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(F21) 「これまでも、これからも」700人が全員在宅勤務!その極意を社長が明かす (2020.5.3) by ツマミ貝依 より抜粋加筆しました。

⑴ フルリモートワークを6年前の創業時から実現し、現在は700人以上が働くキャスター社

24時間365日の在宅勤務で創業以来、増収を毎年続けており、中川代表は以下に話します。
「フルリモートは、出社させるよりもマネジメントしやすい」


⑵ キャスターのミッションは「リモートワークを当たり前にすること」

事業内容は人材事業運営で、
秘書・人事・経理などの業務をサポートするオンラインアシスタントをはじめとした15の事業を展開しています。

採用の段階からリモートで行われ、メンバーが出社する場や機会はない。


「フルリモートを創業時から貫いています。
従業員はライフスタイルや家庭環境もバラバラです。

たとえ、クライアントから『会って話を聞きたい』という要望があっても、お断りしています。
断りを入れること自体に苦労や不都合に感じたことはないです」


⑶ フルリモートのほうがマネジメントしやすい

業務のプロセスは以下です。
①問い合わせがあったクライアントに営業がビデオ会議ツールを使って商談
②契約が決まればオンライン契約ツールで締結

③フロントと呼ばれるポジションがクライアントとやりとりして依頼内容を詰めていく
④担当チームがつく

※ホラクラシー型組織:
役職や肩書をなくして、上司や部下といった上下関係が存在しないフラットな組織体制


「役職者は取締役とマネージャーの15〜20人で、
階層はほぼないに等しいフラットな組織が特徴です。

担当チームにはリーダーがいますが、あくまでも役割で、役職ではありません。

チームのコミュニケーションはチャットで行われ、
全体で数千あるうち、私は会社の重要なポイントとなるチャットに100弱入っています。

フルリモートワークでも、
チャットなどを活用すればいつでも業務状況を把握できます。
むしろマネジメントしやすいです」


リモートワークは、
「目が届かないのでサボるのでは」という懸念を抱かれやすい。

だが、キャスターではそういった監視を一切行っていません。


⑷ ネット上で監視せずに人事評価を下す方法

「仕事の様子を監視するのではなく、
時間と業務量を掛け合わせて稼働状況がわかるようになっています。

グループ内で、
Aさんは勤務時間中に80%稼働していて、Bさんは60%しか稼働できていない、といったことがわかるのでサボりは抑制されます。


どのような仕組みかというと、
クライアントの依頼内容に対して、過去の履歴や他の似たような案件を参照し、業務量を時間単位に落として料金を請求します。」


プロセスも数量化できれば、
より公平な人事評価ができるのでは、と考えます。

稼働の多くを数値で算出し、論理的な評価ができれば、
どうしても納得感の出ない「上司の好き嫌いによる人事評価」を減らせると信じます。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp