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(E57) 人事管理もAI(人工知能)の時代に?!HRテックとは? (2019.11.29) by sweeepマガジン より抜粋加筆しました。

⑴ HRテックとは

「HRテック」とはHuman ResourcesとTechnologyを組み合わせた造語で以下を言います。

①AIやビッグデータクラウド等を活用した採用育成評価配置
②従業員の健康管理を含めた人事労務管理業務の効率化と質の向上を図るサービス全般のこと

「HRテック」は、
採用・育成・評価・配属など企業の人事領域にITを取り入れたソリューションです。


⑵ HRテックでできること

現在の日本の中小企業では、人手不足が大きな問題となっています。

企業としても、
貴重な人材の社外流出や、採用時の人材のミスマッチをできる限り抑え、優秀な人材を確保しておきたいことでしょう。


Ⓐ在宅勤務者の勤怠管理

在宅勤務は、労務管理や人事評価の難しさが課題として挙げられることが少なくありません。

そこにHRテックを活用することで、人事評価の材料としての活用も可能です。
①従業員がいつ、どこでどのように働いているかを把握できる
②勤務中の実際の行動データや作業履歴を収集する
③在宅勤務者の勤務実態を可視化する


Ⓑ就活生のエントリーシートのコピペチェック

新卒採用を導入している企業の場合、
採用活動中に送られてくるエントリーシートから、志望動機や企業側からの質問への回答に、Webサイトから文章をコピペしていないか判別するために、HRテックを用いることができます。


Ⓒ退職の可能性の高い社員を予測

以下を機械学習でモデル化し、退職する可能性の高い社員を予測するという使い方もできます。
①社員の属性情報や過去半年間の勤怠状況
②異動の有無といった社内の人事データ
③退職した社員のデータ

AIが指摘した、退職する可能性の高い社員と面談する中で明かされた悩みに対応することで、離職を防げるようになった例もあるようです。


Ⓓ採用活動中の人材ミスマッチを防ぐ

例えば飲食店やコンビニエンスストアのスタッフ募集への応募者の中から、3ヶ月以上続けて勤務してくれそうな人を履歴書や質問への回答のデータから推測し、導き出すことが可能です。


⑶ HRテックはあくまで人事考課のツールの1つ

AIによる評価は、
客観的かつ公平性が保たれると好意的な見方もある一方で、AIによる判断に懐疑的とする見方もあるようです。

AIによる判断は、
膨大なデータを分析した結果であり信頼性が高いと言えますが、判断を下すまでの過程が不透明なためであると考えられています。

HRテックは、人事考課のツールに過ぎないと認識しておくことが大切です。


全員平等が好きな国民性を持つ日本人は、人を評価することが得意ではありません。

AIにより、
勤務状態や人事評価など社員の働きぶりをデータ化して、導き出された答えを元に最適なポジションを与え、社員に適切な評価を下せれば理想的です。

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp