?
❶自宅を一部屋広い家で借りる
❷自宅のネット回線を速くする
❸自宅のモバイルワークを強化

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp